今回、ルーラーを勤めてました、”皇帝”金川 仁です。 如何だったでしょうか今回のリプレイは・・・。
現在、公式にはログアウト文庫(現在廃盤か!?)から『振り向けば死』と『猟犬達の午後』という公式リプレイ集と、今回使用しております最新版「トーキョN◎VA TheRevolusion」のサプリメント『トータルエクリプス』に一編があります。 『ふりむけば死』は巻末の後書きにも書かれていますが、大半が改竄(理由は、元々プレイがN◎VAのシステムで行われていない為)されており、実際のプレイのノリが掴みにくくなっております。
『猟犬達の午後』に至っては、半分小説と化しており、どの技能を使用しているかすら出来ません(かじろうとして、《神業》だけは、描写の激しさから掴むことはできますが・・・)。
たしかに、『サイバー・アクション』と銘を打ってるだけあってN◎VAはスピード感溢れる、まさに『演劇』あるいは『ドラマ』をイメージしたシステムです。 もしかしたら、そのスピード感をよどみなく伝えるのには原型のまま載せるのは不適当なのかも知れません。 プレイの原型の稀薄さは『F.E.A.R.』の方々がN◎VAのイメージを伝えるために推敲を重ねに重ねた到達点なのかもしれません。
しかし、読者側としてはどのようなノリで、どのような技能を駆使しながらアクトを進めていたのか知りたいという気持ちはあるます。(できれば、ルールブックを所持していない読者のためにキャストのデーターを掲載して欲しかった)
というわけで、自らが感じた不満を吐き出すためか、無謀な挑戦をおこなうことにしました。 この企画を持ち出したときに、”元締め”の桜久平守氏に「悪いことはいわん、やめておけ」と釘を差されました。 氏自身、N◎VAのリプレイを書こうとして、幾たびも断念していることの事。 氏の文才(ガープスの方を見ていただけば解りますが、私のものより数段読みやすい)を持ってしても不可能だと言いたかったのでしょうか? それとも、あのN◎VAの雰囲気を再現できるのは制作者だけだという事なのでしょうか?
『では、発想を変えればいい!』
私はそう思い、真実の描写の為に、あえてスピード感を殺すことを決意しました。 あくまで、同人レベルで有る以上、自らの才で出来ることを書けばいい。 ”我々は制作者じゃないのだ” その考えに至るのに時間はそうかかりませんでした。
という、N◎VAの常識を覆す(いわば、普通スタイルの)リプレイを書くにあたり、キャストになって下さった、
TUINSの賛同者達に感謝すると共に、メガテンに引き続き添削をしてくださる動話アトリエの方々に深く感謝する次第であります。
まず、読者に断っておかなければならないのは、このアクトのシナリオには元ネタがあるということです。
このシナリオは桜久平守氏のルーラーで行った動話アトリエ内のN◎VAシナリオ(原題:スチーム・ハーツ)を自分なりに焼き直したものであるということです。 アクトの真相や敵は私がアレンジしましたが(というか、組織から抜け出す、博士と娘というコンセプトしか原型を留めてないのだが・・・)大まかな流れは、ほぼ同じなのですが、念のためにその時のキャスト等の公開をさせていただきますと・・・
ちなみに、敵は三合会(中華街に根を張るマフィア)の分派でした。話の流れは本編とほぼ同じでした。私のキャラが、「柊」と「シェーナ」のやっていた行動(エリカの保護)と束縛(上司からの圧迫)をやってました。
あと違うところは、【カゼ】が居たので、脱出時に追っ手とのカーチェイスがあったり、空港内部に【カブトワリ】が配置されて、最後の最後で《とどめの一撃》が飛んできたりしました。(《プリーズ!》と《ファイト》を所持して居られた、
デライドママに感謝☆)
あと、最大の相違点は、博士の造ったものは『小型ドローン』ではなく、『成長するドロイド:エリカ(原題ではシンシアという名前だった)』だったということでしょうか。彼女は、N◎VAに残り、現在デライドのお店で働いています。
ちなみに、『キャスト同士の依頼の相違』というのは私が勝手に付け加えたものであり、アトリエの方ではすんなり仲間になりました
最後に追記すると、柊は権力を行使して、ひょうひょうと上司からの尋問をくぐり抜けましたが、私のキャラはそんな社会的な《神業》をもっておらず(注:イヌの神業は、対象一人に罪を与えるというものです)、博士を連行しろと言う上司に真っ向から反抗して、アクトのエンディングでは、タバコを吹かしながら、「これから、どうしようか・・・」と苦悩するという、哀愁漂う姿をみせました。
余談ですがに、次のアクトからは窓際族に左遷され、ハンドル(通称)が、”燃えるSSS隊員(熱血官)”から、
”無能官(やくたたず)”に変化したことを追記しておきます(もしかしたらこのキャスト、ゲスト出演するかも知れません)。
ちなみに、公式リプレイでもキャスト同士の『利害が対立』して、あわや戦闘・・・ということはあっても、実際に殺し合いを演じ、死者(生き返ったけど)をだしたことは見たことがありません。 (コンベションでは、しばしばあるそうですが・・・)
かくいう私も、コンベションのN◎VAでは結構死んでいます(正確には二版時だけど)。 ちなみに、必ずと言っていいほど選ぶフェイスは【カブト】【イヌ】【クグツ】です。 【カブト】はともかく、【イヌ】や【クグツ】はどうも敬遠されているそうなんですが(ちなみに、後【エグゼク】もなかなか選ばれないらしい)。 束縛されやすいのが共通して言える特徴なのですが、ルーラーにとっては凄く有り難いというのは勝手な言いぐさでしょうか・・・。 いずれもゲスト向きのスタイル(【クグツ】や【レッガー】なんて、やられ役の代名詞だ!)なのは間違いないでしょう。 閑話休題
さて、反省ですが、今回のコンセプトに会ったのは「キャスト間の対立」です。 ちなみに、キャスト達は全員N◎VA初体験で、ルーラー自身も当時は、キャストで1回経験しただけでした。 従って、いきなり大風呂敷を拡げてしまったわけです・・・・。(この辺が、自分の見境いなさだなぁ・・・)
あと、これをプレイした時期には『トータル・エクリプス』がまだ手に入れてされてませんでした。(正確には、後編前後に発売されたのですが、富山には一冊も入荷してないようで、入手がかなり困難な状況でした)。
で、リプレイを見直してみると、ルールの間違いや、疑問な点が多々ありました・・・・・・。 解っている限り羅列してみますと・・・
以下、細かい点をつつくとキリがないのですが、初心者のミスということでご容赦下さい。さて、今回はキャスト同士が、一切面識が無いという変則的な状態からスタートしました。 アクト終了後、これまた変則的ではありますが、「アクト開始時にルーラーは、1〜2個程度の<コネ>を与えることが出来る」と言うルールを使用させていただき、この時点で初めてキャスト同士で<コネ>を取らせていただきました。
周囲からも「プロじゃない奴の書いた、リプレイなんか読む奴なんか居ない。 只の自己満足だ」という厳しい声もいただきましたが、本人は、委細承知の上でやっておりますのでご容赦願います。
さて・・・・・・。 2月に入ったら、メガテンの2話を書かないと・・・・・。 冗談抜きで、N◎VAの方は、らむらむさんに依頼しようかな・・・・。 ほら、リプレイとかイラストとか書いたら、経験点も貰えるしさぁ・・・。