シーン9 【トーキー】 |
与えられた繁栄 |
− Overplay One’s hand
RL | では、何か調べたいことはないでしょうか? |
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薫子 | じゃあ、シェーナが何の仕事をしているか |
RL | それは、〈売買〉か〈社会:メディア〉で判定。 基本的に、相手の情報を得るときの目標値は、相手の能力値なんだよなぁ〜 |
薫子 | じゃあ、〈売買〉で9! |
シェーナ(P) | RL! 個人のプライバシーを守ることは出来るんですか? |
RL | どうなんだろう? 【クロマク】の特殊技能に、わざわざ”情報収集を妨害できます”という技能がある以上、不可能なのではないのかな? どう思います? |
柊(P) | どうかなぁ、〈※吊し上げ〉は基本的にRL専用という観が強いので、RLの必要に応じて、抵抗を認めてもいいのじゃないですか? |
RL | では、今回は適切だと説明できる技能でならば抵抗を認めます |
シェーナ | では、〈社会:軌道〉で抵抗します。 機密の露営を恐れた軌道社会が手を廻したということで……15。 |
RL | では、それに対して何処からともなく〈※吊し上げ〉が、かかりますが達成値に届きません |
柊(P) | なぜ、軌道なんだろう…… |
シェーナ(P) | 生まれ故郷の力は偉大だ…… |
ディス(P) | そういえば、シェーナの過去を調べようとしたら、問答無用で行方不明になるんじゃ……? |
RL | そういえば、シェーナの経歴を洗おうとした奴はろくな死に方をしてないという事が自己紹介に…… |
薫子(P) | 出生の秘密に関わっていないから大丈夫! |
シェーナ(P) | もし、調べようとしたら”自分は死んでも確実に消しにかかる”ので…… |
RL | では、薫子さん。 あなたの”ポケットロン”にコールが入ります |
RL(舎弟) | 「あねご、電話です!」 |
薫子 | なんで、自分が持っていないんだ!? 「普段は、”薫さん”だって言っているだろ!」 電話に出ます |
RL | では、では、画面を見ると……テレビの放送終了後のような状態で相手の姿は解りません。 どうやら、先方は顔を合わせたくないようでフィルターをかけているようです。 声も、『本人の事情により音声は変換させていただきます』状態です |
シェーナ(P) | 怪しいですねぇ〜♪ |
RL(謎の人物) | (ヘリゥムを吸ったような声)「お初にお目にかかります。 ストリートの方で活躍されて居られる、”シルバーウロボロス”の代表:宮前督薫子さんですね? 実は、貴方の手腕を見込んで、一つお仕事を依頼したいのですが? 報酬は、貴方の言い値で、お支払いいたします。 方法は架空の慈善団体からの寄付という名目で、貴方の口座に振り込む……決してアシはつきません」 |
薫子 | 「ふ〜ん。 内容を聞こうか?」 |
RL(謎の人物) | 「簡単な事です。 貴方の擁する”手練れの部下”を使って、一つ騒ぎを起こして貰いたいのです」 と言って画面にデーターが映し出されます。まあ、セラフィの顔なんですが…… 「ご存じでしょうが、”ストリートアイドル”セラフィです。 彼女のロケが、明日アサクサの方で行われます。 その場で、一つ”騒ぎ”を起こしていただきたいのです。 方法は、貴方に一任いたします。 条件は、負傷者を出すことと、新聞の記事になる規模である事です。 ……尚、詳細はお話しできません」 |
薫子 | (ニヤリ☆)「いいでしょう。 その仕事、引き受けましょう。 ……100プラチナムで」 |
RL(謎の人物) | 「……何か言われましたか?」 |
薫子 | 「聞こえないようなら、この話は無かったことにして貰うわ」 |
RL(謎の人物) | 「そうですか。 実に残念です」 といって、電話は切れます |
