罪・烙印の解説
“認知者”は3つの罪と証である<烙印>を背負っております。
1.ストライダー
──汝、何者にも縛られぬ自由なる風なり
一ヶ所に留まることが出来ない罪。自由の代価として安定を得ることが出来ない。
<烙印:虚空の烙印>
虚空の烙印を使用することで、いつでもシーンから退場したりシーン中の好きな場所に登場することができる。これは物理的にどんな状況であろうと烙印以外で阻害されることはない。
2.マギウス
──汝、世界の理を紡ぐ賢者なり
選ばれた血統と、定められた理論をもって世界の法則を紐解き、結び直すことにより〈魔術〉と呼ばれる特別な力を操ることが出来る。
<烙印:爆散の烙印>
爆散の烙印を使用することで好きなエンゲージ内の全員に3D6の実ダメージを与えることができる。
このダメージは特技などで減らすことは出来ない。
3.グラディエーター
──汝、万騎をなぎ払う血塗れの槌矛なり
戦士として産まれ、戦場の中で生き、戦場で死す定め。その罪故に、好むと好まざると闘争の中に身を置くこととなる。
<烙印:憤怒の烙印>
憤怒の烙印を使用することで、白兵攻撃のダメージを+5D10することができる。
4.マローダー
──汝、最も公平なる告死の使者なり
命を刈り取ることしかできない鋭き刃。その罪故に他者に死を運ぶことでしか物語を終結させられない。
<烙印:殺戮の烙印>
殺戮の烙印を使用することで攻撃はシーンに登場する敵全員を対象となる
5.ドール
──汝、放逐されし出来損ないの神なり
【神】となるべく古代人に造られた数多の人形の一つ。その内一体が神として選ばれた為、捨てられた存在。その罪故に、何人よりも真に愛されることは適わない。
<烙印:不死の烙印>
不死の烙印を使用することで、自分の死亡や気絶を解除し、完全回復する。
6.フォートレス
──汝、万難より他者を守る不落の要塞なり
愛、忠誠、信念…様々な理由のため、自分の身を盾として誰かを守ることを選んだもの。その罪故に、誰かのために死なねばならない。
<烙印:無敗の烙印>
この烙印を使用すると、対象が受けた攻撃を完全に無効化する
7.クリムゾン
──汝、驕った故に滅んだ創世者の末裔なり
“唯一神”と“ドール”を創成した、古の民の末裔。血液を飲むことで神とも魔とも呼べる程の異形の力を行使することが出来る。その罪故に、他の民より“吸血鬼”と蔑まれる。
<烙印:創世の烙印>
創世の烙印を使用することで、自分の心理世界を創り出し、全ての判定にダイスボーナスを2個得る。
この効果は5ターン続く。
8.アルテミス
──汝、闇夜を切り裂く一条の流星なり
他者より鋭い五感を持ち、誰よりも弓に長ける者。その罪故に、知らぬうちに他者の心を傷つける。
<烙印:浄化の烙印>
浄化の烙印を使用することで、射撃攻撃のダメージを+5D10することができる。
9.アトラス
──汝、見えざる頂を目指す求道者なり
心身共に悟りの極みを目指す者。修練の結果、力を得るがそれは二次的なものに過ぎない。その罪故に命尽きる瞬間まで理想の追求を続けなければならない。
<烙印:苦難の烙印>
攻撃を受けた際に苦難の烙印を使用することで、自分が受けたダメージと効果を相手にもあたえる。
10.ハウンド
──汝、悪徳を断ち切る断罪の牙なり
悪人の首に振り下ろされる断罪の剣、或いは獲物を追い続け喉笛に食いつく猟犬。この狂った世界の闇を振り払う存在である。その罪故に誰かを追い続けねばならない。
<烙印:束縛の烙印>
束縛の烙印を使用することで、相手はそのターン中、一切移動が出来なくなり全ての行動の達成値を−10する。
11.ダイダロス
──汝、世界の闇に灯を点す一本の松明なり
賢明なるもの、学識在るもの、魔術に頼らぬ技術を行使するもの。時代の先を行く技術と理論を開発した故に魔法使いと呼ばれる者達、その罪故に貴方の理論と技術は誰にも現実味をもたれない。
<烙印:英知の烙印>
英知の烙印を使用することで一人のキャラクターに対して一つ真実を問うことができる。問われたキャラクターは必ず正直に答えなければならない。
12.チャリオット
──汝、連理を唄う比翼の鳥なり
