●リサーチフェイズ
シーン05:【カゲムシャ】 ロートのリサーチ
場所:斑鳩の私邸
ロート:
紅茶も切れたので、テーブルにある呼び鈴を振る
ユウキ(執事):
“2秒後”、音も立てずに傍らに立っている。
「――お呼びでしょうか?」
ロート:
「端末をここにもってきて。あと、遮断しておいたweb回線を繋いで頂戴」
ユウキ(執事):
「畏まりました。 お茶のお代わりをお持ちしましょうか?」
ロート:
「そうね。今度は…情熱的な薫りのものが欲しいわ」
というわけで、“アールマティ”についてリサーチ
RL:
〈社会:ストリート〉〈社会:ウェブ〉12.16.18.神業
ロート:
〈交渉〉+〈コネ:カーヴァ〉+〈社会:ストリート〉= 4【理性】+8(サヴァン)+S6=18追加情報を要求すると云うことで。
RL:
えーと、じゃあ…
ユウキ(執事):
あー、まった! 演出いれさせて! 数刻後…
「――――お待たせ致しました。
情熱的ということで、アッサムに薔薇の花弁を入れてみました」
ロイアルコペンハーゲンのカップに、紅茶を注ぎ…革張りのバインダーに数枚のハードコピーが挟んである。
GM:
ほう、なかなかニクイ演出をするな
では、手に入った情報だけど
・AIは、素体を意識体を分離されていたが、意識体は自力で脱出した
・現在、飛鷹ユウキという子供と共に、N◎VA軍に追われている。
・本人は、自分が兵器制御用のAIだということをプログラムされていないようだ。
ロート:
「飛鷹ユウキ…ああ、あの元気のいい坊やね」
ほんの一瞬…悪魔のように微笑んで。
「――彼女を呼んで」
T◎M(腹心):
「ここに控えております」
木陰に気配
ロート:
「貴方は、さりげなく二人を助けつつ、N◎VA軍の動きを探りなさい」
T◎M(腹心):
「御意」
気配はいつの間にか消える。
ロート:
では、端末の株式市場をみながら…適当に、投資。
〈交渉〉+〈コネ:レイナード=フォスラー〉+〈ブラックマーケット〉+〈売り上げ〉=10【外界】+8+D4=22
報酬点:12点獲得
「さあ、お姫様の前に現れた騎士…どれだけ活躍してくれるかしら」
楽しそうに、膝の上のフィレットを撫でる
RL:
膝の上のフィレットは、「みゅぅ〜」と鳴いた。
シーン06:【ニューロ】 T◎Mのリサーチ
場所:スラム
T◎M:
では、いかがわしい路地裏にいる浮浪者にコンタクト。宮月那岐という人物について訪ねる。
RL:
〈社会:企業〉〈社会:社交界〉10.18.21.25
T◎M(P):
で、できねえ……。ソンナ数値出せない。
素直に、専門家に頼ろう。
ポケロンを出して、フィクサーの一人に電話する。
「――Mis.“Donner”?」
ロート:
あ、それに対しては…
〈社会:N◎VA〉+〈派遣〉=2【生命】+1(シティコンダクター)+H5=8
カゲムシャ◎な、いかにも存在感の無い女性が側に立っている。
「――――御用の件。代わって承るように、マダムより仰せつかっています」
T◎M(P):
「……まあ良いだろう。宮月那岐という人物について知りたい」
ロート(カゲムシャ):
「――――」
〈社会:メディア〉+〈壁に耳あり〉+〈ニュースソース〉=7【理性】+4+3(装備)+7=21
RL:
・宮月那岐という人物は、『NGO:国際安全相互協会』の代表である。
・対米の非公式外交機関の枢機を『関東方面軍』から委託されている。
・実は、宮月那岐は『関東方面軍』の特殊部隊を率いる士官である。
ロート(カゲムシャ):
「――これ以上の情報は、少々時間がかかるようでして…マダムが直々に調査の上で改めて連絡するとのことです。
つきましては、連絡先を教えて欲しいとのこと」
T◎M:
「首に鈴をかけられるのは趣味ではない。 …仕方ない。しばらくはこのアドレスだ」
ポケットロンのアドレスを渡す。
ロート(カゲムシャ):
では、一礼して闇に消える
T◎M:
「――――宮月那岐、N◎VA軍の士官か。」
『NGO:国際安全相互協会』についてリサーチ
GM:
〈社会:企業〉〈社会:メディア〉12.16.18
T◎M:
話にならないや。C5捨てて、失敗
シーン06:【チャクラ】 T◎Mのイベント
場所:スラム
――数刻後、スラムを歩いているT◎Mを包囲するかのように人が歩き出した。だれかが、賞金首をかけたのか…はたまた、“名声”を狙うハイエナか……
GM:
というわけで、レッガートループ20人が2組、前と後ろに現れました。
T◎M:
タバコを銜えて、火を点ける
「…………」
無言で、一服すう
ロート(ハイエナ):
「こ、こいつが…T◎Mか?!」
ユウキ(ハイエナ):
「へっへっへ、とっとと這い蹲って許しを請いな…おれたちゃ、このスラムに知らぬものないと言われた『堕悪苦連合』親衛隊“阿比朱”の中でも更に選りすぐりの精鋭40名だ!!
