Researchフェイズ1

シーン05:【カブキ】 荒木ハヤトのイベント
場所:南房総国際空港ロビー
ブロッカーの機知により虎口を脱したハヤトは何事もなく日々を送っていた。
カムイST☆Rにある警備会社『KRK』との人材交流の会議を終え、ハヤトはN◎VA
に帰ってきていた
 
RL:
では、ハヤトはST☆R発N◎VA行きのジェットから降り、到着ゲートをくぐって
空港の外に出ようとしているところです。
そんな時、ジェットで席が隣だった男がいかにも不審そうな動きで自分の懐や袖口をごそごそやっている。
 
ハヤト:
ここで無視するとゲームオーバーなわけですね。その人物の容姿とペルソナは?
 
RL:
坊主頭で鍛え上げられた筋肉質、着流しに身を包んでいます。腹にはサラシを巻いてます
年の頃は50代くらいペルソナはカタナ
 
ハヤト:
すごく関わり合いたくないんですけど
 
RL:
あ、そう? 無視するならシーン切るが?
 
ハヤト:
どうみてもこの人物が アクトコネだよな?
 
RL:
さあな(ニヤニヤ)
 
ハヤト:
ハンドアウトは、このいかにも“東映映画”に出てきそうな人に声かけることになってるよな?
 
RL:
無視してもいいが、アクトでモチベーションが無くなる&RLのストーリー進行を助けたにチェックすることは許さん
 
ハヤト;
人、それを吟遊詩人というのだが…
「どうかされましたか?」
 
路地裏の華:
カタナに声かける真カブト、これほどシュールな光景はないですね
 
RL(着流しの男):
「やあ、兄ちゃん…実はな蝦蟇口が見あたらなくってな」
 
ハヤト:
「鞄の中…ということは?」
 
RL(着流しの男):
「あー。荷物か…でも流石にないだろうなぁ」
といいつつ
「兄ちゃん、悪いついでに預けた荷物ってのは何処で返してもらえるんだ?」
 
ハヤト:
「あー、そこのベルトコンベアーで廻っている奴です」
 
RL(着流しの男):
「重ね重ねすまねぇなぁ」
着流しの男は、ものすごく危なっかしい手つきで流れてきた30cm以上の長物(竹刀袋)を手に取った
 
ハヤト:
ものすごく嫌な予感がするのですが、それ何か解りますか?
 
RL:
〈知覚〉で目標値:7
 
ハヤト:
すごく知らなかった振りをしたいのだが…
〈隠密〉+〈自我〉+〈知覚〉=9【理性】+2(装備)+5S=16
カブトの本能が、危険物を嗅ぎ分ける
 
RL:
一見偽装セット。だが中に入っているのは日本刀、しかも相当の“業物”だと判断した
所謂、“真・降魔刀”
 
ハヤト:
マジカヨ!!!!
 
路地裏の華:
ワーーーォ(アメリカン風)
 
RL(着流しの男):
「ハハハハ、俺の手持ちは相棒だけでな。
 兄ちゃん、ここからアサクサってとこまで歩いてどれくらいよ?」
 
メアリー:
千葉県から東京都まで歩くくらいかと
 
全員爆笑
 
ハヤト:
「ハハハ…(乾いた笑い)
 流石に歩くのはムリだと思いますよ
 私のボロ車で宜しければ乗られますか?」
 
RL(着流しの男):
「ホントかい!?
さすがN◎VA子ってのはキップがいいな!
俺は、長岡弥栄門っていうケチな男さ」
といって手を差し出す
 
ハヤト:
「荒木ハヤトです」
失礼にならないように手を握る
 
こうしてハヤトは、“災厄前”の東映映画に出てきそうな着流しの男と共に浅草まで行くこととなった
 
 
シーン06:【アラシ】 “路地裏の華”のイベント
場所:スラムのアパートメント
 
脅迫状とも悪戯ともとれる紙切れから一夜が明けた
本来なら昼前まで惰眠を貪るのが日課の“路地裏の華”だが、今朝は日の出と共に目が覚めた。
否、外からの喧噪に起こされたというのが正しいだろう
 
RL:
では午前6〜7時くらい。“路地裏の華”は外が騒がしくて目が覚める。
 
路地裏の華:
ランジェリーのままシーツをはね除け気怠そうに起き上がりDAKを起動させます
 
ハヤト(DAK):
「グワッ!グワッ! 何か用かい?」
 
路地裏の華:
「部屋の周辺を映し出して “2秒”で」
 
RL:
外の風景が写る。レッガーぽい人等がスラムの人等狩ってる
 
路地裏の華:
「………」
素早く着替えてキャッシュを入れた鞄を手に排水溝を開け下水道に逃げます!
 
