シーン１５：カゲムシャ

場所：アレルヤ施療院隣接礼拝堂

深夜、長らく使用されていない礼拝堂、そこに祭司服（カソック）に身を包んだ黒須が現れ恭しく燭台に灯りをともす。

それが『闇医師協会』の医療会議開始の合図であった。

　

RL：

では、合流シーンです。

　　──BGM：『ミサ曲 ロ短調(BWV232)』ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

　

どこからともなくオルガンの荘厳な調べが流れ出し、黒須は祭壇前の説法台に立ち、ハンドベルを鳴らした。

その音と共に乱暴な音と共に礼拝堂の扉が蹴り破られ、どす黒いオーラを身にまとった着ぐるみが月夜を背に洗われた

　

PD：

「Hey、Fuck'n-Skin！　パーティは何時だ！？」

　

黒須：

「ええ、今回の患者の病状は少々やっかいです」

既に会話が噛み合っていないことなど全く気にせずに笑みを浮かべる

　

PD：

「ハッハー、でどのBitchを“Mince”にすりゃいいんだ？」

どかりと長いすに腰掛け、前の席の背もたれに脚を乗せる

　

黒須：

「患者は、BH巡査：新城カズヒロ、レッガーの“チキンヘッド”、部下の“コウモリ”、およびその手下です。いずれも早急に治療が必要な重篤患者です」

大型ディスプレーに、レントゲン写真のようにプロファイルが写る

「報酬は１プラチナム。規約により協会主宰の“聖母”に一割が寄付されます。

　報酬は９シルバーを頭割りすることになります」

　

PD：

「GOOD!!!　その“コウモリ”とチンピラは俺の獲物だ」

　

黒須：

「では大物二人は…一人では手に余りますね。応援を呼びますか？」

　

PD：

「Shit!　取り分が減るが仕方ないな」

そろそろ来てくださいよ。

　

主計：

「──嫌な予感がして尾けさせて貰いましたが…まさか殺人の打ち合わせとは予想外でした」

〈社会：N◎VA〉＝4【外界】+1（装備）＋C8=13

　

PD：

「Who!　“Paper-Cop”!?」

危険なオーラを放ちながらゆらりと立ち上がる

　

黒須：

「これはこれは渡辺さん。当施療院へようこそ」

あくまで笑みは絶やさない

　

PD：

「見られた以上は……仕方がない。」

両手をあげてアピールさわやかな笑みを浮かべつつ

「「「ゆっくりして、逝ってね！！！」」」

　

全員爆笑

　

黒須：

そっちの逝くですか！！！！

　

主計：

ちょっと、東方ネタはわからないのですが…

「──貴方たち。本気で新庄カズヒロを殺す気ですか？」

　

黒須：

「ええ。病人を治療するのが医師の勤めです。速やかにかつ的確に……」

　

PD：

「ところで、こいつを見てくれ、これをどう思う？」

自分のIANUSに録画された、ミンチの映像を流す

　

主計：

「──！！」

　

沸き起こる吐き気に口を押さえる。

そこには明らかにおかしい世界が広がっていた。

　

黒須：

「渡辺さん。ここは病院で、今一刻も争う重篤患者達の治療法を打ち合わせしている最中なのです！

人として病人をを放っておけますか？」

　

満面の笑みを絶やさぬまま異常な事を正常なように告げる司祭服の男

今はっきり分かった。この男も病んでいる。

渡辺主計の理性がそう告げた。

　

黒須：

「是非ともお力を借していただけませんか？

　人として病める者を救うのは当然の行為ですよ？」

満面の笑みでカツカツとブーツの足音を立てて一歩二歩と近寄ってくる。

　

主計：

「わかりました。……新庄カズヒロは私が斬ります。」

そのまま立ち去ろうとする。

　

黒須：

「お待ちください。診療報酬をお渡しいたします」

　

主計：

懐から一枚のシルバーを出し

「──既に貰っています」

そして退場。

　

　

シーン１６：カゲ

場所：土屋流道場

RL：

では、次から準備をする見栄きりシーンですよ。

主計はどうするの？

　

主計：

土屋流道場に、山本さんに教えを請います

　

RL：

え、なに？奥義覚えるの？

　

主計：

そりゃまだ早い

　　　　　　　　　　　　　──BGM『仕掛けて仕損じなし』必殺！thebest

　

RL：

金川さんｗｗ　ほんとあなた老害ですねｗｗｗ

空気読んでくださいよ！

　