お前がいくら“真のカブトワリ”と恐れられていようが、怖かぁないぜ!!
ひゃーはっっはー」
イメージは、『北○の拳』にでてくる、いかにもなモヒカンでお願いします。
全員爆笑
T◎M:
「そうか……それは、凄いことだな」
見せ物をみているかのように、もう一服吹かす。
ロート(ハイエナ):
「てめぇー、気取ってんじゃねーよ」
“安物(カッパー)”な得物を抜きつつ、包囲の輪を作る
T◎M:
「――悪いが、俺は先を急ぐ。 通行料が欲しいのか?」
ユウキ(ハイエナ):
「やっちまえ!!」
GM:
じゃあ、〈白兵〉+〈運動〉+〈ダーティファイト〉で、12と14
カード回し
T◎M:
カード廻すかw
〈運動〉=6【生命】+H6=12 で、1回回避
〈射撃〉+〈※自動反撃〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉=9【理性】+6+S3=18
GM:
差分は4
T◎M:
いつの間にか、右腕には“P10”が握られている。台詞すらなく、問答無用でトリガーを引く!
ダメージは、4(差分)+16+H4=24/殴
GM:
一部隊、壊滅
パン!
パン!
パン!
スラムにお似合いな、乾いた火薬の音が響き渡る!
シャコン…… シャキン
マガジンが交換される、金属音が銃火の合間をぬって囁かれる
T◎M:
マイナーでコンバットリンク起動
〈射撃〉+〈運動〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉+〈※禅銃〉=9【外界】+6+D4+2=21
タバコをくわえ、銃を撃ち込みながら一団に歩み寄っていく。まるで、何事も無いかのように……
RL:
ダメージおくれ差分は、20
T◎M:
16+20(差分)+S2=38
「――持ち合わせが無くてな。 これで勘弁してくれ」
短くなったタバコをアスファルトの地面に捨てる。 …送り火のように……
路地には、地面には40人の死体と、40発丁度の空薬莢
……そして、1本の火の消えかかったタバコだけが残された。
シーン07:【ヒルコ】 ユウキのイベント
場所:ウエンディーズマーケット
ユウキ:
喫茶店でオレンジジュースを頼み、ポケットロンを机の上におく
全員:
オレンジジュースかよ!!
ユウキ(P):
なにをいう。オレンジジュースこそ、ボディガードが飲むに相応しい飲み物だ。
※単に。映画『THE BODY GUARD』で、主人公ロバート=ファーマー(ケビン=ホスナー)が、終始オレンジジュース(アルコールも、スクリュードライバー)を飲み続けていただけなのだが…
ちなみに、荒木ハヤトというカブト(ユウキの居候主)も仕事中は同様のことをする。
GM(AI):
「………あの、何も聞かないのですか?」
ユウキ:
「何で? よくわからないけど…追われてるんだろ?
AIを物理的に追いかけて何の意味があるのかよくわからないけど」
GM(AI):
「――わたし、“アールマティ”っていいます。」
ユウキ:
「長いなぁ、“アティ”ってよんでいい?」
GM:
あ、アティっていうと……女教師ってイメージが……
ユウキ(P):
師匠、ゲームのやりすぎです。ちゃんと家事してますか?
※『サモンナイト3』の女主人公(家庭教師)の名前がアティです。
GM:
黙れ! ちゃんとしとるわ!
「あ、アティ……ですか!?」
ユウキ:
「あ、嫌だったかな?」
GM(アティ):
「いえ、そういうことは……ないです。」
ユウキ:
そうきましたか!? くそ、師匠め…さすが、本家だ!!
