●クライマックスフェイズ
シーン16:【クグツ】
場所:国際安全相互協会社屋
RL:
では場所は、『NGO:国際安全相互協会』。
ユウキは、社屋前にいる。
目の前には、明らかに異様な武装をした警備員が10人いる。
ユウキ:
「困ったなぁ…。 忍び込むのは無茶だ。戦うのか…」
T◎M:
では、そこに隠密しながら登場して、ユウキに連絡を取る
〈隠密〉=6【理性】+S3=9
……達成値が低いのは気にするなw
Pi Pi Pi …
逡巡したその瞬間、見たこともない相手から電話が着信した。
RL(アティ):
「ユウキ。登録されていない相手から音声のみの着信です。受けますか?」
ユウキ:
「…うん」
T◎M:
「──お前が飛鷹ユウキか?」
ユウキ:
「あんた誰だ? どこからかけている?」
〈知覚〉=3【外界】+D4=7
露骨にノイズの混じったボイスチェンジャー
そこから不機嫌そうな声が聞こえてくる。
T◎M:
「詮索するな。俺はお前と利害が一致する。 …そこにいる奴らが敵という一点においてはな」
ユウキ:
「…で、あんたは俺に何がしたいってんだ!?」
〈知覚〉=3【外界】+D5=8
手札回しがありがたい
T◎M:
「この場で頭にトンネルを造りたくないなら探すな…
そうだな。さしあたっては目の前の其奴らは始末してやる。 2秒後に走れ」
マイナー:3アクション/サイバーリンク・コンバットリンク・ソルジャーブルー
〈隠密〉+〈射撃〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉+〈貫きの矢〉=6【理性】+6+3(装備)+S5=20
GM:
こいつらはエキストラ。
2発の乾いた銃声
その音と同時に門番の胸から血が吹き出た!
ユウキ:
「いまだっ!」
“カッパー”にもならない義侠心だけを少年は組織に挑んだ。
たった一つの譲れないもの、それを失えば舞台に上がる資格はない…
少年は、ヒーローになることを望んだのだから…
シーン17:【レッガー】
場所:国際安全相互協会社屋
RL:
中は、明らかながらんどう。わかりやすい“架空企業(ペーパーカンパニー)”。
余りにも何もない故に、アールマティの義体(からだ)の存在すら解らない
《完全偽装》相当の情報隠蔽です。
ユウキ:
「アティ…、場所は解らない?」
RL(アティ):
「ユウキさん、ここはウェブが繋がっていません。…何も見えない……」
ユウキ:
「自分の体だろ!? 見えなくても感じられるはずだよ!!」
ポケットロンを強く抱きしめる!
《真実》
ウェブに繋がらないAIは無力。
其は永遠の暗黒を彷徨う孤独な迷子。
少年は、感じろと言った。
無茶苦茶な物言い。 ……だけど……
何故か信じたくなった。
──そして…
RL(アティ):
「──感じます。 私の義体(からだ)──」
ロート(P):
ルール的には“砦”?
RL:
そう。登場するなら、目標値:15
ロート:
〈電脳〉+〈社会:N◎VA〉=2【生命】+H5+1(シティコンダクタ)+7(報酬点)=15
イメージ的には、ディスプレイでこの様子を眺めている。
「さあ、いよいよクライマックスね。 新しいお茶をちょうだい。」
ユウキ(執事):
「かしこまりました。」
切り子硝子のグラスを置き、針のような茶葉を直接入れ、熱湯を注ぐ。
「一風変わったモノで、君山銀針(くんざんぎんしん)は如何でしょう?」
かって、中国の皇帝のみが飲むことが許された高級茶。甘く果実のような芳香が立ち上る。
モニター先にいる者、それすべてがロートの茶菓子であった。
シーン18:【マヤカシ】
場所:国際安全相互協会サーバールーム
地下最奥にあるサーバールーム。webではなく有線でのみ繋がった閉じられた世界
その中に鋼鉄の棺が1つ収められていた。
そして、それを見つめる一人の女性が居た。アラーム音に気付き、正面の扉をみた。
RL(宮月):
「いらっしゃい。小さなネズミさん」
ほくそ笑み、眼鏡を押し上げる。
ペルソナは、ボン!キュン!ボンで妙な色気を持った【タタラ】ね
ユウキ:
「お前が宮月か!? アティの体を返してもらうぞ!!!」
RL(宮月):
「あらあら…困った子ネズミさん。人のものは盗っちゃ駄目って親から習わなかった?」笑みを常に絶やさない
ユウキ:
「アティは誰のモノでもない!!」
RL(宮月):
「あらあら、ネズミじゃなくて僕は“勇者様”だったのね。
私が悪い魔女役になればいいのかしら?」
T◎M:
そこで、登場していい?
