『エンゼルギア天使大戦TRPG』リプレイ
第1話「羊たちの筺船」
●オープニングフェイズ
シーン1 あのあおいそらのように…
場所:某県
GM:
では、神無月浩太のOP、君はまだ瑞穂基地に来る前のことだ。
時間は朝、学校へ行く時間だ。
久遠(幼なじみ?):
「あさー、あさだよー。 ご飯食べて、学校いくよー」
CVは、國○田マリ子女史でひとつ!
爆笑
何故か、NPC(久遠PL)にチットが飛ぶ
ヒカリ(P):
まて、浩太は「戦災孤児」でかつ「故郷を失って」いるのでは!?
GM:
そういえばそうだった、(30秒考える)そうか、これは“幸せだった時間”の記憶なんだ。
じゃあ、ダーザインを「幼馴染みからの純愛」にかえてw
あと、ここで幼馴染みが“死ぬ”ので…その方向でよろしくw
※ここで、大幅に浩太の進行を変更する。
というか、全体の進行まで変えてしまったらしいのだが…いいのかGM!?
この瞬間、シナリオダーザインが「シュネルギアからの誘い」→「幼馴染みからの純愛」に変わる。
浩太:
マジデスカ!? こ、これじゃ…イツモと同じ展開に…
「うーん、もう少し寝かせてくれ…」
お約束行為に対し、チット配布でリアクションw
久遠(幼なじみ?):
「早く起きないと、ごはんたべる暇がなくなるよ!」
浩太:
「しょうがないなー」
もそもそと、着替え出す
アルフォンス(P):
あれ? この風景、どこかでみたような……
ヒカリ(P):
『ナイトウイザード!』だよ。
アルフォンス(P):
そうかー(なま暖かい目)
久遠(幼なじみ)←確定しました:
じゃあ、問答無用でその辺にあるモノを投げつける
「きゃー!! エッチ! ヘンタイ!!」
何故か、NPCも巻き込んで乱れ飛ぶチット
浩太:
じゃ、それがクリーンヒットして画面がフラッシュアウト
GM:
では、30分後……二人は通学路を走っている。走らないと遅刻だ!
浩太:
「どうして、いつも走らなきゃいけないんだ!!」
久遠(幼なじみ):
「浩太がいつも、あんなところで着替えするからでしょ!」
浩太:
「なんだよ、小さい頃一緒にお風呂に入った仲だろ!?」
久遠(幼なじみ):
では、顔を茹で蛸のようにして…
「それは子供の時でしょ!!」
浩太:
「へー、どこが変わったんだ?」
上から下にかけて視線を流す
爆笑
飛び交うチット
※お前は、どこのセクハラ親父だ朝倉悠よ。演劇仕込みのロールプレイとはいえ、自分が女だということを忘れていないか!?
GM:
では、空から「ゴォォォォォ」というかすかな音と…いくつかの飛行機雲がみえる
浩太:
「――――軍の戦闘機かなぁ。 …戦争、本当にやってるんだな」
久遠(幼なじみ):
「ほんと、実感無いよね」
GM:
そんなとき、「ゴォッォォォォ!!」という音が、天から響いてきた……
アニメにでも出てきそうな、鋼鉄の巨人が二機…縺れ合いながら空から降ってきた!
巨人は、頭部に付いている機関砲を打ち合う!
自分の体位のドラム缶……空薬莢が雨のように降ってくる!
縺れ合いながら近くの山に落ちた。
あまりの衝撃に、目をつぶり踞る……
――――数分後、辺りはしーんと静まった。
裕太:
ゆっくりと目を開きます。
GM:
戦闘は終わったようです。 ほっとして、辺りを見回しますが……
幼馴染みが居ません。
裕太:
………あ、そういえば幼馴染みに名前がないから呼べない。
全員:
あっ!?
※世界(シーン)に二人だけしか存在しない場合「あなた」と「自分」で呼称が事足りますからね☆
GM:
津田君、責任取って…名前考えなさい。
津田(P):
じゃあ……(人名辞典を繰り出す)、この青い空にちなんで、葵(あおい)で
裕太:
「おーい! あおいーー」
歩き回る。
ぴちゃ……
どうも、水たまりに足をつっこんでしまったようだ……
GM:
君は、ふとこう思う
(まてよ、ここ数日……雨なんて降ったっけ?)
