シーン:21 【マヤカシ】
イベント
場所:木更津コンテナ倉庫前
RL ユウキは、ハヤトに肩をかしながら…エレイシアを伴い、やっとのことで
倉庫からでてきました。
ハヤト リンクスを起動して、クレアにエレイシアの救出した事と、恥ずかしいことだが迎えの手配を頼む。 自力で『ガス・ライト』まで移動できそうに無い。
ユウキ 「ハヤトさん。もう少しだから、我慢して」
ハヤト 「今、迎えを頼んだ。 黒幕はいなかったようだ…増援が来るかもしれない。
ここから、離れよう」
メタル では、〈社会:N◎VA〉=【外界】7+D5=12 で、登場。
どうせなら格好良く、コンテナ倉庫の屋根の上に…“失神”した氷川を掴みながら登場する。
「クククク…増援は、無い。 だが、“悪魔(レッガー)”は現れる。」
ハヤト&ユウキ 「!!」後ろを振り返る
メタル 「…久しいな。」
“失神”している氷川の頭部を握りつぶし、二人の目前に向けて放る。
ドシャリ!!
まるで、ゴミ同然のように…氷川だったものが、二人の前に放り出された。
命に対する、尊厳も慈悲心の欠片すらも無い…。
ニューロエイジの悪魔…“メタル・エッジ”にとって、興味が無いものはすべて
群像(エキストラ)なのだろう。
ハヤト 「……“メタル・エッジ”。」
ふらつきながら、刀を杖代わりにして立ち上がる。
メタル 「その、ガキを寄越せ。 …女の方だ」
ハヤト 「お前…、“浄化派”に雇われたのか!?」
メタル 「そんな、“マヤカシ”と一緒にするな。 “殉教者”とかいう研究の全てを破壊するのが目的だ。 被験者である“それ”も、含めてな。」
ハヤト 「何が、目的…だ!?」
メタル 「目的? ないな。 そんな、“理知的”な概念に拘るか?
………………いいだろう。 お前の為に、目的を今考えてやろう。
――お前を砕いてみたい…“銀の腕”。」
悪魔のように笑う。
ハヤト 「ふ…ふざけるな!!」
メタル すさまじい、金属音とともに地面に降り立つ!
ユウキ 〈社会:N◎VA〉=【生命】6+H5=11 で、“伝説”を知っていることにします。
「ハ、ハヤトさんが…伝説の“銀の腕”!?」
メタル 「そう、こいつが…伝説の【カブト】、“銀の腕”だ…!」
じゅごーーーっ、と口から蒸気を出す。
シーン:22 【カブト】
カット進行
場所:木更津コンテナ倉庫前
RL では、カット進行です。
ハヤト *正気ですかーーー!?
RL 仕方が無いでしょう。向こうは、殺る気マンマンですから。
●セットアップフェイズ
ハヤト 勝負なるはずないでしょー
〈自我〉+〈自動防御〉=【生命】9+1(IW)+H4=14 AR:3
うう、カードが……。
●第1カット
・AR:3
メタル3/0 ハヤト0/3 ユウキ2/0
距離:近
メタル マイナー:3アクション/コンバットリンク・JJF・ソルジャーブルー 起動
〈羅刹〉=【生命】11+ジョーカー(11)=22 AR+3
RL では、AR:4に巻き戻り。
・AR:4
メタル4/0 ハヤト3/0 氷川4/0 ユウキ2/0
距離:近
メタル マイナー:3アクション/タイプD・JJF・コンバットリンク
「クククク…壊してやるぞ、“銀の腕”。」
〈運動〉+〈白兵〉+〈隠密〉+〈影化〉+〈イカサマ〉+〈ダーティインファイト〉+〈完全奇襲〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈死点撃ち〉=【生命】11+4(影化)+4(イカサマ)+2(CL)+2(JJF)+H10=33
ハヤト 「ユウキっ、エレイシアを連れて逃げろっ!!」
マイナー:3アクション/コンバットリンク・JJF・スライドアウェイ 起動
〈白兵〉+〈自我〉+〈運動〉+〈※ク・フレ〉+〈反射防御〉+〈鉄壁〉+〈八重垣〉
=【理性】9+2(CL)+2(JJF)+2(S-A)+S7=23
もう一回、
マイナー:3アクション/カテナチヲ・タイプD 起動
〈白兵〉+〈自我〉+〈運動〉+〈※ク・フレ〉+〈反射防御〉+〈鉄壁〉+〈八重垣〉
=【生命】9+2(CL)+2(JJF)+2(S-A)+H4=20
最後…
マイナー:3アクション/ワーカホリック・エリミネイター 起動
〈白兵〉+〈自我〉+〈運動〉+〈※ク・フレ〉+〈反射防御〉+〈鉄壁〉
=【感情】5+2(CL)+2(JJF)+2(S-A)+S3=16
差分は、13です。
メタル 6+(13×2)+2(JJF)+2(H-A)+C10=44
ハヤト 2回くらい、殺せないか…。
[受]:(10×3)+5(Cウォール)+3(四式手甲)+3(銀の腕+カテナチヲ)=41
ダメージは、(3/顔面損傷)。 掠めた拳が頬を灼く!