RL:
そこでシーンを切る
 
 
 
シーン07:【アラシ】 荒木ハヤトのイベント
場所:アサクサ
帝都高速道路を走る……時代遅れのアストZSR
これは“CD”な二人が乗るには実にお似合いであった
 
RL(長岡):
「悪いな兄ちゃん。今、若いのにメールしたから、アサクサの入口まででいいぜ」
 
ハヤト:
「そうですか」
 
RL(長岡):
「ああ、そうだ。兄ちゃん!
さっきトランクの中に降魔刀が入っていたが兄ちゃんもなかなか目利きだな」
 
ハヤト:
「……」
〈自我〉=3【外界】+1(装備)+D7=11
ジロリと一別し釘を刺す
 
RL(長岡):
「おっと、こりゃ失礼! 無粋だったな、ありゃどうみても“よくできたジェラ刀”だ」
〈自我〉=C5捨てて失敗
※ジェラ刀とは、時代劇の殺陣で使用するジェラルミン製の模造刀のことです
 
ハヤト:
「──あの“ジェラ刀”はお世話になった人から頂いているものです。
作は不明、銘は澪導」
 
RL(長岡):
「不明ねぇ」
 
ハヤト:
「ところで、貴方の“ジェラ刀”の由来が知りたいですね」
 
RL(長岡):
「全く当てにならない鑑定書によりゃ、“虎徹”と書かれているな」
PLは知ってるだろうが、ハヤトが知りたい場合は適当な社会で目標値:12
 
ハヤト
〈コネ:西島高広〉=9【理性】+S3=12
 
RL:
誰?
 
ハヤト:
いかにも“ウエット”で“CD”なストリートの道場主。《難攻不落》っ!!!の知り合い
http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=1001&S_KEYWORD=%C0%BE%C5%E7%B9%E2%B9%AD&S_CATEGORY=cast%2Ffreelance%2Ffighter
 
RL:
(データーを見る)“猟犬王(山本リョウジ)級”剣客か。いいだろう
その男からコテツブレードと呼ばれる業物の逸話を聞いたことがある。
 
ハヤト:
「――見事な“業物”ですね」
 
RL(長岡):
「なあに、過ぎたるものさ。」
 
ハヤト:
「それは私も同様です」
 
RL(長岡):
「あんた、俺に近い臭いがするな」
 
ハヤト:
「――ただの未熟者です」
 
RL(長岡):
「未熟者なバカほど自分の腕を披瀝する。
俺はそんな奴を山と言うほど見てきたぜ?」
 
ハヤト:
「その人達は?」
 
RL(長岡):
「みんな死んださ。おっとここでいいや」
目の前には、いかにもレッガー風の若者が待っている
「兄ちゃん、少しだがガス代だ。何も言わず受け取ってくれ」
1シルバーを渡す
 
ハヤト:
「では、遠慮無く」
 
RL(長岡):
若いのに先導されながら立ち去り際に振り返り
「兄ちゃん、再会するとしたらお互いに敵同士でないことを祈るぜ」
 
ハヤト:
「私もそう思います」
 
メアリー:
このままだと、存在が忘れられそうなので登場します。
〈隠れバディ〉=10【理性】+S4=14
『――幸せとは儚い言葉ですね。 棒一本抜いただけで辛いという言葉に変わってしまう……』
 
ハヤト:
「誰だ!?」
 
雑踏の中から声が聞こえる。
だがそれが誰なのか、どこから聞こえるのか全く解らない
 
メアリー:
『運命の歯車が合えば出会います』
〈謎のプレゼント〉=13【外界】+1(特技)+4(天上人)+D6=24
〈謎のプレゼント〉=13【外界】+1(特技)+4(天上人)+D8=26
〈謎のプレゼント〉=13【外界】+1(特技)+4(天上人)+D4+5(報酬点)=27
 
コンバットリンク、Gコンバット、EXコンバットを購入しつつ退場
 
RL:
そして、長岡と若いのは『河渡商事』と呼ばれた建物に消えていった
 
 
築いたのは奇妙な縁、示唆されたのは対極の立ち位置(スタイル)
歪みだした運命の歯車は軋みながら回り出した。
 
 
シーン08:【カタナ】 “路地裏の華”のイベント
場所:スラム
汚物による悪臭が立ちこめる下水道を駆け抜け“路地裏の華”はスラムの迷路を彷徨う
 
RL:
下水道の中を進むと、懐中電灯の灯りがかすかに見える。こちらに近づいてくる
 
路地裏の華:
このままだと見つかるので、地上にあがります
 
RL:
地上にあがると太陽がまぶしい 。そしてマンホールの廻りに人だかりが出来ている
あきらかにレッガーだ
おい(ハヤトPLに首を振る)
 
ハヤト:
は?
 