裕太:
!!!
ゆっくりと視線を真下に下ろす……
それは……血で出来た泉だった……
そして、目の前に転がっている巨大な円柱から…紅い水はこんこんと湧き出していた…
裕太:
この瞬間…画面が、ネガ反転!
「う、うわああああああああああああああああっ!!!」
両手を頭に抱え…気が触れたように叫ぶ!!
一時間後……、戦後処理に来た『軍』の人間に僕は保護された……
――――病院に連れて行かれ、様々な検査を受けた(らしい)。
そして、検査の課程で……僕は、『黒い天使核』というものの保持者である事が判明した。
――――――僕は、葵を殺した人型機械のパイロットになる…
−エモーション−
久遠:
ところで、“MoE”って何の略? “もえ”って読めばいいの?
全員爆笑
GM:
モーション・オブ・エモーションの略。狙っているのだとは思うけど……
裕太:
なんか、すごいことになってませんか!?
とりあえず、「幼なじみからの純愛」を3Lvに成長
ヒカリ(P):
さすが、“お師匠”。 『金川マジック』の数段上をいくダーク&ドラマチック!
GM:
そりゃ、『金川マジック』は…元々、私の真似をして金川が編み出した芸法だから。
わ・た・しが、本家本元(胸を張る)
金川(P):
足りない胸を張っても無駄ですよ。 というか、よく“それ”で3人の子供を…(撲殺)
GM:
その口か! 乙女に対して失礼な言葉を吐く口は!!!
金川(P):
師匠、ギブギブ…! というか子供産んでたら、乙女m(沈黙)
GM:
よし、黙った。 あー誰か…金川のズボンのポケット探っておけ!
ヴォルフ(P):
ういーす
金川(P):
ああ、エッチ! 痴漢! 変態!!
ヴォルフ(P):
な、なんですかこれ!!!
――――出てきたのは、極細の針金を釣り糸のリールに巻いて、先端に釣り用の錘が付いた謎の物体だった。
GM:
やっぱり、暗器を持ち歩いてたか。 これは、危ないので没収!
TRPGに凶器は不要!!
金川(P):
ああ……我が流派(検閲)の最後の武器が……
GM:
まったく。こんなものを予想外の角度から投げられたら、危ないよ
金川(P):
(昔、不意打ちをかけて…条件反射だけで、“これ”を捌いた師匠もバケモノだと思うが……)
シーン2 黒服の死神
場所:某県
GM:
じゃあ。観世久遠のOP。
普段は何やってるの!?
久遠:
もち、アニメかゲーム、それもロボットもの!
爽やかイケメン系ロボットオタクなので!!
GM:
では、ゲームを堪能していると…母親が、やってくる。
「……久遠。『ミズホ軍』の広報の方がお見えよ」
微笑みを浮かべようとするけど、何故か泣きそうな顔に………
全員:
赤紙キターー!?
※一応、補足。「赤紙」とは、第二次世界大戦期に日本軍が、兵員不足に伴い、徴兵条件(兵役免除条件)を大幅に取り払い、強制徴兵を行った際に、各家庭に送った徴兵令状の事を指す。紙が「血税(血を以て支払う税)」を暗示する赤色だった事から、赤紙とよばれる。
ちなみに、広報担当官が一々各家庭にお伺いするような礼儀正しいことは(少なくとも一般家庭では)行われなかった。
久遠:
「何、軍の人ぉ!?」
ゲームを中断し、どたどたと駆けていく
ちなみに、純和風邸宅?
GM:
鬼の血を引くのって、かなり宮家に近い証だから。大名屋敷みたいな感じかな?
アルフォンス(P):
そんな邸宅の畳の上でロボットゲームに興じる鬼って…シュールすぎる……
純和風邸宅の中で、唯一の洋間……玄関横の応接室のソファーに数時間に一回はTVに姿を見せる“軍服”の男がいた。
そして、両親も……
GM(士官):
観世…久遠さんですね?
