●リサーチフェイズ
シーン20:【フェイト】 イベントシーン
場所:廃ビル内部
一瞬の死闘は、終わった。勝者は正義となり、敗者は悪となる。
………それが、ニューロエイジの掟。
メタル:
「…………話を聞く前に、壊してしまったか。」
クレア:
「あ……(呆然)」
メタル:
「――――まあいい。枝葉を断てば、否が応でも根は動かざるを得ないだろう」
クレア:
「(我にかえる)――――なんで、ハヤトさんをっ!?」
メタル:
「お前には関係ない事だ。 …それとも、お前も関係者か?」
クレア:
「――私達は、貴方の云ったベルトナール=峰に追われている側です!」
メタル:
「ほう? ……お前が嘘をついたか。 どこかで、情報が食い違ったか?
だが、荒木ハヤトが“銀の腕”である事は…俺もお前も知っている事実だろう?」
クレア:
「――ベルトナールの傍らに“ニセモノ(騙り)”がいました。」
グリフォン:
では、そこで登場…… 〈社会:N◎VA〉=7【外界】+D5=12
「ほう。 …くわしく知りたいな」
クレア:
「――貴方は?」
グリフォン:
「――グリフォン。 しがない探偵だ」
使う機会なさそうなので、ブランチ:ボギーをクレアに使用!
――はっきりいって、〈名声〉があると…ブランチ:ボギーって存在価値すらないよな
RL・ハヤト(P):
それ、禁句っ!!
『ストレイライト』で追加された、新要素・ブランチ。 これは、はっきりいって劇薬……というか、理不尽の結晶である。
強者はより強く…弱者はより弱くなるための夢のアイテム……。
要は、個々の整合性・強弱バランスが殆どないのである!
効果だけで選ぶなら…世の中はアーキタイプの集団(スタイル事に“使える”ブランチがある)となり、立ち位置(ブランチ名)に拘る者は……強さと無縁となることが多い…。
正に、世の原理そのままなのだが……まさに迷える光。
クレア:
【理性】でいただきます。
「グリフォン!? ……あの……グリフォン…様?」
グリフォン:
「儂は、ボトム=パーチメントという【クロマク】を追っている。
ベルトナール=峰を操っている男だ。」
クレア:
「………私は………」
グリフォン:
「まあ、待て。云いたくないことは云う必要はない。大体の事情はわかる」〈シャーロックホームズ〉でキー効果。S3を捨てて21を演出する
クレアとベルトナール=峰の関係を予想する。
「……つまりだ。あんたを手に入れる為に、ベルトナール=峰は社会的圧力をかけてきたということだな?」
クレア:
「はい…」
グリフォン:
「では何故…奴の護衛である“銀の腕”と一緒にいる?」
クレア:
「……誤解ですっ!」
自分の、IANUSに入っている画像データーをWIZ-Vに出力してみせる。
グリフォン:
「だが…それは、あんたが“編集(偽作)”したという根拠が残るが?
それに、社会一般は…ニセモノがいるという話は聞かないな」
クレア:
「どういうことです!?」
RL、“銀の腕”の情報をリサーチしたいのですが?
RL:
なんでもいいから、目標値:16
クレア:
〈社会:N◎VA〉=6【外界】+1(銀の目)+D9=16
RL:
では、“銀の腕”自体は、ベルトナール=峰の側にいた男(鈴木)というように社会が認知してますが、アドレスだけは、プロキシ(代替)としてそのまま(ハヤトのもの)として《不可触》されています。
クレア:
「そんな……」
それでも、タップを叩き続ける……。ニセモノがニセモノである証が、画像に残っていないかと…
《電脳神》で《不可触》を打ち消します
100%という言葉は人である限り、あり得ない。 どこかに、行動の孔(セキュリティ・ホール)が存在するはず。 数多の男を見つめてきたクレアに、それを見抜けないはずはずがない!
僅かの可能性から…偽造の根拠を探し出した!!
グリフォン:
「………つまり、この男が“銀の腕”であり、ベルトナール=峰の側にいる者が、“銀の腕”を模倣した偽物ということか。
そして、デコイとしてアドレスだけは生かしていたということか」
ハヤト(P):
でも、実のところ…この《不可触》の効果は無駄撃ちになりましたな
RL:
システム的にはナ(苦笑)。 でも、進行的に誤差は許容範囲内だ。
RLのもくろみ的には、“銀の腕(ニセモノ)”を調査しようとしていくと、デコイ(ハヤト)にぶつかり、対立→誤解であることが解る→『利害の一致→共闘』という図式を頭に置いていたのですが、メタル=エッジ(PL)の“登場は、いつでもできる”というルールのセキュリティホールを突くアクションによりイベント前出しとなり、《不可触》で誤誘導という作戦が不発に終わったのです。
シーン21:【カゲ】 イベントシーン
場所:廃ビル内部
RL:
で、舞台はそのまま。
クレア:
「真実を得ても…ハヤトさんは…帰ってこない。 私、あの人(シンシア)に何と言えば」
グリフォン:
「………なんだ、まだ生きているではないか?」
クレア:
「……え!?」
グリフォン:
《タイムリー!》
で、実は“救命符”相当の…“思い出のペンダント”が代わりに砕けた事にします。
RL:
素直に、蘇生でいいのに(苦笑)
ハヤト(P):
思い出のペンダント!? ま、まさか……ッ!?
