シーン11:【カブトワリ】 ロートのリサーチ
場所:ロート私邸
穏やかなる午後2時の昼下がり……。
見事に切りそろえられた芝生が生える庭に、木目鮮やかなテーブルと椅子がある。
卓上には、焦げ目一つなく焼き上がったスコーンが数個、オレンジマーマレードと、サワークリームが盛られた銀の小皿……そして、柄一つない青磁の茶碗がおかれている。
ロート:
「そう。坊や(ナイト)にも接触できたの?」
〈謎のプレゼント〉+〈交渉〉+〈社会:社交界〉+〈コネ:カーヴァ〉=10【外界】+8(サヴァン)+3(コネ)+2(謎プレ)+2(装備)+DJ(10)+5(報酬点)=40
〈謎のプレゼント〉=7【感情】+2(謎プレ)+C5=12
“原質解析”“スペルロック”使用して、“レンのガラス球”と、“レストインピース”を購入する。
「これを、坊や達に届けてあげて」
T◎M(早苗):
「随分と、高価なもののようですが?」
ロート:
「坊や(ナイト)には、“お姫様”を守ってもらわないといけないのよ。少しぐらい投資しても罰は当たらなくてよ」
T◎M(早苗):
「………御意。」
ロート:
「さて、“狩人”さんにも報酬を用意しないと怒られるわね」
宮月那岐についてリサーチ、MAXは25ですね?
RL:
うむ
ロート:
「ふふふ。隠れん坊なんて、かわいらしいわね…。でもお婆ちゃんの知恵を甘く見ちゃいけないわよ」
RL:
では、最後の情報だね。
・宮月那岐は、用兵の達人であり外交の手腕にも優れた情報将校でもある。
あと、彼には“阿修羅”と呼ばれる屈強な護衛が着いている。
ただし、この男のアドレスとアールマティーの義体のアドレス(同一)は、神業で偽装されている。
ロート:
「あらあら……。困ったわねぇ」
ロートは、子供が悪戯したように、少し困った笑みを浮かべた。
そして2秒後、執事に電話を持ってくるように命じた。
そして、いづこかへ電話をかけた。 ……そこは、何人たりとも立ち入ることが出来ぬイワヤトの向こう……『日本』本国であった。
ロート:
「……ごきげんよう“神意(TANAHA)”。かれこれ、何年ぶりかしら?」
相手は、日本軍の枢機を統べる将軍級の人物で『ToF』の一員という設定でお願いします。
RL(“神意”):
「さて、何年になろうかのう。 ……それで、物言わぬ巨象に何の用かな?」
ロート:
「『関東方面軍』の作戦データーを分けて頂きたいのよ」
RL(“神意”):
「それは、無理だ。『日本』の利益を損なう」
ロート:
「いいえ、そうでなくてよ。天秤を『日本』に傾けすぎて…戦争が終わったら、困るのはどなたでしょうか? ……貴方(軍部)でなくて、“神意”?
第一、和泉大佐の面子をつぶすことは、“開国派”への牽制としては十分すぎるのではなくて?」
《天罰》で、宮月とアールマティの義体のアドレスを手に入れる。
『ToF』、それは世界を動かす天秤の事……。世界が一つの道義で統一できないように
世界の覇者の中でも異端は存在する。
例えば、闘いを止めたくない軍人、遙か先の理想郷ではなく俗世での栄達を望む宗教家、そして…人類の革新を志す革命家……。
彼らのネットワークをもってすれば、どんな無理も不可能ではなくなる。
それは、“人類の進化”という言葉の名の下に……力による進化の押しつけとして体現されるのだ!
RL(“神意”):
「宮月は、斑鳩にある社屋に在居している。『北米』から奪取した義体も同じ場所だ。」
ロート:
「感謝するわ。お礼は、和泉大佐の懐刀:宮月の破滅でよろしいかしら?」
RL(“神意”):
「ああ、それは何よりの報酬だ」
回線が切れる
ロート:
「……今の情報は、私の方から伝えるわ。 機会を見計らってね。
貴方は、引き続き“彼ら”の手助けをしなさい」
T◎M(早苗):
「御意」
そのまま。闇に消える
ロート:
「さあ、わたくしも…遊戯に参加するとしましょうか。
――わたくしなりの趣向(Style)でですけどね」
〈交渉〉+〈コネ:ウイリアム=多聞〉+〈ブラックマーケット〉+〈売り上げ〉=10【外界】+8(サヴァン)+2(コネ)+D3=23
報酬点:12獲得
「蓄音機を出してくれるかしら?