久遠:
「そうやけど」
GM(士官):
「細かい説明は後ほど持参致しました書類を見て頂くとして…。結論から申し上げます。
先日、学校で行われました検査の結果…ご子息に、『陽性』の反応が出ました。これにより、ミズホ軍規特例事項XX条に基づき、陸軍特務課所属の幼年兵として徴兵致します。この事項には、どのようなご身分とて“例外”は存在しません。」
両親は、さめざめと泣き出す……。
久遠:
「で、何? 俺、『合衆国』と戦争するの? 飛行機にでも乗れって!?」
GM(士官):
「――――詳細は、資料に載せてるが。勇ましい事だ。
君は、統一帝国軍『G3』に出向してもらい…“人間戦車”にのってもらう事になる」
久遠:
「えー! マジかよ!! あの新兵器に乗れるの!?」
GM(士官):
「その通りだ。 …君は千人…いや、万人に一人いるか否かの“適合者”だ。
納得してもらえたら、この書類にサインをしてくれ」
久遠:
「あー、ここね?」
小筆をとって…常人には読めない達筆でサインする
※久遠は、〈芸事〉を習得している。只の、ゲームジャンキーでない
GM(士官):
「これで、君は…軍人だ。 明日この時間に迎えに来る」
久遠:
「おっけー」
アルフォンス(久遠母):
「敵国語なんて使って……、悪い子ねぇ(よよよ)」
あまりの事実に、着物の袖をぬらす
久遠:
「母ちゃん何泣くんだ、俺選ばれたんだぜ!
まってな、俺が『合衆国』なんてやっつけてやるから!」
俺の心は、熱くたぎっていた。
ゲームの世界でのみ満たされていた願望が、現実になるのだ!
合衆国と闘うと言うより…人間戦車に乗れるという事で頭がいっぱいだった
シーン3 今必要な者
場所:瑞穂基地
GM:
では、アルフォンスのOP。
君が出向辞令をうけて、『G3』の基地に到着し、ヴィヴィリオ大佐に着任報告をするシーン。
アルフォンス:
「――――八島陸軍参謀本部より参りましたアルフォンス=五條大尉であります。
着任許可をお願いします。」
慇懃に敬礼
GM(ヴィヴィリオ):
「五條大尉の着任を許可する。 …ようこそ『瑞穂基地』へ。」
履歴書をみながら
「――――君は、ずいぶんと優秀な人材らしいな。」
分厚いファイルを更にめくる
アルフォンス:
「大佐は、小官を買い被りすぎです。」
敬礼を下ろす。直立不動で立っている
GM(ヴィヴィリオ):
「皇家や財閥の出自でもないのに、その年で尉官…。上層部も買ってるようだ…」
更に頁をめくる
「……そして、敵も多いようだな。
――――ここに来たのは、『上層部から密命を帯びて』なのか、それとも『左遷』かね」
アルフォンス:
「――――大佐のお好きにお受け取り下さい」
GM(ヴィヴィリオ):
「私の完全な指揮下に入れと言うのも酷だな話だろう。当座の君の立場として副司令付参謀を命じる。 ……端菱中佐、お入り下さい」
アルフォンス(P):
GM、中佐だけどさぁ…私が参謀本部に入り立ての時に教育担当だったと云うことにしてもらえませんか?
GM:
りょーかい、りょーかい。 君は、昔から自分を追いつめるのが好きだねぇ
アルフォンス(P):
HAHAHA、ゲームの中位…バクチをうたせてくださいよ
GM:
で、だれか中佐やって☆
ヴォルフ(端菱中佐):
あ、俺やります!
「端菱中佐、入ります。 ……おお、五條君じゃないか!」
(我らが)ヴィヴィリオ大佐への挨拶もそこそこに君の方にかけよって両肩を抱きます。
「――――しばらく会わぬうちに、立派な益荒男になったじゃないか!
儂は、この再会を心から軍神に感謝するぞ!」
齢六十前、その年ながら筋骨隆々の老漢が、感激を表しながら駆け寄り、“あつく”抱擁します!!