主計：

私は最初、必殺！をやるんかと思ってたんだよ！！！

　

RL（山本リョウジ）：

「よう。今日はいい顔だ、殺る気だな？」

　

主計：

「──山本さん。自分より速い抜刀術の遣い手を斬るとしたらどうしたらいいでしょうか？」

　

RL（山本リョウジ）：

しりませんよｗｗｗ

自分で考えてください

「無理だな」

　

主計：

「そこをなんとか。」

　

RL（山本リョウジ）：

「自分で考えな」

　

山本は去り、主計は暗闇の中で独り残された

　

主計：

「抜刀は最速の剣。それを越えるのは不可能……」

　

ならば、抜かせなければ善い

そう悟るのに随分と時間を要した。

　

　

RL（山本リョウジ）：

「そう、その理論こそが【応】の剣の初歩だ」

　

主計：

「【応】の剣？」

あんた、おいしいとこだけ持ってくなｗ

　

　

RL（山本リョウジ）：

「隼はおろか鳳凰すら墜とす剣、『落鳳』に至る剣だ。

　さて、もし俺が抜刀しようとしたらどうする？」

“猟犬の王”と呼ばれた男は、木刀を腰に指し既に一足の間に入っていた。

　

主計：

「その答えは──」

　

PD：

ＣＭのあとで！！！

　

全員爆笑

　

黒須：

答えはクライマックスでってことでｗ

　

RL：

そうだね。剣術談義できないし

　

　

　

シーン１７：バサラ

場所：アレルヤ施療院隣接礼拝堂

　──BGM：『交響曲第九番：合唱』ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

　

黒須：

私は金川さんほど理屈っぽくないので

　

燭台のみの明りに照らされた礼拝堂、黒須は黙々と祈りを続けていた。

長い長い祝詞を歌い上げ、指を祭壇におかれた聖杯に浸す。

その指を天に向け振り上げると同時に数滴の水しぶきが宙を舞う。

気合一閃、水しぶき目がけて指を突き出す！！！

　

キィィィン

　

床に何かが跳ねた音が鳴る。

　

黒須：

狂気的な笑みを浮かべ

「───我が事成れり」

Ｄ８捨てて、“キー効果”を演出！

　

そして諸肌を脱ぎながら礼拝堂を後にします。

背中には黒い逆十字の刺青が月明かりを背景に映る

　

「───我が事成れり」

それは、かって救世主と呼ばれた男が国家騒乱罪の咎で磔刑に処された時の遺言であるといわれる。

　黒須＝アレルヤはこの瞬間、聖母と一体になった。代行者として聖業を執行する彼には一切の逡巡は無い。

すべては救世の名の下に執行され許されるのだ。

　

PD：

やばいよ、狂い過ぎてるｗ

　

主計：

お前、浄化派か！？

　

黒須：

元浄化派ですよ？　最近の特撮、悪の秘密結社なノリについていけなくなって、離反しました。

　

　

　

シーン１８：チャクラ

場所：自室

　　　　　　　　　　　　　　　　　　──BGM：『A Ha Ha』ジャニーズJr

　

主計：

うおっ、なにこの場違いな音楽

　

PD：

お楽しみはこれから

　

ファンシーなグッズと散乱した酒瓶とキャンディーフーズ（ジャンクフード）が散乱する、カオスな世界

部屋には誰もいなく、シャワーの水音だけが響く

　

PD：

湯気の中から、ぬっと手が伸びバスルームにあるＤＡＫ端末に手が伸びＢＧＭがチェンジされる。

※実際にＢＧＭを変更した。

　

　　　　　　　　　　──BGM：『ＳＡＴＵＧＡＩ』ヨハネ・クラウザーII世

　

全員爆笑

　

PD：

湯気を立てながらバスルームから出てくる。

戦闘用全身義体には人間性のカケラもみられない。

一歩二歩と歩く事に床が悲鳴をあげる。

　

グシャリと音を立てて缶ビールの空き缶がスマートになった

　

PD：

壁にあるクローゼットを開ける。

中には大量の着ぐるみがハンガーにかかっている

　

全員爆笑

　

PD：

そして着ぐるみをがーっと除けると、奥の列には兵器が無造作に立て掛けられている

　

本来なら重機で運搬する機関砲をまるで玩具のように片手で軽々と持ちあげる。

　

ドゥルルルル

　

エンジンをかければ、機関砲は地獄の番犬のようなうなりをあげた。

　

PD：

ニィィィと笑い

「よーし！これで悪い子には”おしおき”だ☆」