●Researchフェイズ2

シーン15:【タタラ】 イベント
場所:スラム
 
因果は廻る
理由なく訪れるから理不尽という
荒木ハヤトはその渦中に居た。
 
RL:
墨田川を渡ろうとしたハヤトは、検問であわや発砲されそうになりつつ追い返される。
当然、スラム側に
 
ハヤト:
「これはどういうことだ?」
自分の状況を調べる
 
RL:
〈社会:N◎VA〉或いは適当な技能/コネで10
 
ハヤト:
〈社会:N◎VA〉=5【感情】+1(装備)+C5=11
 
そしてハヤトは残酷な現実を知る
荒木ハヤトと呼ばれる人間は、トーキョーN◎VAの何処にも公的に存在していない
 
ハヤト:
「これはどういうことだ?」
経緯を調べるとしたら?
 
RL:
神業で消されたなら、目標値は神業だろ?
 
ハヤト:
「クソッ!!!」
D3捨て
 
何が起きたかも解らない、誰がやったかも解らない
まさに触れることができない天上人の御業である
 
メアリー:
「──無償の奇跡は存在しない」
〈隠れバディ〉=10【理性】+3S=13
雑踏の中から声だけがする
「何かを得ようとすれば、何かを失わなければならない」
 
ハヤト:
「誰だ!?」
 
メアリー:
「貴方は ──何を得ましたか?」
ほら、全て繋がった!!!
 
全員爆笑
 
ハヤト:
「お前は、誰だ? 何を知って居る?」
 
メアリー:
何も答えずに退場します
「貴方が真実に気づいた時にまた会いましょう」
 
路地裏の華:
そこに登場
〈社会:N◎VA〉=3【外界】+D4=7
「帰るんじゃなかったの?」
 
ハヤト:
ものすごくバツが悪そうに頭をかきます
「恥ずかしい話ですが帰れなくなりました」
 
 
 
 
 
 
シーン16:【ニューロ】 イベント
場所:スラム
路地裏の華:
「最初から? それとも突然に?」
 
ハヤト:
「──人に物を尋ねるなら名乗るのが礼儀でしょう?」
 
路地裏の華:
「ないわ、名前なんて。」
 
ハヤト:
「しかし、ハンドルや元の名前くらい……」
 
路地裏の華:
あ、いいこと思いつきましたよ!
これでハヤトGET!だぜ☆
「──シンシア。 1ゴールドにもならなかった名前」
 
ハヤト:
やりやがったな!?
「シ、シンシア!?」
 
偶然、ハヤトの妻と同名だった少女
偶然の一致かもしれないし、余りにもありふれた名前
だが、もしかしたら買い取ったIDはこの少女の物かも知れなかったという焦燥と恐れが、ハヤトに襲いかかった
 
路地裏の華:
「どうしたの? 青い顔をして?」
HAHAHAあわてろカブト! 
守護者が目の前に居る少女の権利を蹂躙したかもしれない事に!
 
ハヤト:
「い、いやなんでもない……」
冷静さを取り戻すために、“ワーカホリック”を起動
大きくため息をつく
 
まず、REDエリアが解放されるまで生き残らなければならない
次に、自分を保証してくれる人物に当たりをつけなければならない
スラムは生まれ育った場所、自分一人だけなら生き延びる算段はある。
しかし、もしかしたら妻のために人であることを捨てたかもしれないこの少女を見捨てることができるのか?
エゴであることは事実である。正式な取引であり、彼女もまた代価を得て居るはず。
しかし、そこまでエッジにハヤトはなりきれなかった。
 
ハヤト:
「ところで、シンシア。
 先程の護衛の件だが改めて受けさせてもらえないか?」
 
路地裏の華/シンシア:
「どういうこと?」
 
ハヤト:
「さしあたって生きるには金が居る。それだけだ」
 
路地裏の華/シンシア:
「ウソが下手なのね。護衛料はいくら?」
 
ハヤト:
「――1シルバー」
 
路地裏の華/シンシア:
「有り金全部なのね」
 
ハヤト:
「君は、自分の命の保険がその代金で相応しいと思いますか?」
 
路地裏の華/シンシア:
「どういうこと」
 
ハヤト:
「カブトは契約を代価に貴方の盾になる。
 必要なら君のために死ぬ覚悟も負う。
 その代金が1シルバーで相応しいか」
 
路地裏の華/シンシア:
「ロマンチスト過ぎると思うわ」
1シルバーを放る
 
ハヤト:
「仕事にロマンを求めるのは可笑しいか?」
 
路地裏の華/シンシア:
「いい年したおっさんが言うと気持ちが悪い」
 
ハヤト:
「おっさん、おっさんか……」
 
ハヤトは苦笑した。誰でもなく自分の姿に
このスラムで生まれ、スラムの中で育ち、長じて力を求めてSSSになり、勝手に絶望してストリートに戻った青年が、今は家庭を持ちオヤジと呼ばれる年になっている、その事に笑わずには居られなかった
 