久遠(P):
(がくがく)あの…“あつく”って……『熱い』と『暑い』のドチラでしょうか……
ヴォルフ(P):
PLの脳内妄想で補完してください(おいおい)
アルフォンス:
「中佐には、その節は大変なご迷惑をおかけしました。
中佐のお計らいで、本国外周域の結界調査隊での任を終え、こちらに出向となりました。今後とも宜しくご教授をお願い致します。」
敵が多いと云うことらしいので、陰謀で謀殺されそうになったところを、中佐の計らいで、海軍に出向し、数年かかる遠洋調査団に紛れ込ませて貰い(要は国外逃亡でほとぼりを冷ます)、ここの勤務になったということで
ヴォルフ(端菱中佐):
「いやいや、君のような有望な人材を潰すのは国家の損失と思っただけだ。
これからも期待するぞ。」
高らかに、大名笑いします。
GM(ヴィヴィリオ):
「中佐、ほどほどに…」
ヴォルフ(端菱中佐):
「いや、すまぬのう」
GM(ヴィヴィリオ):
「お二人にご足労願ったのは、他でもない……。大尉には着任早々で申し訳ないが…、早速任務に就いて貰う。
日本海T山湾沖に極秘建造されている工業プラント“海蛍”で新型兵装の実用試験を行う『新型試作機』が完成という報告が、たった今届いた」
ヴォルフ(端菱中佐):
「おお、ついにあれが完成しましたか!」
GM(ヴィヴィリオ):
「今日明日中に、新兵器に適正のある新兵が到着する。貴官らに、新兵達を引き連れ、新型を受け取りに云って貰いたい。
これは、新兵の教練と、現地での最終調整・機体の使用法の受講も含むものである。
出発日時は、3日後の午前6時とする。」
アルフォンス:
「五條大尉、命令を受理しました」
GM(ヴィヴィリオ):
「端菱中佐は退出してよい。 五條大尉には、着任に際し二三伝えなければならないことがある。」
ヴォルフ(端菱中佐):
「それでしたら、自分も……」
GM(ヴィヴィリオ):
「中佐、同じ佐官同士でも分は弁えて頂かないと困ります」
ヴォルフ(端菱中佐):
では、憮然と退出する
GM(ヴィヴィリオ):
しばらくの沈黙。そしてヴィヴィオ大佐は口を開いた
「さて、君は…『G3』の“人間戦車”についてどの程度知っている?」
アルフォンス:
知識は自由でいいのですか?
「動力が『天使核』と呼ばれる、謎の物質で稼働し…超音速で飛行し、その際に発生する領域が俗に呪術と呼ばれる力以外をほぼ無効化するということ。
この期待は、“適応者”にしか操縦できないと云うこと。その者も『天使核』保持者であること。
――そして、“適応者”は14歳……例の喇叭事件の年に産まれた者に統計上集中している。 …それ位です。」
GM(ヴィヴィリオ):
「それだけ知っていれば上等だ。 要は『合衆国』…“天使”は、呪術や心霊の類…つまり『対天使兵器』を用いねば傷を付けることが出来ず、それを効率的に扱えるのは“人間戦車”だということだ。」
アルフォンス:
「………」
GM(ヴィヴィリオ):
「君を、当基地に招聘したのは他でもない。
――――私は司令官という立場上、ここを動くわけにはいかない。君には新型機の戦地運用/実験を目的とする『第13実験部隊』の現場指揮を一任する」
アルフォンス:
「――――それは、上官である中佐への越権行為となります」
GM(ヴィヴィリオ):
「中佐は、対天使戦を体験したことがない。
…君は、結界調査隊所属時に『対天使装備』の配備無しで『天使』との交戦をしたという記録があるが?」
アルフォンス:
そうなのですか!?
「――見つかったから、弾幕を張って逃げただけです。戦闘と云うほどではありません」
GM(ヴィヴィリオ):
「――――結論から云おう。本作戦は、『合衆国』との交戦が予想される」
アルフォンス:
「『結界』が100%稼働している日本海側で、ですか?」
GM(ヴィヴィリオ):
「先日、プラント近海から不振な光が見かけられたという報告が入っている」
写真を1枚卓上に出す。そこには、船舶の探照灯だと思われる光が数個写っている。
よくみると、上空にも星とは違う光が複数機写っている
アルフォンス:
「――――船舶の光ですね。航空機が在ると云うことは…航空母艦だと推察します」
GM(ヴィヴィリオ):
「流石だな。
……詳細を説明する。当作戦は、大型輸送機“ホルテン”を使用し…航空母艦数隻が潜伏する海域を突破し、プラントより新型機を持ち帰ることである。」
情報将校でありながら、対天使戦戦闘経験を持つ前線参謀官:アルフォンス=五條。最初に与えられた任務は、未訓練の新兵を率い、敵中に突入にそこから新型機を持ち帰ることであった。
−エモーション−
アルフォンス:
パトスを払って、端菱中佐の感情を「師弟関係」にします!!