「ようやく出てきたか。」
RL(宮月):
「あら、どなた?」
T◎M:
「“狩人”だ」
“P10=ボブカスタム”を向ける
なんかおもしろそうなので悪のりします
RL:
では、その言葉と共にゆらりと“阿修羅”が現れる。
「着たか。再度見舞えることができて心躍るわ」
ゾロリと嗤った。
「今度こそ、我が剣技の深奥をみせてくれよう」
《黄泉返り》
ロート:
そして、モニター先でオペラを鑑賞するかのように恍惚の眼でモニターをのぞき込む。
爽やかに喉を通りすぎる君山銀針。 微笑みながらもう一口含む。
シーン19:【カブトワリ】
場所:国際安全相互協会サーバールーム
−セットアップフェイズ−
RL:
では[カット進行]です! AR申請、セットアップ行動をお願いします。
ユウキ:
AR:3(レンのガラス球)、セットアップ無し
T◎M:
AR:2、セットアップ無しです
ロート:
AR:2、セットアップ無し
RL:
宮月はAR:2
“阿修羅”AR:3。そして〈※ハヤブサ〉を宣言!
全員:
ハヤブサかーーっ!!
ロート(P):
おい金川! 土屋流奥義:落鳳の時間だぞ!
金川(P):
ユウキは反撃技ないよ?
T◎M:
近接されたら〈※自動反撃〉使えません!
RL:
マイナー:3アクション/高速起動オプション・早業符・ガルーダ 使用
ブランチ:グラディエーター使用
〈羅刹〉=14【生命】+6(ブランチ)+HA(11)=31
※“阿修羅”のAR:「2→5」へ変更
その瞬間、身につけた纏が跳ね上がり、内から雌雄一対の剣を装備した8本の腕が現れた
合計10本の腕…それは“阿修羅”のハンドルに相応しい。
RL:
「──見切れるか? 我が剣技をっ!」
〈白兵〉+〈運動〉+〈※天穴〉+〈鉄拳〉+〈旋風撃〉+〈無風剣〉=11【理性】+9(双磁刀)+6(サイバー)+S6=32
ユウキ(P):
無理だ(爽)
T◎M(P):
ダメージだけでもみきます?
ロート(P):
俺、[電子意識体]だから対象にならない。
RL:
〈乾坤一擲〉使用
4+6(無風剣)+6(装備)+C8(天穴)+C6(乾坤一擲)=30+[差分]/斬
ユウキ:
だめだこりゃ(爽)
《難攻不落》!!
斬舞の始まるコンマ数秒前、ユウキは相手の臑を蹴った!
まっとうな剣客ならば絶対行わないストリートの闘法に“阿修羅”は虚をつかれ
体勢を崩した!
T◎M:
カブト持ちで無いことを祈ろう。
「──俺に近寄るな、“チャクラ(筋肉達磨)”」
《とどめの一撃》!
体勢を崩した“阿修羅”に容赦なくP10を打ち込む!
隙を見せた者から死ぬのもまたストリートの道理。
脳天を打ち抜かれた“阿修羅”は、達磨のようにコンクリートの床を転がった。
-AR:3-
RL(阿修羅):
「くふふぅ。なかなかやるではないか…“T◎M”」
《黄泉返り》
眉間に穴を開けながら、全身から火花を散らし立ち上がる。
奴は“全身義体”です。
ロート(P):
チャクラ2枚か!?
眉間に孔を開けながらのそりと立ち上がる“阿修羅”…
それは全身義体のおかげか、それとも闘いに魅入られた者の証なのか…
RL:
じゃあ、阿修羅の番だね。
ユウキ:
あーそれ《ファイト!》分の《難攻不落》!