路地裏の華/シンシア:
「何笑ってるの、キモイ」
 
ハヤト:
「なに、自嘲さ」
 
RL:
お前ら、チームになったのならリサーチしろよ
ここで一旦シーンを切るが
 
 
 
 
 
シーン16:【クロマク】 リサーチ
場所:スラム
 
RL:
ようやくリサーチだ
 
路地裏の華:
何故、X-LANKであるものが狩られるりか?
誰が狩人なのか調べます
〈コネ:マイケル=グローリー〉+〈交渉〉+〈誘惑〉+〈一期一会〉=3【外界】+5(技能)+7(装備)+D5+1(報酬点)=21
 
RL:
おい、大したもんだが…
 
ハヤト:
ダイヤが乱れ飛んでるな。
私はダイア使わないからいいが
 
メアリー:
ダイア自重してね。私が何も出来なくなる
 
ハヤト:
むしろ、使って廻した方がいいのではないか?
情報クレ
 
RL:
わかりやすく言えば
・『カーライルシンジゲート』と『河渡連合』が48時間再開発地区を合法的に借地して、抗争を始めた
・抗争の内容は、両組織が各々100人の兵隊を投入し、12時間以内にX-LANK市民を何人殺せるかという競争。
無差別に選出されたボーナスキャラが居り、そのキャラを殺せば多数のポイントが稼げる
・ID持ちの市民を殺した場合は減点(ただし、審査員が確認した場合のみ)両軍の使用武器には識別子が入っており48時間後清掃を兼ねた死体の検査で採点を行う。
・最高得点者は“路地裏の華”と呼ばれるマネキン
 彼女一人で100人分の点数が手に入る
・『カーライルシンジゲート』は、“キッド”と呼ばれる人物が率いており、『河渡連合』は“国定”と呼ばれる人物が率いて居る
 
ハヤト:
「つまり、48時間生き延びろということか」
 
路地裏の華:
「或いは、両方を倒す?」
 
ハヤト:
「無理だ。私が200人を倒せるような化け物に見えるか?」
 
路地裏の華:
「じゃあ、どうするの?」
 
ハヤト:
「このふざけたゲーム中、逃げるか隠れるかするだけだ」
 
路地裏の華:
「それじゃ、何のための【カブト】なの?」
 
ハヤト:
「悪いが【カブト】はヒーローじゃない。」
 
メアリー:
ちょw金川さん!!! ブランチ:ヒーローはどうするの!?
 
ハヤト:
そうだった。
「──訂正しよう。 
私はそんな“ヒーロー”になれるほどの手足れではない。
自分と一人の身を守るだけが手一杯の出来損ないだ」
 
路地裏の華:
「雇って失敗したかも」
 
メアリー:
ほんとストーリー進行を妨げてますね
 
ハヤト:
〈売買〉=DA(21) 廃ビル+住所秘匿を加えて購入
その他、携帯食料と水も仕入れたことにする
「一つ、年長者からのアドバイスをしよう。
 武器を抜かずに収めるのが本当の力ってものだ
 傷つかずに済むならそれが一番言い方法だと思う」
 
路地裏の華:
「惨めな生き方ね」
 
ハヤト:
「惨めでも、死ぬよりましさ」
 
 
ハヤトと路地裏の華は戦いを避け廃棄ビル群に隠れることを選んだ。
だが、それが何を意味するのか今の二人には解らなかった。
 
 
 
 
 
シーン17:【カブトワリ】 RLシーン
場所:スラム
 
正式名称:再開発地区、俗称:REDエリア
ここは正しく地獄絵図と化していた。非登録市民は老若男女問わずに狩られ殺される。
100人2組のレッガー集団は正しく悪魔の象徴だった。
 
RL:
目の前には、屍の山が築かれて居る。
その頂には刀を差した着流しの男、この山はこの一団が築いたのだろうか?
《死の舞踏》
「こいつはひでぇな。俺達全員地獄へ墜ちるぜ」
 
