■リサーチフェイズ
シーン4:クグツ
場所:土屋流道場
舞台は『土屋流道場』。
薄暗い板張りの道場に主計が立ち入ると師範代の一人、山本リョウジが悠然と立っている。
道場に踏み込んだ直後、リョウジがサメのように嗤い……
RL(リョウジ):
「──渡辺主計四段。 お前は段位剥奪だ」
主計:
HAHAHA、そうきましたかw
「えっ!? ど、どういうことですか?」
RL(リョウジ):
「お前、人を殺したな。我が流派は振わぬが身上」
主計:
「い、いえ、それは── 謹んで、段位を返上致します」
俯きながら、血を吐くように
RL(リョウジ):
「併せて渡辺主計、汝に土屋流剣法の切紙を授ける!
──ようこそ、真(こちら)の剣理へ」
主計:
「切紙っ!?」
RL(リョウジ):
「今までやってたのは所謂お座敷剣法だ。段位なんて飾りよ
この道場も経営が厳しくてな。人切剣法じゃ食ってけないのよ」
主計:
「ちょ、四段で習った“此花”はどうみても暗殺用の剣ですけど」
RL(リョウジ):
「格好いいだろ?
人切剣法ってのはもっと地味で卑怯な業よ。
後、先生から懇切丁寧に教わるもんじゃない」
主計:
「はあ」
RL(リョウジ):
「見せるのは最初だけ。後は自分で研鑽だ」
主計:
「研鑽って?」
RL(リョウジ):
「人斬って研くのよ」
主計:
「ところで…かくかくしかじかで、新庄カズヒトという人物はご存じですか?」
〈コネ:山本リョウジ〉+〈売買〉+〈社会:警察〉+〈バッジ〉+〈情報屋〉=8【理性】+4+9R=21
で、報酬点2を上納します。
RL(リョウジ):
「お、殊勝な心掛けだな
……話で聞く限りじゃ、なかなかの居合の使い手だ。お前じゃ一合交える前に切り殺されるぜ」
主計:
「あの、戦うとは一言も」
GM:
ではリョウジから
・相当の剣客である
・武装警察のエースである
・何度も顕彰を受けBHの模範警官の一人である
・一部で犯罪組織と連んでいるという噂がある。
・“チキンヘッド”というレッガーと連んでいる
・よくみると『カーライル』関連ばかり検挙している
・彼には“チキンヘッド”と連絡を取り合うレイジーという《腹心》がいたが彼のやった悪事の尻拭いに消された(《神出鬼没》扱い)
・しかし、彼が犯罪に関わっている内容はレイジーがやったこととなっており、“チキンヘッド”との関わりは《不可触》されている
ことがわかる。
主計:
「これ、確かな情報ですか?」
RL(リョウジ):
「俺の知ってることを言ったまで。
信じるか否か、耳を閉じるか否かは自分で決めるこった」
主計:
「……はい……」
シーン5:バサラ
場所:ストリート
RL:
では黒須のリサーチ、場所はストリート。
黒須:
「さて、“チキンヘッド”とやらを調べるとしましょうか」
調べるとしたら何?
RL:
ストリートかな?
黒須:
〈社会:ストリート〉+〈任侠道〉=6【感情】+3(特技)+C5=14
RL:
・ストリートを根城にする『不動産』屋の代表
・やってること実質は地上げ屋である
・コウモリという腹心と、アトラス級ウォーカーを所持する武装集団を有する
・地上げに抵抗し続けると何故か行方不明になることで有名
・BHの巡査部長と懇意にしており、便宜を図ってもらう一方で資金を流したりしている。
もうひとつあるよ
黒須:
「BH。餅は餅屋ですね」
〈コネ:渡辺主計〉で失敗D4捨て
シーン6:ミストレス
場所:スラム
PD:
ところでRL、俺動機ないんだけど?
RL:
じゃあ、これからつくりますよ。
遊び場を奪われた子供たちは遊び場としていた廃ビル前で集まって文句言ってます。
PD:
ほうほう。じゃあ俺もその中に交じってる。
「かえせよー ぼくたちの遊び場だぞーー」
〈交渉〉=3(感情)+C4=7
全員爆笑
黒須:
カード回し出した!
主計:
リサーチしろよw
PD:
社会少ないんで(テヘ)
RL:
じゃあ、子供&PDのアクションにエキストラが〈交渉〉10でガン飛ばしてきます
「ああーーん!?」
PD:
(びくぅ!?)