で、今来たパトスで……4Lvまで上昇(おいおい)。
次に、ダーザイン「ヴィヴィリオ大佐からの有意」を2Lvで取得
全員:
おおー!
シーン3 渡された鎌
場所:瑞穂基地
GM:
長くなったから…舞台は引き続きだ
アルフォンス:
「疑問点が2つ。 質問してよろしいでしょうか?」
GM(ヴィヴィリオ):
「許可しよう」
アルフォンス:
「一つ、『結界』が張られている以上、呪法船以外で近海に侵入できる方法は有り得ないはずです。 それも、日本海側に……大佐は何かご存じでしたら、作戦の参考にできると思います。」
GM(ヴィヴィリオ):
「君は、呪法船と結界が絶対だと思うのか?」
アルフォンス:
「――――完璧なものは存在しないとは思います。 ただ、例の3発の呪法弾道ミサイル以外に、結界を貫通した例はありません。
故に、私の知識では予想が立ちません」
GM(ヴィヴィリオ):
「成る程、私見は挟まないか。
君は、沿岸の結界調査船にしばらく乗っていたから詳しいだろう。
呪法船団による大陸との海上輸送の成功率はどれくらいだと思う?」
アルフォンス:
「正確な数値は解りかねますが、成功率は低いはずです」
GM(ヴィヴィリオ):
「だとするならば、捕獲された呪法船が数隻くらいあったとしても可笑しくはないだろう?」
アルフォンス:
「――――成程。
次に、新型試験器の教練もかねて新兵を起用すると云うことですが…、旗艦運用スタッフも新兵なのでしょうか?」
GM(ヴィヴィリオ):
「重要任務に際して、新兵だけを放り込むほど愚かではない。 ギアドライバーの内1名は、ベテランパイロットを配属する、オペレーターも選りすぐりの者を廻そう」
アルフォンス:
「感謝します。
――最後に、端菱中佐は『交戦の可能性』ご存知ないようですが?」
GM(ヴィヴィリオ):
「その通りだ。 彼が知ってどうする」
アルフォンス:
「………指揮官が現状を把握しているか否かは、戦局を左右します。先ほどからの発言から推察すると、私が中佐に言上するのもタブーの様子」
GM(ヴィヴィリオ):
なんか、当初の“無能”な将校でなくなってきたなぁ……ではこうしよう
「――――彼は、ここに必要な人材ではない。」
アルフォンス:
「大佐に言上いたします。 端菱中佐は、客観的に見ても…人望、戦術眼、判断力……そして何より人格において、八島陸軍有数の傑士です。」
飛び交うチット
ヒカリ(P):
なんか、大佐がすごくクールで悪人だ!
GM(ヴィヴィリオ):
「…『八島陸軍』ではどうか知らないが…ここは『G3』であり、対天使戦の最前線だ。
情や徳、そして精神論で人を動かす『カリスマ』は必要としない。
今必要なのは、効率よく味方を殺し…損失よりも多くの敵兵を殺せる『死神』だ」
アルフォンス:
「…………」
無言で鋭い視線を向ける
GM(ヴィヴィリオ):
「…結論を云おう。当作戦の最優先事項、新型試験機の確保だ。ギアドライバー、搭乗員全ての命も優先順位は機体の確保以下だ」
アルフォンス:
「――善処します。 機体の確保が不可能と判断された場合の指示は御座いますか?」
まさか、貴方が…『根性で持ち帰れ』という先ほど貴方が否定した精神論を持ち出すはずはないでしょうという意味も含め…
GM(ヴィヴィリオ):
「…新型機を爆破の後、工場プラントを含めて自沈せよ。痕跡は一切残すな!
