シーン9:カブト
場所:砦
深夜、スラムにある廃棄ビル群、その中の1つに新庄カズヒトが訪れた。
ビルの前にはウォーカーが並んでおり、軍事基地と呼んでも過言ではない風体である。
 
RL:
舞台には“チキンヘッド”と新庄。
 
主計:
RL、“チキンヘッド”のペルソナは?
 
RL:
レッガー。
「これは新庄様!? 直接こちらにこられては困りますよ」
それに答えて
「今回だけだ。次は代りをよこす。
あいつはそこそこ役に立ったが、そろそろ潮時だ。勘くぐる奴が出て来かねん。
 で、次の獲物はだれだ?」
 
「カーライルの金庫番をしているこの男です。こいつが消えればしばらく奴らも静かになるでしょう」
 
「───その間に、カーライルの利権に食い込む…か?」
 
「まあその辺は持つもたれつで。」
“チキンヘッド”はプラチナムのぎっしり入った袋を渡す。
「夜明けまでに片をつける」
新庄はニヤリと笑うと、それを受け取りに立ち去った。
 
 
 
シーン10:カタナ
場所:ウエンディーズマーケット
 
歓楽街の一角、カジノで壮大な乱闘が起こった。
BHの制服を着た男たちが難の前触れもなく、手入れを行ったのだ。
 
RL:
では新庄が部下の武装隊を率いてカジノに強行突入を試みました。
新庄は腰間の“真・降魔刀”を抜き放ち様に複数のレッガーを切り捨てます
 
全員:
“真・降魔刀”だと!?
 
10分もかからず、カジノには死体の山が築かれる
そして、最後に残ったカジノの元締めに新庄がにじり寄る
 
RL:
「お、お前…こんな事をして、命が惜しくないのか!?
 俺はドン・クーゲルの腹心…」
 
そういった瞬間、カーライルの財務を司る男の口が止まった。
 
RL:
ブランチ:剣客4Lv、ブランチ:マイティハンターを宣言
マイナー:3アクション/Exコンバット、ソルジャーブルー、スペシャライズ機動
〈白兵〉+〈※ハヤブサ〉+〈居合〉+〈修羅〉+〈鉄拳〉+〈無明剣〉+〈鬼の爪〉+〈無風剣〉+〈ハンター:レッガー〉=9【理性】+6(居合)+6(ハンター)+5(装備)+S4=40
差分値が27、ダメージが60/斬
 
PD:
ちょwww
 
黒須:
こ…、こは……なんぞ?
 
主計:
マジでリョウジ級か!?
このダメージで2〜3回死ねる
 
 
何が起こったかも分からずカーライルの幹部は地に伏した。
 
RL:
「この程度か。」
 
立ち去る足音と共に一言、そう呟きが聞こえた。
 
 
 
シーン11:カブキ
場所:レッドエリア廃ビル群
一方そのころ、子供たちは自分たちの“王国”を取り戻すべく
有志が集まり決起した!
 
PD:
ウホッ、いいシーン
 
主計:
おまえが言うな
ところでRL、なんか自分の決めBGMもってこいといわれたが
私はCDなんだよ。
 このシーンで流していいか?
 
RL:
シーンにあっていればいいですよ。
PDはOKが出るまで登場不可
子供たちは、木の棒や金属バットを手に廃棄ビルにやってきます。
 
主計:
ここでBGMチェンジ
 
PD:
なにこれ!?レトロ過ぎるww
 
──[いざ逝かん]必殺!仕事人TheBest
 
黒須:
いかにもこれから死にそうな曲なんですけど?
 
主計:
え、そういうシーンでしょ?
 