C6捨てて【理性】の制御判定に失敗。ガクガク震え出します
全員爆笑
PD:
「おまえたち! 警察にいいつけて追い出してもらうからな!!!」
RL(モヒカン):
「ああ〜ん? 言えるもんなら言ってみろよ?」
全員爆笑
主計(モヒカン):
「イヌの皆さんが墨田川 渡ってくるわけねーえだろ?」
RL:
といってると、チョイーンチョイーンというものすごい音がします。
廃棄ビル群の間をウォーカーが歩いています。
「オゥ餓鬼共。あの“アトラス”に踏み潰されてミンチになりたいか?」
悪魔のように嗤う。
主計(モヒカン):
「ヒャッハー逃げろ逃げろ!早くしないとたべちゃうぜー」
ギロリ
地獄の門番のように“アトラス”の頭部がこちらを向いた。
PDたちはクモの子を散らすかのように逃げ出した
PD:
ウホッ、負けプレイ楽しすぎる。
シーン7:クロマク
場所:ストリート
ストリートのオープンカフェ、黒須はポケットロンをとりだした
アドレス帳の中から一人の猟犬を選出する。
黒須:
では、渡辺を呼び出します。
「さて、繋がるでしょうか? この方は繋がる糸が細いですからね」
※これは、ポケットロン以外は一切ウェブに繋がらない主計はポケットロンの電源を切った瞬間に一切補足できなくなることを意味します。
主計:
では登場します。
『はい、渡辺です』
黒須:
「渡辺巡査。お仕事中失礼致します。」
主計:
『──いえ、今日は非番ですので』
黒須:
「ああ、そうでしたか。お休み中失礼致します。
ところで少しお伺いしたいことがありまして、今はお時間はよろしいですか?」
主計:
『今どちらですか? よろしければお伺いしますよ』
シーン8:マネキン
場所:ストリート
ストリートのオープンカフェ。BHと着流しを着た外人あまりにも異様な光景に周囲のには空間ができていた
黒須:
「渡辺巡査にはお休みのところお尋ねいただき誠に恐縮です」
主計:
「いえ、私もちょうど聞きたいことがありましてので好都合です。」
黒須:
「スラムでいま、“チキンヘッド”という男とその徒党が少々おいたをしておりまして。」
主計:
「“チキンヘッド”ですか。」
目標値は?
RL:
21(爽)
主計:
くそう!電脳を使えないと情報収集は苦行だ。
二人とも戦闘は任せたw
DA=21
RL:
・“チキンヘッド”は『パープチカ』と呼ばれるロシア系マフィアの手先で、警察にいくらか握らせ『カーライル』の勢力を弱めている。
黒須:
「警察ですか。渡辺巡査、何か心当たりはございませんか?」
主計:
「──これから言うことは独り言です。」
黒須:
「ああ、そうですか?」
主計:
「新庄カズヒトという武装隊エースが、チキンヘッドと連んでいるようです。ただし、その関係は腹心が仲介しており直接の繋がりはありません。」
黒須:
「その《腹心》は?」
主計:
「口封じされました。つまり、今二人を繋ぐ証拠は存在しません」
懐から託されたタバコを取り出し握り締める。
RL:
あ、忘れてた!ちょうどいい機会だからここで言おう
タバコを握り締めると、何か硬い感触がした。
主計:
なんとなく予想がしますけど開てみます
RL:
中には1シルバーが入ってたよ
主計:
「あの野郎、賄賂は受け取れないっていったのに…
借りが出来てしまったじゃないか」
チッと舌打ちしつつ懐にタバコを仕舞います。
予想だにしなかった1シルバー。
この1シルバーが主計にとっては断ち難い義理となってのしかかった
主計:
「──何をする気か知りませんが…物証が必要なら押さえますよ?」
新庄カズヒトと“チキンヘッド”の関係についてリサーチしたいのですが?
RL:
目標値は《神業》
主計:
《制裁》の10/[盗聴]で宜しいですか?
RL:
《タイムリー!》は?
主計:
便利系は後回しです
黒須:
え、あれは戦闘用のつもりだったんだけど?
全員:
えっ!?
黒須:
ほら、金川さんが【カタナ】とったし、PDが【カブトワリ】だがらさぁ
主計:
いや、お前…大概の奴は素で吹き飛ばせると思うよ。
30点装甲無視くらい逝くだろ?
《制裁》で、新城カズヒトを盗聴します!
ブラックハウンド、それはトーキョーN◎VAが誇る獰猛なる牙
身内であろうとその牙は容赦なく突き立てられる。