音楽はそうね……シューベルトの『未完成』がいいわ。第一楽章だけを流して」
静かでいて、幻想的でいて……そして不安を誘う音楽が鳴り始める……
それは、これから始まる“神鳴り”を暗示しているかのようだった。
シーン12:【フェイト】 T◎Mのリサーチ
場所:ウエンディーズマーケット
表舞台のカフェっテリアで、“古典的行為(ボーイ・ミーツ・ガール)”を演じる少年。
路地裏で、様子を見てた黒服の殺し屋は、苛立ちと共に、決して帰ることの出来ない憧憬にも似た感情も、一瞬芽生える。
RL:
では、〈知覚〉判定。目標値は、12
T◎M:
マジカ!? 〈知覚〉= 9【外界】+D5=14
RL:
では、不審な気配が、カフェテリアの二人を伺って居ることがわかる。
T◎M:
「――【カブト】になった覚えはないが…」
そういいながら、忍び寄って問答無用で銃を撃ち込む。
マイナー:3アクション/サイバーリンク・コンバットリンク・ソルジャーブルー起動
〈隠密〉+〈白兵〉+〈射撃〉+〈必殺の矢〉+〈クイックドロウ〉+〈※ピンポイント〉=9【理性】+6+3(装備)+S2=20
パン
路地裏に乾いた音が響く……
RL:
ダメージくれ。装甲は3点 差分は5
T◎M:
18+5(差分)+D3=26/殴
ダメージ16/動脈切断を演出
RL:
7/腕部損傷。片腕が、千切れて路地に転がった。
T◎M:
「――宮月那岐という奴の飼い犬か?」
RL(刺客):
「………だとしたら?」
そうだね。
T◎M:
「――奴の居場所を教えて貰おうか?」
RL(刺客):
「ほう。云うと思うか?」
T◎M:
「――では死ね。
お前が死ねば一つ上の駒が動く。今度は其奴から聞く」
RL(刺客):
「自殺志願者か? この街は“英雄ごっこ”する場所ではない。
せめて死ぬ前に、名前位は聞いておいてやろう」
“纏”の奥で刃物が動いたような気がする
T◎M:
「……自分から名乗れ、“カブキ(自意識過剰者)”」
RL(阿修羅):
「我が名は阿修羅。 …貴様の名は?」
T◎M:
「――――“T◎M”だ。」
誰も気付かぬ路地裏で、二人の闇の住人が牙を抜きはなった!
-舞台裏-
ロート:
〈交渉〉+〈コネ:カーヴァ〉+〈天災〉+〈黒い陰謀〉=10【外界】+8(サヴァン)+DK(10)+10(報酬点)=38
対象は、宮月ね
シーン13:【カタナ】 カット進行
場所:ウエンディーズマーケット路地裏
RL(阿修羅):
じゃ、プロットするよー。AR:3、セットアップはなし!
「…我が剣術が奥義、とくと観るがよい」
T◎M:
AR:2、セットアップ無し
「――――その気はない」
《とどめの一撃》
無造作に、トリガーをひく。技名も、名乗りもない不格好な一撃
唯一の華は薄暗がりに灯る火花のみ!
T◎Mが放った、鉛の死神は“阿修羅”の眉間にトンネルを穿った!
RL:
では、“阿修羅”は何が起こったのかも解らない表情のまま路地に倒れ動かなくなった。
カード回せて幸せ
T◎M(P):
実は俺も
-舞台裏-
ロート:
〈交渉〉+〈コネ:カーヴァ〉+〈天災〉+〈黒い陰謀〉=10【外界】+8(サヴァン)+D8+10(報酬点)=36
対象は、宮月。
シーン14:【カゲ】 ロートのリサーチ
場所:ウエンディーズマーケット
ロート:
さて、そろそろお婆ちゃんも重い腰をあげるとしましょうか。
ユウキを呼び出すのだけど、演出としてはボーイ・ミーツ・ガールやってるカフェに此方から訪ねる方向で…。
RL:
じゃあ、オープンカフェに座っているユウキに近寄っていくわけね?
ロート(P):
ソンナ感じ
RL:
では、ユウキとアティにあと数メートルという地点で、“ZAP! ZAP! ZAP!”という謎の発射音と共にどこからか発射されたパルスレーザーの雨が、ロートを蜂の巣にする
《天罰》!
全員爆笑
ユウキ(P):
し、ししょう……わざわざ《天罰》にしたのは…ギャグですか!?(腹抱えてる)
T◎M(P):
いまどき、『パラノイア』知ってる人いないっすよ!!(咽せてる)
※いや、しってる君もスゴイ
ロート:
あ、あれだあれ! 《神出鬼没》!