RL:
金川さんなら絶対用意すると思いましたよ。
では、子供たちがシュプレヒコールに押しかけたところ、
運悪く新庄を見送る場面に出くわしました。
 
全員爆笑
 
RL(新庄):
「チッ…」
 
PD(子供):
「俺たちの“王国”をかえせーー!!!」
 
主計(子供):
「あ、ハウンドのおっちゃんだ! おっちゃん、あの悪者をやっつけてよ」
 
黒須:
ちょw 金川さんww 貴方モヒカン役でしょww
 
RL:
新城は無言で柄に手をかけた。
 
 
主計(コウモリ):
「ヘヘッ、旦那。ここは俺にお任せを、旦那はこの場からお離れくだせぇ」
とうっ!と跳躍しつつアトラスに乗り込む
 
全員爆笑
 
RL:
ちょwおまっww
えーっと、確かにコウモリは【アラシ】だ。
──《突破》使っていいよ
新城は、
「仕事は今晩中にする。数日内に連絡役をつれてくる。後金はその時だ」
と言って消えるよ
 
主計(子供):
RL、愛してるっ!!!
 
鋼鉄の野獣と繋がった“コウモリ”の下卑た
口元だけが浮かび上がる……
さながら蟻の群れを踏みつぶすような愉悦
例えるなら、それであった。
舌なめずりしながら、“コウモリ”は無力な子供達に宣告した
 
 
主計(コウモリ):
「汚物は、消毒だーーーー!!!!」
 
“アトラス”に搭載された、対人用火炎放射器が火を噴いた!
 火炎放射器は、ただ火を噴射するだけではなく、ゲル状の引火性燃料を噴霧するのだ。
ほんの一滴、死の洗礼を受けただけで地獄の業火はその身を焼きにかかる
 
黒須(子供):
「うわーーーーーーーーーーーー!!!!」
 
RL(新庄):
新庄は顔をしかめながら一言
「──余りにも下品だな」
 
アトラスが歩む毎に黒煙をあげる少年だったものが肉片になり泥に埋まっていく
そして────
 
RL:
では、PDは登場していいですよ
 
PD:
“キー効果 ”で
〈隠密〉+〈社会:NOVA〉=21
「みんな!早まっちゃだめだよーーー!!!」
そして、肉の焼ける荒れ地に愕然とする
 
 
主計:
無言でBGMチェンジ
──[散華]必殺!仕事人TheBest
 
RL:
既に奴らは悠々と引き上げてしまった跡
PDは余りにも遅かった。
 
PD:
「うわああああああああああああ!!!!」
泥濘をつかみ天に向かって絶叫
そして、まるでヤクが切れた(検閲)のようにガクガク震え出します
ストレスが限界まで達し、“マスカレイド”で造っていた人格補正がカバーしきれなくなる
「ユルサナイ、ユルサナイ、ユルサナイ、ユルサナ……お、俺が消えるうううううう」
 
人形の瞳に鈍い光が宿った。
中に入っているのは子供の人気者“Pretty-Doll”ではなく、狂気の権化“Psycho-Doll”であった。
 
 
 
シーン12:レッガー
場所:浅草
渡辺主計は、突然新庄の誘いを受けて浅草の寿司屋にいた。
 
RL(新庄):
「先日は俺の勝手で嫌な思いをさせた。今日はそのお詫びだ
 好きなものを頼んでくれ」
 
主計:
「では、玉(厚焼き玉子)を」
 
RL(新庄):
「おまえ渋いなぁ。今日は俺のおごりだどんどんやってくれ」
といってビール瓶を差し出す
 
主計:
「いただきます」
ではビールをいただきます。
「──ところで先輩。風の噂で耳にしたのですが…先輩『パープチカ』と接触をもたれているとか?」
 
RL(新庄):
その言葉にピクリと反応しますが
「ああ、それか。『カーライル』の勢力を抑えるためにだ。BHより火花散らしあってるあいつらの方が情報を持ってる。」
 
主計:
「必要…悪ということですか?」
 
RL(新庄):
「毒をもって毒を制す、だ
今度、カーライルに大きな手入れをやる。そのために腕のたつ奴がいる。お前手伝わないか?」
 
主計:
沈黙してます
 
RL(新庄):
「そういえば噂で聞いただけだが…お前、“猟犬王”が通ってる道場で四段もってるそうじゃないか」
 
主計:
「昨日返上しました」
 
RL(新庄):
「まっ、“猟犬王”っていっても、既にロートルだ。」
うわ、我ながら恐ろしいこと言ってるな。
 
主計:
「先輩、山本さんは私の師匠です。」
 
RL(新庄):
「あーそれは失礼した。それはそうとして……
 俺とやらないか?」
 
PD:
ウホッ!?
 