相棒とも恋人とも半身ともいえる、乗騎と共にある者。己が乗騎は語らずとも思うだけで自らの足のごとく戦場を駆け抜け、誰もその疾駆を止めることは出来得ない。その罪故に、貴方の歴史は相棒の死と共に終わりを告げる
<烙印:心友の烙印>
心友の烙印を使用することで、貴方が所持している騎乗動物を完全回復し好きな位置に登場させられる。
13.シェイド
──汝、孤独に微笑む天上の月光なり
見えざる者、知られざる者、潜む者。つまりは闇の象徴。誰にも知られる事無く闇に独り在る者。その罪故に、貴方は歴史の正道に名前を残せない
<烙印:夕闇の烙印>
夕闇の烙印を使用することで、瞬時に姿を隠す事が出来る。これは何かしらの行動を起こすまで、誰にも見つかることはない。
14.クルセイド
──汝、滅びし神を信奉する気高き愚者なり
滅びし神を信奉する敬虔なる神の使徒、或いは神の死を知らぬ愚者である。
いづれにせよその信仰心にて奇跡の力を扱えるようになった。その罪故に、世界の真実を知ったときに貴方の全ての信念は砕け散る。
<烙印:盲信の烙印>
盲信の烙印を使用することで、神の名のもとにシーン中の全てのエキストラと
トループを支配下におき、命令を下すことができる。
15.ジョーカー
──汝、口舌にて人の魂を操る人形遣いなり
言葉を巧みに操り、人を動かす技に長けた者である。貴方の視線・言葉・表情一つで、人を笑わし、惑わせ、死にすら追いやる。その罪故に、貴方は自らの言葉で死する原因を招く。
<烙印:偶像の烙印>
偶像の烙印を使用することで、相手に敵や味方の幻を被せ、攻撃の対象を無理矢理入れ替えることが出来る。
16.ヴァルキリー
──汝、無明の闇夜を照らす導きの星なり
貴方は狂った世界で唯一の精神的な支えである。古来より英雄には自分の進む道を示す助言者がいた。
貴方もそのような助言者の一人である。その罪故に、貴方のなし得た偉業は貴方の名前では歴史に残らない。
<烙印:仮初めの烙印>
仮初めの烙印を使用することで、対象の一度使用した烙印をもう一度使わせることができる。
17.イノセンス
──汝、万人に愛されし大地の嬰児なり
貴方は赤子のように無垢な存在である。貴方のその笑顔は人々の心を癒す。貴方は無力である代わりに、何人たりとも貴方を傷つけることは出来ない。その罪故に、あなたは利害得失を理解できない。
<烙印:再生の烙印>
再生の烙印を使用することで、自分以外のキャラクターの死亡や気絶を解除しLPとSPを完全回復する。
18.グノーシス
──汝、失われた禁忌を紐解いた異端の咎人なり
貴方は教会から異端とされた魔導と呼ばれる魔法を研鑽する異端者である。貴方は自分の意志か、やむを得ずか、全く何も知らないか…とにかく運命の悪戯で、神以前に存在した“限りなく神に近い存在”と対話しその使徒を召喚することが出来る。その罪故に、既に貴方の魂は異端の神に捧げられている。
<烙印:大罪の烙印>
大罪の烙印を使用することで、使用された烙印の効果を一つ打ち消す事が出来る。
─.パイオニア
──汝、歴史を揺さぶる一陣の嵐なり
常識を覆いし偉業をなしえる時代の先駆者であり指導者である。それは多くの賛同者を得るが、同時に多くの憎しみも身に受ける諸刃の剣。既存を打ち壊し消えていく大嵐そのものである。
その罪故に、貴方は大切なものに裏切られ無念の最期を遂げる。
<烙印:裁定の烙印>
行為や信念1つをこのアクトの間、常識として万民に認め広める事が出来る。ただし、この常識は烙印を持つ者には効果を表さない。
─.パラサイト
──汝、剣に魅入られし鮮血の奴隷なり
魂の相棒ともいえる、“魔剣”を手にしているもの。“魔剣”は神とも悪魔ともいえる力を貴方に与えるが、力を振るうほどに貴方の魂を蝕む。その罪故に、貴方の未来は死か剣の奴隷の2つしか用意されない。
<烙印:浸食の烙印>
この烙印を使用することで全能力値を+5することができる。ただし、この烙印を使用した瞬間と毎ターンの始めにCPに1D6のダメージを受ける。この効果はマイナーアクションを使用することで解除できる。また、能力値が増えても副能力値は変化しない。
─.テスタメント
──汝、歴史を動かす運命の歯車なり
世界に選ばれた“歴史の象徴”。貴方の行動で歴史が動き、その死を持って時代が変わる。その罪故に、貴方に自由意志はなく歴史のために生き…そして死なねばならない