シーン:24 【ニューロ】
イベント
場所:木更津コンテナ倉庫前
RL 「待って下さい……ッ!!」
エレイシアに歩み寄ろうとする“メタル・エッジ”を制止しようとする声がする。
メタル 「……」歩みをとめて、声の方向を向く。
RL その先には、荒い息をするクレアが立っています。
全員 *《※平和の使者》キター!
※数年前にも似たような風景(シーン)があったような(笑)。
一応、説明がてらに云うと、《※平和の使者》というのは『R』時代にあった。【ミストレス】の奥義で、使用すると強制的にカット進行を中断させることができる。
まあ、登場している全員がリアクション出来て、一人でもリアクションに成功すると無効化なので、完全な“演出(味付け)”技能なのですが、【ミストレス】の本質をしめしている特技です。 復活希望(ぇ
メタル 「クレア……ミッドウィル(シュゴ〜)。」
ハヤト *なんで、富野(由悠季)監督風の第一声なんだ?
ユウキ *さあ
リョウジ *まあ、あの監督の作品(主にガ●ダムシリーズ)の(主に敵側の)セリフを時々使っているキャラだから、問題ないのでは。
RL(クレア) 「お願いします! その子の命だけは助けてあげて下さい」
メタル 「“全ての抹殺”。それが俺の仕事だ。 ……これも例外ではない。」
RL(クレア) 「……対価を支払います。 取引をしましょう」
ぎりっと、唇を噛む。
ハヤト 「……何故、ここに……来た……。」
※“護衛対象を増やさないでくれ”と泣きたいらしいが、絶対に口に出すことが出来なくストレスだけが溜まる、ハヤトのPL。
RL(クレア) 「ハヤトさん。貴方の仕事は、無事完了しました……。ここから先は、私の仕事です」
そういって微笑む。
ハヤト *ぐわーー!! 精神攻撃と、恣意行為(キーワードを与えて、次の行動を暗示)をしないでくれーーーーーー!!! (身悶える)
メタル 「ビジネスか。 俺が手を引くだけの“報酬”が、お前に用意できるのか」
RL(クレア) 「…………出来ます。 今、用意しました」
再び現れた、“平和の使者”。
行使力だけが全てを表現するこの世界では……“平和の使者”は只の虚像である。
そして何より。3年前の事件とは、大きな違いがあった
――クレア=ミッドウィルは、“メタル・エッジ”の雇い主ではないのだ!
シーン:25 【イヌ】
イベント
場所:『SSS』本部
RL 時間は。ずいぶん巻き戻って、氷川を切り捨てた直後
リョウジ 「チッ、『木更津』か……少々遠いな。 あいつ(ハヤト)がいれば、自慢の
アストで運んでくれるのになぁ」
ハヤト *“アスト”、今も健在ですよ。
リョウジ *何!?
ハヤト *“オールドギース”相当で造ってますから、業物です(オイ
ハヤト以外 *……合掌。
ハヤト *なんですか、その哀れむような目は!!
ユウキ *だって、アクト毎に愛車を[破壊]されるのがお約束でしょ?
ハヤト *お約束違う!
RL(?) 「あー。 本部のポンコツ車両でいいなら。脚になりますが?」
リョウジ 誰?