尚……機体の設計図と今までの研究記録は…ここにある。」
幾重ものノックのかかった、一番上の引き出しをあける。中には、Diskが数枚。
「―――君が失敗すれば、戦局を動かせる可能性を秘めた機体の実用が数ヶ月遅れる。
……こちらで、一から製造しなければならないからな」
つまり、別に失敗してもいいわけだが…成功すれば、実験機を直接運用できてすごくラッキーというわけだ。 …つまり、そういうことなのです。
アルフォンス:
「成程。 大佐の期待に添うために、一つ頂きたいものがあります」
GM(ヴィヴィリオ):
「取引か。 あまり賢い選択ではないな」
アルフォンス:
「取引ではありません。 作戦を潤沢に進めるための、手続きです」
GM(ヴィヴィリオ):
数秒目を瞑り
「―――聞こう。君は何を望む?」
アルフォンス:
「有事における、今作戦での指揮権の委任状」
飛び交う、チット
GM(ヴィヴィリオ):
「―――無理だ。『八島軍』の軍律を超える手続きには時間と手間がかかる。
“どの程度の才能”か解らない君に、其処まで投資をする有効性は見いだせないな、アルフォンス=五條大尉。
“今の”私が君にあげられるとすれば………」
二番目の引き出しを開ける。そこに入っていたのは……モーゼル・ミリタリーモデル
「――――これをくれてやるくらいだ。」
卓上を流すように、君の方へ渡す
アルフォンス:
「小官は、自分が何処までの事が出来るか、何が足りないかは…弁えているつもりです」
一瞬だけギリッと歯を噛み、受け取る。
GM(ヴィヴィリオ):
「用が済んだなら、下がりたまえ。私もそれほど暇ではない。スタッフとの引き合わせは3時間後だ」
アルフォンス:
くるりと、振り向き……数歩歩み背中越しに語りかける。
「小官の分析では、現状での作戦成功率は3割です。 …もちろん、1分でも高めるよう善処は致しますが……」
GM(ヴィヴィリオ):
「ならば、君と配属されたスタッフははそれだけの人材だったということだ。
その程度の人材ならば…特に惜しいとも思わない」
アルフォンス:
振り向かず、立ち止まり……
「――――“俺”に、少年達を生贄にしろということですね」
押さえていた、“自分”が殻を破って飛び出す。
再度、巻きまくられるチット
GM(ヴィヴィリオ):
「言い得て妙だ。さながら君が乗るのは『羊たちの筺船』といった所だ。
――――君が、私の予想以上の活躍をしてくれることを期待する」
シーン:4 羊飼いと羊
場所:瑞穂基地ブリーディングルーム
GM:
では、登場はヴォルフとヒカリ。君たち二人は、ヴィヴィリオ大佐に呼び出される。
ヒカリ:
「川瀬、入ります。」
盲目なので、杖を片手にしている。
ヴォルフ:
「……ウォルフ少尉、入ります」
機械のように、敬礼
GM(ヴィヴィリオ):
「貴官ら2名は、3日後“ホルテンXXHB”2番機に搭乗して機密任務に就いて貰う」
ヴォルフ:
「指揮官と同乗者を知りたい」
といいつつも、余り興味なさげに
GM(ヴィヴィリオ):
「指揮官は、端菱中佐。副官として本日着任した五條大尉が指揮を執る。
他に2名ギアドライバー候補生が乗艦、貴官らには通常勤務の他に、新兵の教育も担当して貰う」
ヒカリ:
「新しい人の指導…私がですか?」
GM(ヴィヴィリオ):
「そうだ。年は君たちが一番近い」
ヴォルフ:
「……余り興味がない。 俺の邪魔さえしてくれなければいい」
ヒカリ:
「ヴォルフ君、これから一緒にやっていくのだから…そんなこと云っちゃダメだよ!」
ヴォルフ:
「俺には関係ない……」
GM(ヴィヴィリオ):
「では、五條大尉を紹介する」
アルフォンス:
あ、何…こちらも出るの? では、促されて入室する。
「アルフォンス=五條大尉だ。宜しく頼む」
室井管理官ばりに、ジロリと二人をみる
ヒカリ:
「川瀬ヒカリです。五條大尉、よろしくお願い致します」
握手を求めます
アルフォンス:
それには、握手で応えます。
ヴォルフ:
俺は、斜に構えて何もしないのでヨロシク
基本的にツンデレなので(何)
乱れ飛ぶチット
浩太(P):
男のツンデレって何だーーー(笑)
久遠(P):
し、しらん……“薔薇”の世界には興味ないから
さらに、撒かれるチット
ヒカリ:
「ヴォルフ君もちゃんと挨拶しないとダメですよ!」
前屈みになって、指を一本立てる
ここでまた乱れ飛ぶチット
ヴォルフ:
「――Wolf=Mondlichtだ。」
ヒカリ:
「済みません、彼…恥ずかしがり屋なんですよ」
浩太(P):
ここでツンデレ属性なんですよといったら、ギャグですね(笑)
というか、倉田さんの“先輩”プレイ、金川さんの“先輩”よりもえますね。
アルフォンス(P):
な、なんだとー!?