RL:
ちょっと、判定させてよ
ロート(P):
どうせ殴られたら回避も出来なきゃ死ぬことも確定だし。……ちゃんと〈乾坤一擲〉分の
ARも払っておいて下さいよ。
RL:
酷い話だ
迫り来る死の暴風雨
だが、既に手の内は見えている。 斬られる前に此方から体当たりをかけて“阿修羅”の体勢を崩す。
ユウキ:
此方の番だけど、リアクション宣言
-AR:2-
ロート:
精神戦するのも面白そうだが…〈盾の乙女〉=HK(10) 対象はユウキ。
ユウキ:
当たるかなぁ…AR消費させるだけでも価値はあるか
マイナー:ガルーダ使用!
「護りたいものがある。譲れない思いがある! だから闘うんだっ!!」
〈白兵〉+〈運動〉+〈知覚〉+〈シャープアイ〉+〈鉄拳〉=10【生命】+4(SE)+HK(10)=24
その想いを乗せた一撃は…常識の限界に迫った!
RL(阿修羅):
「素人にしては上出来だ」
〈白兵〉=14【生命】+9(双磁刀)+4(サイバー)+H3=27
だがそれは“阿修羅”の前には、まさに児戯であった。
RL(阿修羅):
「褒美だ。剣はこのように使うもの…」
《死の舞踏》
何が起きたかも解らなかった。 次の瞬間、ユウキは血の海に沈んでいた。
素人と達人。そこには“斬られた”事も気付けない程の力量差があったのだ!
RL(阿修羅):
「安心せよ、痛みはない。 眠りに身を任せ、疾く涅槃に旅立つが善い。」
ユウキ:
「…俺は…カブトなんだ! 守るべき人がいるのに死んでたまるかっ!」
血の海から立ち上がる!
《黄泉返り》
ロート(P):
お前ら(阿修羅とユウキ)、死んでるはずなのに何で動けるんだw
T◎M(P):
“チャクラ(人類の規格外)”ですから
T◎M:
「──喋る前に手を動かせ、“チャクラ(人類の規格外)”」
マイナー:3アクション/コンバットリンク・ソルジャーブルー・サイバーリンク
〈射撃〉+〈運動〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉+〈貫きの矢〉=9【外界】+6(特技)+3(装備)+DK(10)=28
RL(阿修羅):
「貴様! 男子ならば剣腕にて立ち会わぬかっ!!!」
リアクション放棄 差分:13
T◎M:
18+3(1of1000th)+3(S=B)+13(差分)+H5=42/殴
RL(阿修羅):
救命符相当の生命維持装置使用
もんどりうって倒れる
T◎M:
無言で倒れた阿修羅の眉間を打ち抜く
〈射撃〉+〈※禅銃〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉+〈貫きの矢〉=6【理性】+6(特技)+3(装備)+S8=23
RL:
差分:8
T◎M:
18+3(1of1000th)+3(S=B)+8(差分)+C4=36/殴
パン!
パン!
乾いた音が無機質な空間に響く。 決め台詞も奥義の名前もなくトリガーを引く。
それこそがプロフェッショナルの証のように…
RL(宮月):
「あ、貴方達! 『日本』を敵に回してこの街で生きていけると思っているの!?」
なお、宮月は虚勢を張る。
ユウキ:
「ふざけるな!
『日本』だかなんだか知らないが、自分たちのエゴでヒトを好き放題していいって理由になるかっ!!」
鉄刀をつきつける
RL(宮月):
「わ、わかったわ! この義体をわたせばいいんでしょ!! だから命だけは!」
ユウキ:
「わかればいいんだ! 俺だって人殺しはしたくないんだ!」
RL(宮月):
「じゃあ、義体にAIをインストールするからデーターを渡して」
といいつつ宮月の行動です………
T◎M:
というところで、問答無用でトリガーが鳴る
《とどめの一撃》
子供相手の交渉で、虚をついたと確信した。AIを奪ってそのままこのガキは射殺する。黒服は金でも積めばいい。
その刹那…… 鉛の銃弾が宮月の思考を停止させた。
RL:
ちょっとT◎M、クールすぎるよ(爆笑)
宮月は妖艶な笑みを浮かべたままコンクリ床に転がった。