その瞬間、“メタル・エッジ”の姿が消えた!?
0.1秒後、背後から熱気! 突如として現れた“メタル・エッジ”の拳が、ハヤトを狙う!!
ガキィィィ!!!
研ぎ澄まされた、【カブト】の勘が、反射的にハヤトを振り向かせる!
横凪に繰り出される、太刀を弾き、盾を跳ね除け…右腕を焼き尽くし、
そのままハヤトの頬を掠める!!
焦げる合成蛋白の悪臭…その右腕は…“銀の腕”だった。
・AR:2
メタル2/0 ハヤト0/0 氷川4/0 ユウキ2/0
距離:近
メタル マイナー:3アクション/ソルジャーブルー・ドラッコホルダ(ロゴス×6) 起動
「右の一撃を止めたことは褒めてやる! だが、左も残ってるぞ!!」
〈運動〉+〈白兵〉+〈隠密〉+〈影化〉+〈イカサマ〉+〈ダーティインファイト〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈死点撃ち〉=【生命】11+4(影化)+4(イカサマ)+2(CL)+2(JJF)+H7=30
ハヤト ARありません、お手上げです。
ユウキ 「やめろおおおおおおおおおおお!!!」
“メタル・エッジ”にすがる! 〈白兵〉=【生命】7+HA=21
差分値;9まで、減少させます。
メタル 「邪魔をするな、小僧っ!!」
すがりつく、ユウキを振り払い……“メタル・エッジ”は手加減一つ無く、ハヤトの胸板に拳を叩き込んだ!!
メタル 6+9+2(JJF)+2(H-A)+3(S-B)+6(ロゴス)+D5=33
ハヤト *RL、このアクトに必要な[防御系神業数]の残数は?
RL 神業だけなら、1。 だけど合計で3個位ないと、クライマックスのカット進行で(通常攻撃による) 死体が出るよ。 こちらの概算だと
ハヤト *じゃあ、どうしようもないな。 (21以上/[完全死亡])
ボロ屑のように吹き飛び、地面を転がるハヤト。 ユウキはハヤトにすがりついた。
ユウキ 「ハヤトさん! 起きてよ!! 死んじゃ嫌だよ!!!!」
メタル 「諦めろ。 ……俺に飛びついた勇気に免じてお前の命だけは助けてやる」
エレイシアの方に歩み寄る。
ユウキ 「――――――!! 今、息をした!?」
《黄泉還り》
死んだかのように見えたハヤト。 これは奇跡だろうか……ユウキの呼びかけに、ハヤトは僅かに動いた。
メタル 「……しぶとい奴だ。 今、頭を潰してやろう」
ハヤトの頭を鋼鉄の脚で踏みつぶそうとする。
ユウキ (無言で、ハヤトの前にたつ)「ここは、通さないぞ!」
メタル 「どけ。 お前が俺を止められるわけがない」
口から蒸気を浴びせる
ユウキ 「死んでも……どくもんかっ!!!」
メタル 無言で、拳を繰り出す……
震えながら、死を覚悟して立ちつくすユウキ。 だが、拳がユウキの頭蓋を砕くことはなかった……。
メタル 「……興がそがれた。 大体、お前を殺しても、何の価値もない。」
ユウキ 震えながらも、鋼鉄の悪魔をみつめる。
メタル 「だが……、“銀の腕”。お前は別だ……!
お前の命を奪い尽くせないならば……お前の、命よりも大切なものを奪ってやろう!」
《不可蝕》
いつしか、伝説のカブト“銀の腕”は都市伝説として、昇華された。
“銀の腕”は崇拝されるべき“伝説”となり、そして……“偶像”となった……。
“伝説”
讃えられるのは、その“技術”でなく“信念”でもなく……“名前”が讃えられる虚像である。
――“銀の腕”は、荒木ハヤトの望む……“名声”では……もう、ない。
メタル エレイシアの元に、ゆっくりと歩き出したと云うことで、カット進行を放棄します。
RL 了解。シーンを終了します。