RL あー。車両の使い手にして、『SSS』きっての情報通、そして君のアクトコネ。カーヴァル=ウ=シュッタだ。
ハヤト *車両じゃなくて大型特殊車両(ウォーカー)の間違いでは。
リョウジ 「……ていうか、なんでアンタが此処にいるんだ?」
RL(カーヴァ) 「いえ。 “真実”を知りすぎて、留置房の牢屋番に格下げになったのですよ(笑) 外の空気を嗅がないと腐ってしまいますね」
リョウジ 「そりゃ、難儀なこった。 …だが、“情報網”までは腐ってないのだろ?」
RL(カーヴァ) 「(悪魔の貌)――それは、勿論。 私には、“ケルピー”という名の“瞳”をN◎VA中に放していますから……」
リョウジ 「別に、お前の手品の種を聞いている訳じゃあない。」
RL(カーヴァ) 「ま。詳しい話は……車の中で。」
シーン:26 【カタナ】
イベント
場所:車両内
RL(カーヴァ) 「……で、『木更津』に何用でしょうか。」
リョウジ 「あー。野暮用でな」
RL(カーヴァ) 「氷上警部ですか?」
リョウジ 「ああ。それもそうだけどなぁ。 アムタールっていう『テラウェア』の【タタラ】の居場所が知りたいな。」
〈コネ:カーヴァル=ウ=シュッタ〉でC5を捨てて、“キー効果”。
RL(カーヴァ) 「ああ。彼は……『テラウェア』の研究者を隠れ蓑とした『真教浄化派』の工作員です。 『テラウェア』アーコロジーとは別に、再開開発区に廃ビルに偽装した、セーフハウスを持っているようで。」
リョウジ 「『浄化派』ねぇ。 しかし、お前詳しいなぁ。」
RL(カーヴァ) 「“ケルピー”のお陰ですよ。 それに、この街の平和の維持のため、貴方の活躍は期待しておりますので。
で、アムタールには“凄い”の護衛がついているようです。
貴方ほどでは無いと思いますが。」
リョウジ 「ほう。殊勝な事をいうじゃないか。で、場所はわかるのか?」
RL(カーヴァ) 「――もちろん(アドレスを入手)。
私はこれでも。“正義の味方”ですから(悪魔のように笑う)。
事態は、混乱しているようです。 貴方の後輩が、危機のようです。」
リョウジ 「ほー。 彼奴が、危機とは……な」
RL(カーヴァ) 「“メタル・エッジ”という殺し屋と交戦しているようですね。」
リョウジ「ほぅ。……面白そうだ。」
RL(カーヴァ) 「火遊びはやめた方が良いですな。」
リョウジ 「まあ……捜査の邪魔をしなければ、殺し合う必要はないな。」
〈コネ:メタル・エッジ〉=【理性】7+S7=14 で、奴の背景情報を独自に洗う。
シーン:27 【カリスマ】
イベント
場所:木更津コンテナ倉庫前
RL では、時間を元に戻して。倉庫前、リョウジは判定無しで、自由に登場して貰って結構です。
メタル 「……で、何を用意した?」
RL(クレア) 「――――私の命です。」
メタル 「粕川うららと並ぶ“ウェット”フィクサーの首か。
……成程。 だが、お前の首を貰い受けるメリットは俺には無い。残念だったな。」
RL(クレア) クレアは、両手を広げて無言でエレイシアの前に立つ。
ハヤト *ああ、どちらかというと…此方や、ユウキの役目だ(苦笑)
メタル 「…まあ。心中したいのなら…止めはしない」
気にする様子も無く、拳を振り下ろす。
〈白兵〉+〈自我〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈死点撃ち〉=C4を切って失敗。
拳は、クレアの数cm手前で止まってしまう! まるで、義体がこの女性を傷つけることを拒否するかのように…!!
メタル 「何故だ…っ! 何故、この女だけ……殺すことが出来ないのだっ!!!!」
ハヤト *なんだよ、そりゃ(笑)
メタル *お約束だろ。
ハヤト *此方だけ、殺られ損じゃないか。
メタル *どーせ、リプレイ書くのお前だろ。格好良く脚色しとけよ(笑)
リョウジ じゃあ、そこに登場。
「お取り込み中にわるいんだがなぁ…そこにいる不出来な奴は、俺の(元)後輩なんだよ。
まだ、用があるのなら…俺が、代わって承るが?」
降魔刀・真打を、抜き放ちながら…悠然と現れる。
メタル 「…死の……猟犬っ!?」
義体が、金属音を騒がしく奏でる。
獣は獣同士…出会うだけでお互いの実力差が…わかるのだ。
その第一見で、“メタル・エッジ”は、“猟犬の王”に敵う事が出来得ないことを…本能で察知した!!!