ここに来たの、カゲムシャね(笑いながら、畳の上を転がってる)
※『R』以前の電脳戦ダメージに“ZAP!”というダメージがあったと思います。
モトネタ解らない人の為に、ちょっと解説。
これは『パラノイア』というTRPGシステムのレーザーライフルの発射音がZAP!という謎の音を出すことに由来します。
で、何でライフル音が電脳戦ダメージのネタかというと…
ゲームの部隊である都市は、コンピューター(AI)によって統治された、完全な“理想郷”なのです。
正確には、“都市を管理しているコンピューターが”理想郷だと思っているのです。
社会系に詳しい人なら、コンピューターを頂点とする『管理社会の理想型(ユートピア)』です。
そこではコンピューターの指示や、コンピューターの演算(予想)に反した行為をすると“反逆者”として即処刑(例:レーザーライフルで撃たれる) されます。PCにも反逆者を捜し出し密告することを推奨されます(ミッション成功するより、評価が高い!)。
詳しいことは、
こちらを参照。コンピューター(電脳)による処刑だからというブラックユーモアなのでしょう。 閑話休題。
真実を伝えようとユウキに近寄ってきた一人の【トーキー】。
二人の前に立とうとした、その瞬間……何者かによる処刑が執行された!
悲鳴すら出せず、ボロ雑巾のようになって二人の前に転がる!!
――それは、三河早苗と名乗った【トーキー】だった。
ユウキ:
「!? さ、早苗さん!」
ロート(早苗):
「へへ……ドジったわぁ〜。」
血の海の中から震えながらかすかに頭を上げ、“マスカレイド:以下略”を起動。
「宮月って将校の情報をさぐっとったら…ばれたがんがねぇ〜」
声無く笑う。
ユウキ:
「早苗さん!」
ロート(早苗):
「あー。君、そのAIについて調べとったっけ?
斑鳩の社屋に、そのAIの義体があるらしいわ…」
咳き込みながら血を吐く。
ユウキ:
「早苗さん、死んじゃだめだ!」
ところで、《黄泉還り》か《難攻不落》つかちゃだめ?
RL:
いいけど、ついでに、それするとクライマッスで誰か死ぬよ。
《難攻不落》はタイミング遅すぎw
ユウキ:
ナンデスト!? RL、あんた絶対鬼だよ!!
ロート(早苗):
(実は、《ファイト》で、1個増やせるのだが…。無造作に殺した方がキャラが立つし、黙っておこう)
「あんたぁ、いい人やし…これやるちゃ……。
トーキョに出てくるとき、かーさんがくれたお守り。大切にしられ……」
血まみれの“レンの硝子球”を取り出し、ユウキに渡そうとして力尽きる。
硝子球は、血だまりに落ちる。
ユウキ:
「さ、早苗さぁぁぁぁん!!」
泣きながら血だまりに落ちた“レンの硝子球”を拾う。
「――――俺、許せないよ。 あんたの怒りまで、まとめて宮月って奴をぶん殴ってやる」
ロート(P):
お。頃合いだな。そこで改めて登場する。
〈コネ:飛鷹ユウキ〉=4【理性】+S7=11
――トラブルシューター(笑)がまた、出てくるなんてオチはないよな、師匠w
RL:
同じネタを2度やるほど私はバカじゃない。
迷える光、天蓋を覆う漆黒の闇、そしてそれを見つめる妖星。
三者の意志が絡みあい、物語は進む。
シーン15:【アヤカシ】 イベントシーン
場所:ウエンディーズマーケット
ロート:
では改めて登場。
無言で十字を切っている
ユウキ:
「ロート、さん?」
ロート:
「この人はね…私が頼んで、宮月という男の陰謀を探ってもらっていたのよ。
──わたしが不甲斐ないばかりに…死なせてしまったわ」
ユウキ:
「……俺、どうしたらこの人の思いに答えれるんだろう」
ロート:
「──人に聞くのではなく、自分で考えなさい。」
ユウキ:
「え?」
ロート:
「おばあちゃんがアドバイスすることもできるわよ。
でもね、それじゃ貴方の意志じゃないでしょ?」
し、師匠っ! これ、楽しすぎる!!