RL:
お前、好きだろ? “モヒカンごっこ”
 
ハヤト(カーライル):
「ひゃっはー!! みつけたぜ、子猫ちゃーーん」
アメリカンにオーバーアクションで両手を広げて歓迎する
 
全員爆笑
 
メアリー:
きましたねー、金川さんのモヒカン。モヒカンやってるときが一番楽しそうですよ
 
路地裏の華:
「!!!」
あわてて、隠し持っていた“ラスト・ウェイ”を引き抜く!
素人っぽい動作で
 
ハヤト(カーライル):
「子猫ちゃん、おいたはいけないなぁ」
羽交い締めして取り上げようとする。で、ここから先どうするのよ?
 
路地裏の華:
スパーム臭(下水臭を示す業界用語?)の漂う乙女を羽交い締めですか?
「やめて、この変態!」
 
ハヤト(カーライル):
「へっへっへ、下手な香水よりこっちの方が生々しいぜ!
 くんかくんか……たまんねえ〜」
 
全員爆笑
 
ハヤト(カーライル):
おいRL笑ってないで先進めろよ
 
RL:
イ`(即答) こいつら、3Lvトループ10人
 
路地裏の華:
精神戦するかなぁ、演出が思い浮かばないが
 
メアリー:
はいはいー! ここで俺参上!
〈隠れバディ〉=10【感情】+3C=13
雑踏に陽炎のように立っている。
 
ハヤト(カーライル):
「あ〜ん? なんだお前?」
「こいつ女ですぜ!!」
 
メアリー:
「……汚い手で僕に触れないでください」
 
ハヤト(カーライル):
「あ〜ん? もっと色っぽい声だせよ」
 
メアリー:
その瞬間、裁きの光-Dies irae-がN◎VAに降り注ぐ
3アクション:コンバットリンク(Gコンバット・EXコンバット)/ソルジャーブルー起動
〈射撃〉+〈天上人〉=13【外界】+4(特技)+6(装備)+D5=28
 
RL:
帰れお前!
 
メアリー:
ダメージは15+3(装備)+H2=20/刺
 
RL:
死んだ
 
その瞬間、世界が真っ白になった
メアリー・スーに害を与えようとした者は何が起きたかもわからないまま灰になった








 

Dies iræ, dies illa
solvet sæclum in favilla:
teste David cum Sibylla
Quantus tremor est futurus,
quando judex est venturus,
cuncta stricte discussurus


 

怒りの日、その日は
ダビデとシビラの預言のとおり
世界が灰燼に帰す日です。
審判者があらわれて
すべてが厳しく裁かれるとき
その恐ろしさはどれほどでしょうか。    ――レクイエム「怒りの日」
 
 
メアリー:
オートアクションでシティコンダクター購入
純白の光の中、姿が消える
「――一度きりだから奇跡っていうのです。」
 
何が起きたかも解らないまま、事態は進行改善する。さながら物語中にMary Sueが光臨したかのように……
 
 
シーン09:【ミストレス】 メアリー・スーのイベント
場所:グリーンエリア斑鳩
 
RL(ロート):
「あらあらお客さん、お疲れかしら?」
メアリーは幾刻か、うたた寝をしていたようだ
 
ハヤト:
まてRL! これって劇中劇か?
 
メアリー:
なんですかようやく気づいたんですか?
「あ、すいません。疲れが出たのでしょうか?」
 
路地裏の華:
?????
どういうことです?
 
メアリー:
つまり(以下ネタバレのため反転)、ここでやってるチェスという名目でスラムでXランク狩りゲームをやってるわけ。
キャスト3人が私が操っているコマということ(以上)
 
路地裏の華:
なるほど、つまり(以下ネタバレ回避のため反転)ロートが鬼で、キャストが逃げ回る?(以上)
 
RL:
そうとは言ってない。盤上の駒達は自分がどういう環境にあるのか知りたければ自力でリサーチしろ
 
路地裏の華:
はーい
 
RL(ロート):
「あらあら旅人さん、このままだと女王がとられますわよ?
 もう一杯お茶を用意して」
 
ハヤト(執事):
「ウヴァのミルクティーをご用意致しました。」
 
メアリー:
「ありがとうございます
 ……そうですね。防御用の駒を動かす必要がありますね」
 
RL(ロート):
「騎士? 城壁?」
 
メアリー:
「どちらを動かすかお好きなように予想下さい」
ハヤトとしてはどちらなの?
 
ハヤト:
私のブランチはボディガードだ!!!
 
RL:
もう少しノリよくいけよ
「では予想しますわ。 ――貴方は城壁を動かす」
ロートは、僧正に手をかけた
 
"Pieces on The Board" つまりは盤上の駒達
アクトという名の盤で行われる殺人劇、踊らされるは数多の駒達
散りゆく駒を見るときに、差し手達は何を思うのだろう