ヒカリ(P):
俺、金川と違って、プライド高くないから……。
勝つ為には手段を選ばないよ
アルフォンス(P):
この、厨め……
※金川の先輩プレイは…『ナイトウイザード!』第二期にて演じられます。
(このあと、N◎VAリプレイかいて…そのあとだから…だいぶん先だなぁ)
ヒカリ(P):
本当は、もっと精神年齢幼くしたいのだが…そうすると、セラピアと性格被るから…癒し系で我慢した。
※どうも、マジデ倉田水脈は…『○NE』に出てくる盲目の先輩をするつもりだったようだ……
GM(ヴィヴィリオ):
「川瀬少尉は、視覚に障害があるが、エーテル感知に優れており、“天使反応”をレーダーよりも早く感知できる、当基地有数の『管制官』だ。
ヴォルフ少尉は、幼少期からギアドライバーとして、“人間戦車”に搭乗しているベテラン級のパイロットだ。
――――少数ながら、ライトスタッフは用意した。後は、大尉のお手並みに任せる。」
ヒカリ:
「あの…指揮は、端菱中佐では?」
GM(ヴィヴィリオ):
「中佐は多忙だ。従って、五條大尉が実質的な指揮を執る。
尚、新規ドライバー候補生は、本日午後3:00に到着するという連絡が届いた」
そういって退出
アルフォンス:
「――――そう言うことだ。
中佐と比べれば到らない点が目立つと思うが、宜しく頼む。
出航まで本日含めて3日しか時間がない。必要な準備は此方が全て引き受ける。調達が必要な物資や機材がある場合は、申告してくれ。
……後、候補生の世話は君たちに任せる。不慣れな所に連れ込まれて不安になっているはずだ。少しなら羽を伸ばさせてもいい」
子供(ボーイズ&ガールズ)になんて、構ってられないぜと言う風に事務的に言い放とう
裕太(P):
うわ、金川さんらしくない!!
撒きまくるチット
ヒカリ:
だが、その程度だ。
「大尉は、お優しいんですね。」
にっこり微笑む
アルフォンス:
くっ……そう来るか!?
「――――大人をからかうのは、いい加減にしたまえ」
ヴォルフ:
「物資を担当してもらえるなら、1つ用意して欲しいものがある。
――――追加武装で、面制圧ができる装備を用意して欲しい。
種類は問わない。」
アルフォンス:
「考慮しよう。 (内線をとって)……陽霊子砲を一門、“ヤークト”に装備してくれ」
〈神の舌〉〈陳情〉で、ロゴス5点使って………12成功
シーン:5 天より降りしもの (測定数量/B:86(D))
場所:瑞穂基地ブリーディングルーム
GM:
では部隊は、瑞穂基地。
二台の黒塗りセダンが、車止めに停まる。
登場は、浩太と久遠。他の人は自己申告
浩太:
先日目の前で起きた“幼馴染み”の死から立ち直れず、落ち込んだ感じで…黒服の言葉に言いなりになってます。
久遠:
「よう、アンタも…“適応者”か? 俺は、観世久遠。よろしくな」
勝手に親しげに、肩に手を回す
浩太:
「――――うん」
久遠:
「なんでぇ、なよっちーなー。 これから、一緒にあいつ等の言葉で言うところの“Fuck’n-States”をギタギタに倒さなきゃいけないのに、そんなしょぼくれててどうすんの?」
全員爆笑! そして、乱れまくるチット
アルフォンス(P):
フ、フレメタルジャケットネタか…(爆笑)
ヒカリ(P):
確かに…“Fuck’n-Ameri○an”と呼ぶわけにもいかんしなぁ
GM:
ミッキーマウスマーチの変わりってなんなの?
アルフォンス(P):
国民的マスコット……とりあえず『めざせ、○ケモンマスター』くらいで……
−閑話休題−
浩太:
「――――君は……」
久遠:
「俺は、久遠! 名前でちゃんと呼びぃや」
浩太:
君は、どこの方言を使って居るんだ!?