(咳払い)
「で、なんで追われてるの?」
GM(アティ):
「気が付いたら、体と意識が切り離されて拘束されてました。」
ユウキ:
「体って、義体?」
GM(アティ):
「はい。
わたし、逃げ出すのが精一杯で…。これからどうしよう……」
ユウキ(P):
くっ、さすが師匠……まさか正攻法で、私の弱点を攻めてくるとは……!?
ロート(P):
煽りの専門職(HN:“勇者”朝倉悠)が居ないので、今までスルーしてたが……
ここは、突っ込むタイミングか?
T◎M(P):
ですかね〜(茶)
金川さん。“先輩”じゃないですよ!
声も鳥○さんや音○さんではないですよ!!
ロート(P):
金川、“後輩”でも“委員長”でもないぞ!
ついでに声はカ○ザキさんじゃないぞ!?
ユウキ(P):
おまえら、いいかげんにしろっ!
いくらなんでも…私は、記号にもえる(検閲)じゃない!
………なんなら、お前等のネタもだしていいんだぞ!!
GM:
記号(設定)は、変えれないけど…声は決めれるが?
ロート(P):
どうする金川、運命の選択だぞ!?
というか、お前の好きな声優…みんな、と○ハに出演してるじゃねぇか
ユウキ(P):
とっとと、話を進めてください
GM:
金川としては、誰の声が良いの?
ユウキ(P):
スキニシテクダサイ
GM:
鳥居○音さん、音●菜○さん、春野◎和さんの声は高すぎて(真似するの)難しいなぁ…
カンザ○さんぽい声なら出せるかな?
(音合わせ)
ユウキ(P):
やめてください、マジデ! 私を、[魂魄消失]させる気ですか!!
GM:
“もえ”の極みにいきつけるなら、死んでも本望だろ?
ユウキ(P):
あんた、旦那にもそんな声だしてるのかっ!!!
GM:
プライベートは、云えないね。 …よぅーし、こんなもんだろ☆
ロート(P):
でも、カン○キさんだと…、意志の強さと弱さを同居させた女の子ってイメージなんだけど……
GM:
大丈夫。そんな子だから。OK、OK☆ 近い声になったはずだ。
アセ○アの●スペリアっぽい声で良いなら。
で、カ○ザキさんて『とらハ』にでてたっけ?
ユウキ(P):
……3代目、春原七瀬として…DVD完全版に
GM:
へー、『1』の小鳥と七瀬は毎回声が違うんだね。金川としてはこの声に不満かい?
ユウキ:
いえ、そういうことは……ないです。
全員、大爆笑
T◎M(P):
あーあ、金川“先輩”堕ちちゃった。
(この瞬間、“アールマティ”のCVは、カンザ○カナリさんになりました)
シーン08:【タタラ】 ユウキのイベント
場所:ウエンディーズマーケット
RL:
テンポが崩れたので、シーン変えるよ。
「はい。
わたし、逃げ出すのが精一杯で…。これからどうしよう……」
“アールマティ”…いや、アティは不安そうに呟いた。
ユウキ:
RLは鬼だ。
複数の選択肢を提示しながら…1つ以外はButEnd直行のクソゲーレベルの行為だ。
「よーし、俺が君の体を取り返してやるよ!」
GM(アティ):
「え…!?」
ユウキ:
「困っている人は助けるのが【カブト】の仕事だ!」
※かなり、間違っています。敢えて言うなら【フェイト】です。
GM(アティ):
「…でも……、相手は間違いなく組織ですよ。 なんでわたしの為に…」
ユウキ:
「わかっちゃいないなぁ〜。 それが、【カブト】ってもんさ☆」
シーン09:【カリスマ】 ユウキのイベント
場所:ウエンディーズマーケット
ロート(P):
ここで、《腹心》登場させて良い?
ユウキ(P):
いいよー
ロート:
〈コネ:飛鷹ユウキ〉+〈派遣〉=4【理性】+S6=10
《腹心》のペルソナを【トーキー】に変更。
マイナーアクションで、“マスカレイド:富山人(西)”を
T◎M(P):
まじかっ!?