黒須:
ア゙ッーー!!!!
 
RL(新庄):
そっちじゃなーーーーい!!!!
「一度、『土屋流』?という剣技をみせてみたいのさ」
※えーっと知らない方は「やらないか?」で検索してみてください。
 
主計:
「お見苦しいだけですので、ご勘弁を。
“悪人退治”のお手伝いならさせてもらいますよ」
 
RL(新庄):
「ま、荒事になりゃお前の腕もみられるか。頼りにしてる
 ところで、お前は刀を持ち歩かないのか?」
〈知覚〉失敗
 
主計:
あ、カード回しましたね?
「──私は、こちらでして」
制服のボタンを外すと脇差がベルトに挟まってる
 
RL(新庄):
「ほー変わった流派だな」
 
主計:
「常在戦場です。」
 
RL(新庄):
「明日、ツテと打ち合わせをする。指定した場所に来てくれ」
 
主計:
「わかりました」
 
 
 
シーン13:カリスマ
場所:隅田川河川敷
夕焼けの隅田川、そこには二つの人影があった
 
主計:
「これが、貴方がお望みの汚職現場の音声情報です」
 
黒須:
それを受け取り糸目のまま悪魔のような笑みを一瞬浮かべる。
ほんの一瞬のみ◎ペルソナをレッガーに変更
 
主計:
一瞬、その表情に眉をひそめる
「黒須さん、貴方…ブラックハウンドに喧嘩を売る気ですか?」
 
黒須:
「いえいえまさか! 私の生活圏が騒がしくなったから気になっただけです!! 
ハウンドに逆らおうという気はさらさらないですよ」
 
主計:
「──彼はハウンドのエースとして〈名声〉を得ています。
彼が今までやった悪事は“連絡役の子悪党”がやったことになって、既に刑が執行されています。
そして非登録市民の貴方が彼を刑事告訴することは……不可能です」
 
黒須:
「なるほど、ご忠告痛み入ります」
 
主計:
「では、わたしはこれで……」
 
黒須:
「──もし、貴方がこんな極悪人が大手を振ってN◎VAを歩いているとしたら許せますか?」
 
主計:
無言で、そのまま立ち去ります。
 
 
 
シーン14:ハイランダー
場所:隅田川河川敷
その直後、黒須はポケットロンをコールした
 
黒須:
PDを呼び出します。
「ごきげんようPD。今はどちらですか?」
 
PD:
呼び出される
「Fuck'n-skin!俺だぜ」
 
黒須:
「ああそちらですか、何よりです。今晩12時、礼拝堂で会議を行います。必ず出席してください」
 
PD:
鮫のように嗤う
「ウォウ、ニューロ! OK!丁度遊びたいとこだったんだ☆」
あ、ルーラー、演出していい?
 
RL:
OK!
 
PD:
カメラが変わり、ファンシーショップにまみれたアパートメントのソファーに、偽装が施されてない全身義体がどかりと座り
ポケットロンをきり。バーボンをラッパ飲みで飲み干す!
机の上には食い散らかされたジャンクフードが散乱している。その上にドカンと両足を投げ出し嗤う
「──Good News!!!」
 
全員爆笑
 
主計:
な、中の人ですか!?
 
黒須:
スゲー変わりよう
 
PD:
子供達の夢を壊さないように必死なんですよ。ストレスが限界超えると人格が変わってしまうんです!
人を殺すことでしかストレスを癒せないサイコなんですよ!