薫子 | ところで、相手はどんな人物かもわからないの? |
RL | そうだねぇ、相手は女性であるということは解るね |
薫子 | ふーん |
RL(舎弟) | 「なんですか? カチコミですか!?」 |
薫子 | 「……断ったから、関係ないよ」 |
− 同日、パラダイス・カフェ − | |
RL | では、ディスレーの”ポケットロン”にコールが…… |
ディス | 「もしもしー」 |
RL(謎の人物) | では、相変わらず姿は見えない 「お初にお目にかかります。 貴方が”沈黙の魔弾”さんですか?」 |
ディス | (カゲの表情)「何?」 |
RL(謎の人物) | 「”沈黙”を、一人の女性に与えて欲しいのですが」 |
ディス | 「随分、不穏な発言をされるわね……。 で、誰を消せばいいの?」 |
RL | セラフィのデーターが画面に出ます |
ディス | 「有名人はセキュリティが厳しいから、【カブト】の数と其奴の腕に応じて、追加料金を頂くわよ……。 で、幾らでるの?」 |
RL(謎の人物) | 「そうですねぇ……基本料金として、5プラチナムまでならば約束いたしましょう。危険手当については、成功後に相談に応じましょう」 |
シェーナ(P) | 破格だよねぇ〜(ルールブックP149を見て)、「要人暗殺」の中級クラスの報酬ですよ |
柊(P) | いいねぇ〜♪ |
シェーナ(P) | 「どっかの大臣を殺せ」クラスですよ〜 |
薫子(P) | ここまでくると、リスクを考えても、”得”だよね |
RL | うむ。 そういう事も考えてシナリヲを組んである |
ディス(P) | うわ〜、これは初回と同じぃぃ!! |
RL (バーテン) |
では、ここでマスターが一言 「……ママ、あんまり報酬だけで動かん方がいいぞ」 |
ディス | 「……相手は、”新進気鋭の売れっ子カブキ”よ、10なら考えるわ」 |
RL(謎の人物) | 「……随分と、自分の腕を買いかぶって居られるようですね……では、この話は破談という事で……」 |
ディス | 「あら、切れたわねぇ〜、ホホホホホ」 |
RL (バーテン) |
(グラスを拭きながら)「……仕事を依頼をするのに、顔も見せん奴は信用せん方が身の為だ……」 |
柊(P) | やっぱり、このマスター、凄腕の元暗殺者かなんかじゃないの? |
ディス(P) | うんうん、そう思う。 |
RL | では、舞台裏なんですが……、反抗的な人々に何処からともなく鉄槌が振ってきます。 |
薫子(P) | いえ〜い!! |
ディス(P) | いえ〜い!! |
RL | では、……(手札を見る)。 …………恐ろしいものを見せてあげよう………… 薫子さんに〈コネ:レンズ〉〈黒い陰謀〉〈影の謀略〉で……、ハートで12 |
薫子(P) | 12!? |
RL | さあ、驚け! |
薫子(P) | なに? この達成値の低さ? |
RL | スートで驚け!!! |
意図を理解して爆笑 | |
薫子(P) | ドキドキ…… |
柊(P) | (苦笑)まあ、レンズだし…… |
薫子 | で、目標が12? 返せるじゃん。 |
RL | まあ、とりあえず誠意を……。 同じく、ディスレーに対して〈コネ:九条政二〉〈黒い陰謀〉〈影の謀略〉で22 |
ディス | げげ!! 何で返せばいいんだ!? |
RL | とりあえず、成功することが寛容なんだね |
ディス | じゃあ、〈コネ:マイケル・グローリー〉で21! |
RL | 差分値は1だね? ダメージは鬼引きして……4だね |
シェーナ(P) | 「4/監視 誰かが嗅ぎ回っている」ですね |
RL | では、記者が貴方のことを嗅ぎ回っているようです |
ディス(P) | 気分的にイヤですねぇ |
シェーナ(P) | 実害はないよ |
ディス | じゃあ、放置します |