ロート:
「きゃ、なにしとんがんけー?」
いかにもな、トーキールックの20代女性がのぞき込む。
ユウキ:
「うわっ、あんただれ!?」
ロート:
「おら? おれは、三河早苗っちゅトーキーながんぜ」
というか、ここまで富山弁使う人居ない…
ユウキ:
「??? 何語?」
ロート(早苗):
「あー。これけぇー? おらん言葉の富山弁っていうがんぜー。
あんにゃ、じんだはんに追われとらんけぇー?」
※君達、警察に追われてるの?
ユウキ:
PLは解るけど、これどうするの? 標準語約つける?
「なにいってるか、わかんないよ。俺に解る言葉で喋ってよ」
ロート(早苗):
「おら、あんたらっちゃが、富山(とやまん)がズーズー弁やおもっとんの、はがやしいがんぜ」
※私は、貴方達(都会の人たちを省略?)が富山県人(この場合富山弁か?)は、東北弁を話していると思っているのを悔しく思っている。 という意味。
実際、富山を舞台にした映画の殆ど(多分『少年時代』以外)が、シベリアもビックリの極寒地帯で、東北弁を喋る奇怪な地域設定になってる。多分、わかりやすくデフォルメしたのだろう。
(ちなみに、『北の国から』も北海道なのにずーずー弁である)
ユウキ:
「よくわかんないけど、何に怒ってんの?」
ロート(早苗):
「あんたイイヒトやぜー?」
そういいつつ、ポケットロンをのぞき込む
「 か、なんけ〜? もしかして、例のAIけー?」
ユウキ:
「なんで、そのことを!?」
ポケロンを隠して身構える
ロート(早苗):
“マスカレイド”を切って…
「ふふふ…うちは、そのAIについてしらべてるフリージャーナリストや☆」
ユウキ:
「怪しい奴だ……」
ロート(早苗):
「ははーん。信用がないねぇ〜。【トーキー】を敵に回すと、後で泣くよ。
【トーキー】が居ないだけで、バットエンド直行のシナリヲもある位なんだぞ☆」
T◎M(P):
………BL○KK=B◎Xかよ………
※これは『某2nd時代のシナリオ集』で、重要ゲストを救う(&キャスト達の身の安全の保証を得る)為には、《暴露》(もちろん、何でもあり神業でもOK)で、敵組織の陰謀をブチまけないといけないためである。
そして、この時代…“推奨スタイル”という概念がないので、【トーキー】が必要とは、レギュレーション段階で一言も書かれていなかったのだ!!
ロート(早苗):
「というわけで、お姉さんからのプレゼント☆
君達を追っている黒服は、『NGO:国際安全相互協会』の職員だね。
そこの宮月那岐って代表なんだけど…N◎VA軍の士官らしいよー」
ユウキ:
「げー! マジカヨ!?」
ロート(早苗):
「ちょっと粋がって、ヤバい事に足をつっこんだようね、ぼくぅ〜?」
ユウキ:
「うるさいなー、どうしようと俺の勝手だろ!」
ロート(早苗):
「ふーん。“騎士(ナイト)”気取りなんだ。 ま、死なないように気を付けてね」
へらへらと笑いながら、雑踏に消えていく
ユウキ:
「っていうか、あの人誰?」
RL(アティ):
「さ、さぁ…」
シーン10:【カゲ】 T◎M
場所:ウエンディーズマーケット
そして、同じ場所の物陰に…もう一人の主演俳優(Cast)が待ちかまえていた。
T◎M:
「――――随分と、口達者だな」
ロートの《腹心》が、曲がろうとした路地の壁にもたれかかって待ちかまえている。
ロート(早苗):
(ペルソナをカゲムシャに変更)
「――その方が、ウケがいい。
ああいった“ボーイスカウト(正義感ぶった奴)”にはな。
お前が望む(リクエスト)なら、大概の人格は演じてみせるが?」
T◎M:
「必要ない。」
ロート(早苗):
「一応報告しておく。あいつらの側にいれば、勝手に宮月那岐という人物と手駒がやってきてくれるだろう。」
T◎M:
「撒き餌か?」
ロート(早苗):
「道標といってやれ。 …可哀想だからな」
T◎M:
「別に馴れ合う必要もない、お前の主人に伝えもらおう。
…とっとと詳細な情報を出して欲しいものだ。“稲妻”の名が泣くぞ?」
ロート(早苗):
「主人は、久々の遊戯を愉しんで居られる。
待たせたお詫びに、幾ばくかの援護をすると仰有ってる」
T◎M:
「そうか。 ありがたく受け取るとしよう」
――そして、二つの影は闇に消えた