ハヤト(チンピラ):
「何感傷に浸ってんすか? 
 ニューロエイジに比べれば地獄の釜なんて湯船みたいもんすよ」
 
路地裏の華(チンピラ):
「別にいいじゃナイスか、こいつらは弱いから死んだだけっすよ」
 
メアリー(チンピラ):
「こいつらのお陰で俺達は利権を巡って全面戦争を避けることができた訳ですから感謝してますよ!ほほ笑みながら殺したいくらいに!」
 
RL(長岡):
「じゃあ手前が狩られる側に廻っても同じことが言えるか?」
 
その瞬間、チンピラの喉元から1mmの位置に真降魔刀が突き付けられて居た
 
ハヤト(チンピラ):
「ハハハハ……ジョークっすよ、ジョーク!」
 
RL(長岡):
「こんな外道なことやっているようじゃ先が短けぇかもなぁ
 で、高得点の女ってのはどこなんでい?」
 
RL(チンピラ):
「それが、何処かに身を隠してしまったようで 八方手を尽くして探しましたが手掛かりすらありません
 素人の隠れ方じゃないようです」
 
RL(長岡):
「荒事になれてるようだな。カーライルの動きは?」
 
RL(チンピラ):
「こういう無差別なやり方は奴さんの方が上手なようです」
 
RL(長岡):
「チッ、高得点の女だけを狙うつもりだったがそうもいかんようだ。これじゃ泥仕合だな。
 身勝手かもしれねぇが、俺は恨ませてもらうぜ
──あんたさえ死ねば、こんなに死ななくて済まなかったぜ」
 
 
 
 
 
 
シーン20:【アラシ】 イベント
場所:スラム
 
廃棄ビルに向かうハヤトと“路地裏の華”
しかし、そこに魔の手が迫る
 
RL:
「いたぞ!!!」
その声ととも31人のトループが迫ってくる
敵はカーライルのレッガー
さあ、プロットしろ
 
=セットアップフェイズ=
RL:
AR4 距離は[近]
 
ハヤト:
〈戦術〉=5【感情】+C4=9
AR3
 
路地裏の華:
AR2
あれ、〈自動防御〉は?
 
ハヤト:
排除できなくなる
 
路地裏の華:
あ、そう
 
 
=AR4=
RL:
マイナー:フルアクション/コンバットリンク・ソルジャーブルー・ガルーダ・シンクロファイア起動
 
ハヤト:
んん!!!???
フルアクション? ガルーダ? シンクロファイア?
 
RL:
何か(鮫のような笑み)
 
ハヤト:
????? ──ちょっとまて! 義体か!?
 
RL:
トループは義体化出来ないというルールは無いぞ(鮫のような笑み)
〈手妻使い〉4Lv ジャンクジャンク×4(ロゴス×16)
「ハッハー! クールランニング!!!」
と叫びながらFA掃射
〈射撃〉+〈ダーティファイト〉=15【感情】+13(装備)+C5=33
 
ハヤト:
「こいつらプロか!?」
マイナー:3アクション/スライドアウェイ・JJF・カテナチヲ起動
〈白兵〉+〈運動〉+〈八面六臂〉+〈鉄壁〉+〈ディフレクション〉=5【感情】+5(装備)+C7=17
ダメージくれ
 
RL:
5+21(装備)+D6=31(範囲)
あ、武器はアサルトライフルな
 
ハヤト:
「お前ら、戦争でも始める気か!?」
31-15(鉄壁)-10(インテグラル)=6/胸部損傷 BF
範囲防御 BFはH7とC6
 
路地裏の華:
私が当たる
 
ハヤト:
〈カバーリング〉+〈自我〉=3【外界】+1(装備)+D5=9
路地裏の華(シンシア)のダメージを肩代わり
 
 
=AR3=
RL:
「こいつクリスタルウォールをもってる!? 【カブト】か!」
「防ぐので手一杯だ、数で押せる」
マイナー:フルアクション/ジャンクジャンク(ロゴス×16)
〈手妻使い〉4Lv ジャンクジャンク(ロゴス×16)
〈射撃〉+〈ダーティファイト〉=15【理性】+13(装備)+S5=33
 
ハヤト:
ぶっちゃけ、路地裏の華は攻撃出来る?
 
路地裏の華:
精神戦なら
 
ハヤト:
──自動防御するべきだった
「お前ら、こんな事をして何が楽しいっ!!!」
〈知覚〉+〈自我〉+〈運動〉+〈白兵〉+〈鉄壁〉+〈八面六臂〉+〈ディフレクション〉=9【生命】+6(装備)+H4=19
 
RL:
ダメージは
5+37(装備)+SA(11)=53/殴(範囲)
 
ハヤト:
正気か!?
53-15(鉄壁)-10(インテグラル)=28/殴
 
路地裏の華:
それ、死亡するww
 
ハヤト:
いや、何とかする!!!!
装甲:28−6=21
〈金剛〉6Lv 21―6=15/動脈切断 [気絶] 
 
メアリー:
駄目ジャン
 
ハヤト:
……RLお願いします。
“トレードマーク”使わせてください(土下座)
 
RL:
戦術判断見誤って、格好つけようとしたお前の失策だな
許可するが、“銀の腕”を剥いてもらうぞ?
 