グリフォン(P):
クックック、そのまさかだよ。
ハヤト(P):
お前らっ、このシナリヲで…ハヤトに関わった女性との人間関係…全て精算させる気かっ!?
クレア(P):
(プロト)Θがでてきてませんよ?
ハヤト(P):
あの子は、地雷という認識はないっ!!
※説明し出すと、長いので…巻末に解説用コラム書きます(溜息)。
メタル(P):
ほら、オヤクソクの演出シーンの時間だ。
サクサクすすめロ。時間がおしている。
ハヤト(P):
好き放題、やりあがって……私がRLの時、オボエテイロYO!
それは…奇跡……なのだろうか。 それとも残された思いなのであろうか。荒木ハヤトが、かって【イヌ(SSS)】であった頃に彼に思いをはせていた後輩……、彼が護ることが出来なかったこぼれ落ちた命の雫
彼女が残した遺品が…その存在にかえてハヤトの命を救った!
RL:
では、ハヤトの[完全死亡]はキャンセルされました。
ハヤト:
「くっ……くそっ………これは………」
ハッと気がつく
グリフォン:
「生きているということも、実力の内だな。
お初と云うべきだろうか……この街の『伝説』、“銀の腕”。
儂はグリフォンというしがない探偵だ」
〈名声〉=7【理性】+S5=12
ハヤト:
「――――所詮、一人歩きする『伝説』です。私個人は…この程度の人間です。 …貴方のような、形在る存在じゃないです」
〈自我〉で、D3。 ここまでくると、ファンだな。【理性】【感情】で、コネをどうぞ。
メタル:
「――――命冥加な事だ。
実に残念だが、お前を潰す必要は無くなった。……寧ろ、利害が一致するようだ」
ハヤト:
「どういう事だ?」
メタル:
「俺が受けている依頼の標的に、ベルトナール=峰が含まれている。」
ハヤト:
「………」
メタル:
「お前達も、生き延びる為には、“其奴ら”を消さざるを得ない。…間違いないか?」
ハヤト:
「その通りだ」
メタル:
「ならば話は早い。
…お前達が生き延びるには、俺と“W2”に手を貸すしかない。
念のために云うが、お前の実力は買っているわけだ。――“銀の腕”」
ハヤト:
「いいだろう」
クレア:
「――わかりました」
ここで、長き紆余曲折を経て、主演俳優達が一つのチームとなる
メタル:
「クククク……これだけの濃厚な時間(シーン)を経ても…未だ太陽は昇らずか……なんと熱く充実した一夜だ。」
RL:
えっ! そ、そうだったの!?
メタル(P):
え、コレは全て一晩の出来事じゃなかったの!?
ハヤト(P):
いや、てっきり数日逃亡しているものかと……
RL:
マ、イイカ! コレは一夜の夢。 熱く儚く…そして理不尽な、泡沫の夢よ!! 全員、そういう風にロールプレイしてー
この瞬間、アクトの方針がかわった。 ついでに、アクトタイトルも先ほどのメタル=エッジの台詞から引用される事となった
RL:
「――――種が明かされたか。」
いつの間に現れたのであろうか。君達の前に…【クグツ】風の男が立っている。
メタル:
「誰だ?」
RL(クグツ):
「――名乗る必要はない。 お前達はここで死ぬのだから」
その右腕から、単分子線が地面に垂れさがる。
グリフォン:
「ようやく根が出てきたか…お前が――“光陰-ShiningDarknes-”か?」
RL(クグツ):
クグツは、無言で君達との距離を詰める。 それが答えのように…
シーン22:【カゲ】 カット進行
場所:廃ビル内部
●第1カット
-セットアップフェイズ-
RL:
ARおよび、セットアップアクションを申告せよ!
メタル:
AR:3
グリフォン:
AR:2
クレア:
AR:2
ハヤト:
AR:3 〈自我〉+〈自動防御〉=9【理性】+1(I-W)+SK=20
AR:0/6に変更
RL:
AR:3 〈※ハヤブサ〉を宣言!