GM:
そうだろうそうだろう。データーではこのような楽しみはできないだろう。
ユウキ:
ぬふう。騙されて、そのうえ答えを誘導されているのに楽しすぎる。
「え?」
ロート:
「では、貴方の物語に“善い結末”が訪れますように」
《ファイト!》でユウキの神業を1つ増やす。
ユウキ:
「………」
ロート:
「それではごきげんよう」
〈応援〉=4【理性】+S6=10 ユウキにHAを渡す
T◎M:
では、その去り際の路地の影に立っている。
〈社会:N◎VA〉=6【生命】+H4=10
「──主もたいした役者だな」
ロート:
ペルソナをクロマクに変更
「──あら、みてたの? 恥ずかしいわ」
カメラは、鮫のように嗤う口元だけを映す。
T◎M:
「宮月の居場所は何処だ?」
ロート:
「坊やが案内してくれるわ。そうそう、貴方にもプレゼントをあげるわ」
〈交渉〉+〈社会:ストリート〉+〈ブラックマーケット〉+〈売り上げ〉+〈謎のプレゼント〉=10【外界】+8(サヴァン)+D8+4(報酬点)=30
“ワン・オブ・サウザント”と“レストインピース”を渡す。報酬点13入手
「貴方が行きつけにしている店…“既知外ボブの鉄砲屋”だったかしら?
預けていた貴方の銃の整備が終わったそうね。代金は立て替えておいたから後で引き取りに行きなさい」
T◎M:
「(鮫のように嗤う)流石ボブだ。 必要な時に必要なブツが届く」
シーン15:【カリスマ】 社会戦
ロート:
「さあ、機は満ちたわ」
卓上にはチェス盤とアンティークな電話。傍らには執事
あまりにも上流階級の世界。しかし、その遊戯は人を兵士(ポーン)に変えて闘う殺戮遊戯だ。
ロート:
〈コネ:マイケルグローリー〉=7【感情】+13(報酬点)+C8=28
目標は宮月
RL:
〈社会:N◎VA〉+〈※圧力〉+〈機密情報〉=10【外界】+10(特技)+D7+1(報酬点)=28
で、反撃
〈社会:企業〉+〈※圧力〉+〈ホットライン〉+〈企業の一撃〉=10【感情】+10(特技)+C7=27
ロート:
〈コネ:千早俊之〉=7【感情】+CQ=17
さ、差分10かっ(汗)
RL:
10(差分)+H6=16(洗脳/[精神ダメージ]山札+5)
ロート:
〈ID消失〉=H6 ダメージ14(造反/〈社会〉1つ使用不可)
〈社会:ストリート〉を使用不可にする。
突如流れ出したスキャンダルに、ストリートの人たちはロートの名声に疑問を抱く
社会から放逐されていく。目に見えない恐怖こそが黄金の弾丸の撃ち合い。
RL:
二人はどうする?
T◎M:
はっきりいって手の出る世界じゃない。パス
ユウキ:
同じく
ロート:
「あらあら、最近流行の“腕っ節の強い”幹部じゃないのね」
自軍のポーンを1つ倒す。
〈交渉〉+〈コネ:ウイリアム=多聞〉+〈黒い陰謀〉=10【外界】+8(サヴァン)+2(コネ)+10(報酬点)+D7=37
RL:
〈社会:企業〉+〈※圧力〉+〈機密情報〉=10【外界】+10(特技)+DK+7(報酬点)=37
焦れて切り札を斬ったね!
(報酬点が尽きたが、達成値の基本ベースは此方が上だ。)
ロート(P):
師匠、大事なこと忘れてる。ここで〈天雷〉を発動させる。達成値:38と36
RL:
そんなものもあったか!?
〈社会:メディア〉+〈※圧力〉+〈機密情報〉=10【外界】+10(特技)+D5=25
差分:13と21
ユウキ(P):
普通使いませんから
ロート:
黒の城壁を指で弾く
「まずは外堀」
17+S3=20(権力剥奪/X-Lank化)
そして、その先にある僧正を弾き、自軍の騎士と僧正を進めた
「──さあ、道は開いたわ」
21+H4=25(有罪/[抹殺])
チェクメイト。 王の喉元に刃が突きつけられた。
しかし、チェスには王の身代わりになる役割の駒が存在する。
向こう側に座る見えない差し手は、当然のことのように身代わりをつかった。
つまりこの瞬間、N◎VA軍は全ての行動と全ての責任を宮月になすりつけ切り捨てた。
ロート:
「久々の仕事は疲れたわ。 カフェ・ロワイアルをお願い」
執事が角砂糖にブランデーを注ぎフランペしている横で、ゴキッという鈍い音がした。
視線を移すと、庭先で戯れていた小鳥にフィレットが襲いかかり頸骨をかみ砕き腑を貪り食っているところだった。
最も可愛らしく無害なるモノの象徴…それこそが最も残虐の象徴だった。