リョウジ 「成る程。お前が、“メタル・エッジ”か。 なかなかに“エッヂ”な容貌だな。」
メタル 「…“お前”に誉めてもらえるとは、光栄の至りだ。」
ハヤト *なんですか! 私は、三下扱いですか(笑)
ユウキ *〈名声〉を《不可触》されちゃいましたからね(笑)
リョウジ 「お前さんの素性は、悪いが調べ上げさせてもらった。
“ケルピー”とかいう奴に命を握られているそうだな」
メタル 「フン。 情けない限りだ」
リョウジ 「で、お前さん。仕事をこなしたら…素直に帰してもらえると思っているわけないよなぁ?」
メタル 「…油断したのは俺だ。 お前の知ったことじゃない。」
リョウジ 「お前にいいことをおしえてやろう。“ケルピー”という奴は“カゲムシャ”なんだよ。さらにその上に、【クロマク】がいる」
メタル 「ほう」
リョウジ 「さらに、アムタールとかいう【タタラ】には、凄腕の護衛がついているらしい。俺と戦えるほどのな」
メタル 「……予定外だ。」
リョウジ 「で、だ。 俺は、お前に司法取引を持ちかけようと思う。
俺が、そいつの相手をしてやろう。 ついでに、【クロマク】の始末もサーヴィスだ。」
メタル 「…確かに、それは、魅力的な提案だ。 そちらの取り分は?」
リョウジ 「ここにいる人間全ての命の保証だ。金は、三食と晩酌で一合飲めればそれ以上は要らないんでね。」
メタル 「最低でも、このガキ(エレイシア)の首は要求する。 俺も死ぬのは御免だからな。」
リョウジ 「(ため息)考えても見ろよ。【クロマク】が、機密事項に触れた外部のものを生かしておくと思うか?」
メタル 「……」
リョウジ 「だったら、見の安全を確保するためにも。 “取引材料”は残しておいた方が利口だと思わないか?」
メタル 「……」
RL(クレア) 「お願いします!」
《ファイト!》で、“メタル・エッジ”の《不可触》を増やす。
メタル 「…一理あるな。 いいだろう、“猟犬王”に敬意を払う。」
《不可触》で、受けている《買収》を打ち消す!
エレイシアと同じ身長の子供の焼死体をブローカーに手配してもらう。
無論、この過程は誰にも言わないが…。
リョウジ 「判ってもらえたなら、逃げ出される前にアムタールを狩るとしよう。隠れ場所は探し出しておいた。」
メタル 「流石だ。 このN◎VAで、お前から逃れられるのは、同じ“伝説の住人”だけだろう。」
リョウジ 「そんな大層なもんじゃない。 おい、ハヤト。お前もまだ動けるだろ?」
ハヤト 「…はい。」
リョウジ 「背中を預けれるのは…今でも、お前しかいないんだよ。」
ハヤト 「……もちろんです。」
震えながらも、ゆっくりと立ち上がる。
ユウキ 「“死の猟犬”! 俺も、連れてってくれ!」
ハヤト 「ダメだ!
リョウジ 「(ハヤトを制して)…昔のお前と同じ瞳をしているな。 悪が許せないって瞳だ」
ハヤト 「…はぁ。」
リョウジ 「男が真実を見たいっていうんだ。 …止めれるわけないだろ。」
ハヤト 「はい。」
リョウジ 「じゃ、別嬪さん(クレア)。 悪いが、この子(エレイシア)は任したぜ。
一応、『SSS』篠原隊長直属の機動隊があんたらの保護と、ここの封鎖にくるようには手配しておいたがな。」
RL(クレア) 「重ね重ね、ありがとうございます。
ハヤトさん。 …どうか、ご無事で」
《ファイト!》で、ハヤトの《難攻不落》を増幅。
ハヤト *あ、あのーそんなに防御系神業いるのですか!?
RL さあなー。 この“伝説の住人”3人をお迎えするに相応しいゲストを用意したつもりだが?
ユウキ *あのー。俺、0経験点なんですけど(笑)
RL 君は、道化だよ。 役割を果たしたまえ。
えーでは、この瞬間。アムタールが《タイムリー!》を使用して、このシーンの会話を全て盗聴し、君たちが来ることを認知し準備を開始した。