マイナー:3アクション/武器準備・コンバットリンク・“色即是空” 〈運動〉+〈※分身〉=DA(21)
〈運動〉+〈白兵〉+〈※ハヤブサ〉+〈※陽炎化〉+〈修羅〉+〈死点撃ち〉+〈霞斬り〉=12【理性】+ 2(C-L)+S8=22
ハヤト:
「――――カブトの反応を超えるには…0.02秒遅い!」
マイナー:3アクション/コンバットリンク・JJF・スライドアウェイ起動
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈反射防御〉+〈※ク・フレ〉=9【理性】+1(I-W)+4(サイバー)+3(INTEGRAL)+S7(カード)=24
隙狙い2点→22
RL:
ダメージクレ
ハヤト:
「ッ!!!」
4+2(JJF)+C7=13
RL:
………(13-{4(剣)+1-2}=10)、ダメージは10(腹部損傷/気絶)
か、かなりヤヴァいぞw
〈バンザイ〉=5【外界】+D5=10
万人の気勢を制して、光の鞭を振るう、“光陰”!
その動きは…まるで分身しているかのように…素早く…朧気であった!!
だが、その動きは…ハヤトにとっては予想出来うるもの、
迫り来る閃光よりも速く! ハヤトの斬撃が“光陰”を切り裂く!
――――奥義:落鳳
飛ぶ道さえ解れば、隼は疎か…空の王たる鳳凰すら翼をもがれ、
撃ち落とされる!!
-AR:3-
メタル:3 グリフォン:2 クレア:2 ハヤト:0/5
光陰:2 光陰A:1 光陰B:1
メタル:
あの野郎、分身しやがった! 長期戦は不利だ。 後衛二人は…俺をひたすら動かしてくれ!!
グリフォン:
いや、その前に…此奴が最後の情報源だw
黒幕達の居場所を吐かせてくれ。
「お前のご託も、実力も解った。 …肝心の大将はどこに雲隠れした?」
《真実》
RL(光陰):
「――――冥土の土産に教えておこう。今日のAM5:30に、捕獲品売買の為に、木更津の埠頭にお二方は現れる。」
グリフォン:
「それは助かった。礼を言おう」
RL(光陰):
「………尤も、この場を切り抜けることが出来得るならばな」
メタル:
「もちろん。貴様を死体に変えて…だっ!!」
マイナー:3アクション・〈手妻使い〉6Lv/コンバットリンク・JJF・ソルジャーブルー・エリミネイター・TYPE-D 起動
メジャー:〈羅刹〉=10【理性】+SJ(10)=20
RL:
はーい巻き戻り
-AR:4-
メタル:4 グリフォン:2 クレア:2 ハヤト:0/5
光陰:2 光陰A:1 光陰B:1
メタル:
「お前の首が必要だとは云われてないからな!」
マイナー:3アクション・〈手妻使い〉6Lv/ゴーストコート・ドラックホルダラックホルダ×8(アルジャーノン・ブーストハート・ニルヴァーナ・ブレインハード・クラリック・ロゴス×19)起動
起動
メジャー:〈白兵〉+〈運動〉+〈隠密〉+〈修羅〉+〈ダーティファイト〉+〈影化〉+〈鬼の爪〉+〈死点撃ち〉=11【理性】+5(影化)+9(装備)+S6=31
RL(光陰):
「――――」
手の撃ちようがないので…。 差分:13
《死の舞踏》&《不可知》
〈運動〉+〈白兵〉+〈※陽炎化〉+〈修羅〉+〈死点撃ち〉+〈霞斬り〉=12【理性】+ 2(C-L)+SA(11)=25
クレアとグリフォンを狙う!
ハヤト:
《難攻不落》×2!
死を覚悟して放たれ…迫り来る、不可知の刃! その刃に対し、ハヤトの盾は寸分の誤差もなく刃を弾き返した!!
――“INTEGRAL”、即ち“完全”と銘打たれた盾…それはハヤトの意志そのものであった!!
メタル:
ダメージは、10(生身)+26(差分×2)+11(サイバー)+19(ロゴス)+D6=72/爆
アーマー無視、軽減特技使用不可、BF×2
RL:
では、“光陰”は、火達磨になってコンクリ床を転がり…動かなくなった。
一瞬の攻防、グロフォンとクレアに迫り来る閃光をハヤトが弾き返した刹那――
ハヤトの影より躍り出たメタル=エッジの赤熱する拳が、“光陰”を焼き尽くした!!
-舞台裏-
ここで、ボトムが…〈帝王の時間〉を使用する。
(特殊ルールを適応し、効果を2シーン後に適用とする)
〈帝王の時間〉…ゲストだと必要なとき(戦闘時)に役に立ちませんw
何故かって? 特技の効果は、次のシーン…
効果適用のためだけにカット進行前の、見栄切(ムービーシーン)も無しに、
イキナリ戦闘に参加する【クロマク】って、見てて萎えませんか?