シーン17 【カゼ】 |
「勝利」の為の逃走 |
シェーナとディスが(くそ高い)【外界】を駆使して秘密裏に購入した”I=330Conv シティ・ベア”バンと”運転手”を使用し、シェーナとディスは博士親子を護衛しつつ「房総」にある空港を目指すこととなった
RL(課長) | (現地に来る)「おい、一体この事態はどうしたと言うのだ!?」 |
---|---|
柊 | (苦笑い)「いや〜、[ウミカイ]の工作員に部屋を爆破されまして、お二人とも『死に』ましたよ」 |
RL(課長) | 「なんだと!?」 |
柊 | 「ハハハハ、申し訳ございません。 死体すら残りませんでした」 |
RL(課長) | 「クッ。(連れてきたクグツに)お前達、脳の破片でもいいから、残って無いか調べろ!!」 |
柊 | 「たぶん無理ですよ〜、私が生きていることですら奇跡に近いのですから〜☆
・・・ところで、再度尋ねますが、課長は[後方処理課:トリニティ]について何かご存じですか?」 |
RL(課長) | 「君の話によると、主要三人のうち、二人は倒したそうだな」 |
柊 | 「そうですね」 |
RL(課長) | 「だが、お前達の倒した二人は『飾り』にすぎん・・・。実質、[トリニティ]を仕切っているのは、”黒の父”と呼ばれるゼブルという男だ」 |
柊 | 「それでは、『葉と茎』だけ刈って、『根』を摘み損ねた・・・そういうわけですね」 |
RL(課長) | 「とりあえず、この責任はとってもらうぞ」 |
柊 | 「まっ、自分の蒔いた種ですからね♪」 |
RL(課長) | 「・・・そう思うなら、自分で始末をつけてこい。 事の詮議は後日おこなう」といって、課長:小泉氏は帰って行かれます |
柊 | 「わかりました。 では、私も急ぎ空港に向かいましょう」 |