ハヤト:
RLの御心のままに
15−2(トレードマーク)=13/消化系損傷 BF
 後は、路地裏の花か……
ブランチ:ボディガード宣言!!!
〈運動〉+〈自我〉+〈白兵〉+〈知覚〉+〈カバーリング〉+〈最後の砦〉=9【理性】+6(装備)+8(ブランチ)+S6=29
28-10(受け)-6(装甲)=12/脚部損傷 [転倒]
 
硝煙と砂塵の雲が辺りに立ち込める
ミンチ肉が2人分その先に出来たと確信したカーライルのレッガーは、煙が引いた後に二人が生きていることに目を疑った
──そして、カブトの破れたコートから剥き出しになったベイシックフレームに再度目を疑った
 
メアリー(レッガー):
「ぎ…“銀の腕”だとっ!?」
 
路地裏の花(レッガー):
「ぎ、銀の腕って、あの『ナイトワーデン』で伝説になってる“銀の腕”か!!!」
 
RL(レッガー):
「慌てるな! ただの“銀の腕”などただの“伝説”だ!」
 
 
=AR2=
路地裏の花:
よし、恐怖を助長する形で精神戦でモラル崩壊を狙う
〈交渉〉+〈誘惑〉=6【生命】+4(特技)+8(装備)+H5=23
 
RL:
抵抗出来ない
 
路地裏の花:
「ぎ、“銀の腕”に勝てるわけないじゃねぇか!!」
「うわーーー だめだーーーーwww」
3(装備)+SA(11)=14
エンジェルボイスで声域をレッガーに変えて混乱を助長する
 
RL:
痛いな 残り10人
 
瞬時に人の心を見抜くのが【マネキン】の業
“銀の腕”というキーワードに気づいた“路地裏の花”の囁きで11人のレッガーが戦線放棄した
 
マイナー:フルアクション/ジャンクジャンク(ロゴス×16)
〈手妻使い〉4Lv ジャンクジャンク(ロゴス×16)
〈射撃〉+〈ダーティファイト〉=15【感情】+13(装備)+C2=30
 
ハヤト:
〈知覚〉+〈自我〉+〈運動〉+〈白兵〉+〈鉄壁〉+〈八面六臂〉+〈ディフレクション〉=9【生命】+6(装備)+H2=17
 
 
RL:
「死ねぇ! “銀の腕”っ!!!!」
ダメージは
5+37(装備)+D4=46/殴(範囲)
 
ハヤト:
46-15(鉄壁)-10(インテグラル)=21/殴
21-6(防具)−2(トレードマーク)=13/消化系損傷 BF S6
さらに“路地裏の花”を庇う
ブランチ:ボディガード 宣言
〈運動〉+〈自我〉+〈白兵〉+〈知覚〉+〈カバーリング〉+〈最後の砦〉=9【理性】+6(装備)+8(ブランチ)+S3=26
21-10(受け)-6(装甲)−2(トレードマーク)=3/顔面損傷
 
 
=AR1=
路地裏の花:
ここで仕留めないとつらいね
 
ハヤト:
次がノーガードだ
 
路地裏の花:
「ライフルでも死なねぇ!? もうだめだーーーww」
〈交渉〉+〈誘惑〉=9【感情】+4(特技)+8(装備)+C6=27
 
RL:
ダメージ
 
路地裏の花:
3(装備)+H10=13
 
RL:
モラル(士気)崩壊した
「う、うわーーー逃げろーーー」
情けない悲鳴を上げつつカーライルのレッガーは敗走を始めた
 
 
 
 
 
シーン19:【ハイランダー】 メアリーのリサーチ
場所:斑鳩
RL(ロート):
「旅人さん、そろそろ冷えて来ますわよ」
 
メアリー:
「あ、すみません」
 
RL(ロート):
「そろそろ日も傾いて来ましたから、詰めに入りましょうかねぇ」
 
メアリー:
「そうですね。籠もってばかりじゃ勝負がつきませんね」
〈隠れバディ〉=10【理性】+5(報酬点)+S6=21
今までのシーンの情報を得る
キングを動かす
 
RL(ロート):
「あらキング自ら? 強気なのね」
 
メアリー:
「ええ、そろそろクライマックスかと思いますので」
H3を捨てて“キー効果”
〈謎のプレゼント〉+〈天上人〉=13【外界】+4+11=27
EXコンバットを購入
 
《天罰》で、《暴露》の効果
“路地裏の華”のアドレスを公開する
そして、それを警護しているのはこの街の生きた伝説──“銀の腕”であることも!
 
ハヤト:
何度も云うが……
 
RL:
ゲストが希望を得た!
 
ただ、生きたいと願うこと、生きたいと足掻くこと
それにどんな罪があるのだろうか?
もし、そのことの善悪を裁くことができるとしたらそれは人間と呼べるのだろうか?