「――――久遠は。闘うことが、好きなんだね」
久遠:
「おう! 世界の平和を守るなんて格好イイやろ!」
浩太:
「――――僕は、あまりすきじゃない。」
君は、戦争を知らないんだって眼差しを向ける
久遠:
「辛気くさい奴ちゃなぁ。最近のゲームやアニメの主人公みたいや」
爆笑と共に乱れ飛ぶ、チット
浩太:
「………」
手をふりほどき、さっさと中に入っていく。
GM(黒服):
「入ったらすぐの階段を登れ。2Fの第一会議室で入隊手続きを行う」
浩太:
聞いているのか、どーなのか無反応のまま中に入って…階段に向かう
ヒカリ:
待っていたぞ(何)
ではそこで、登場!
階上から杖を手に現れる…。そして、杖を段差に突き損ねて…落ちる!
目標は、裕太!
GM:
ヒカリは判定要らないな。回避するなら、〈運動〉か〈回避〉で1成功
浩太:
ここでやったら、“ヘタレ”か“ギャグ”確定だよ!
………マトモに潰される
※それをヘタレと云うのではないのか? “勇者”朝倉悠(♀)よ……
ドサササササ………
ドシャッツ
階上から飛び込んでくる、人影…受けようとして…勢いに負けて床に倒れ込む。
むにゅう
背中に衝撃の後、顔にものすごく柔らかい感触がおしつけられる
ヒカリ:
「えええーーっと、ごめんなさい。 だ、大丈夫ですかー?」
浩太:
「もごもごもごもご」
ヒカリ:
「あ、あの……もしかして……怒ってますか?」
浩太:
「ふがふがふが」
ヒカリ:
「あ、あの……」
久遠:
そこに現れる
「あーい、一人で先に行くなー。 おおぅ!?
何か羨ましいことしてるわーっ!!!」
駆け寄って、野獣に抱きすくめられている淑女を起こす。
「(ものすごく格好をつけて)――――お嬢さん、大丈夫ですか?」
ヒカリ:
「あ、あのー……何方ですか?」
久遠:
「(ものすごく気障に)何、通りすがりの者です」
ヒカリ:
浩太に馬乗り状態で、久遠の方をじーっとみる
「すみません、私…目が見えないの。近くに杖があるはずなので拾って頂けませんか」
久遠:
「(胡散臭いくらい紳士っぽく)あー、これですね。手をお貸ししましょう、美しいお嬢さん」
ヒカリ:
「そういわれても困るなぁ。私、自分がどんな顔なのかも解らないんだから……」
浩太の方に
「あのー大丈夫ですか……」
久遠:
「ああ、こいつは放っておいても大丈夫ですよ。 それより、お茶でもどうですか」
エスコートをしようと
ヒカリ:
「ごめんなさい。これから、部隊に入隊する2人を迎えに行くんです」
久遠:
「あ、それ…俺とこいつ」
ヒカリ:
「ああ! そうだったの!! 私は、川瀬ヒカリです。二人より1年先輩なんだけど、よろしくね」
久遠:
「ヒカリさんですか。美しい名前ですね。俺は、観世久遠。 で、このモヤシみたいなのが……」
ヒカリ:
「神無月浩太君ね。」
GM:
そろそろ、天国から還ってきてくれ(笑)
浩太:
「うーん。」
ヒカリ:
「ご、ごめんなさい……怪我とかないですか」
浩太:
「あ、いや…大丈夫ですけど……」
久遠:
「よう、気が付いたか。この美人さんは、川瀬ヒカリさん。俺たちの先輩や」
浩太:
「貴方も…“人間戦車”に乗るのですか……」
ヒカリ:
「うーん。私は、適正がないから……でも、『管制官』のまねごとはしているよ。
さ、早く行かないと集合時間におくれるよ☆」
−エモーション−
ヒカリ:
二人のダーザインが欲しいのだけど
久遠(P):
じゃあ、一目惚れでw
浩太:
なんだろう。気絶してたしなあ……
※この辺が、「ダーザイン」の難しさ。“相手が自分をどう思っているか”なので、相手が意識してくれないと、新規習得が出来ない。 この人間関係を、ポンポン変化させる辺が、ルールは同じでも『トーキョーN◎VA』と違う(何)
ちなみに、自分の意志で相手の感情を変えられるって……(相手の同意はいるが)