技術指導1 〜カブトの一般技能について
心、此処に在らざれば、視れども見えず。 聴けども聞こえず。
食えども、その味を知らず
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―― 『大学』。 ハザード前の儒教教典
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すべてにおいて、基本となるのが、一般技能です。 どのような優秀な<※特殊技能>も、根幹たる一般技能がなければ役に立たないのが事実です。
※推奨度
●●●−本業カブトとして生計を営むなら、必須(作成段階でも1Lは欲しい)
○●●−本業として生計をなすなら、修得を念頭におくべきである
○○●−あれば、役に立つであろう
○○○−趣味や個性としてもつ領域
セキュリティ ●●●
カブトに必要な能力は、ヒットマンの銃弾からクライアントを守るだけであろうか?
「サイバーテロ」という言葉が当然である当世、危険は銃弾だけではない!
爆発物、薬物を筆頭に、盗聴・盗撮等のプライベートの保護もボディガードの務めである。
ヒットマンの排除なら、カタナやカブトワリを雇う方が手っ取り早い事は周知である。戦闘屋とボディガードの差異こそが、セキュリティ・ガード能力の有無ではないだろうか?
トロン ○○●
カブトという職業柄、外部に出て情報収集という行為が非常に困難となる。そのハンデを埋め合わせてくれるのが、電脳機器である。そのほかにも、サイバー犯罪からクライアントを守ろうとした場合、セキュリティに加えてトロンが必要となる場合もあり得る、余裕があるならば、1L程度有しても邪魔にはならないであろう
ファイアアーム ○●●
戦闘で優位に立つための条件の一つに、「相手の反撃できない位置から攻撃する」という
事が、古来より言われている。事実、火器は手持ち武器に比べて使用しやすい(達成値があがりやすい)という利点がある。
カブトワリ以外のカブトも、銃器はきっと役に立つであろう。
メディック ○○●
被害というものは、戦闘が行われる以上は避けられない。周囲に【タタラ】等の治療のプロがいるならば、必要ない技能だが、最悪の場合の想定して1L位は有していてもいいであろう。
それに、傷ついたクライアントの応急処置をするボディガードってのも絵になるぜ。
知覚 ●●●
「危険を回避する最高の方法とは?」この命題の答えは「事前に察知する」ではないかと思われる。潜んでいる狙撃手、仕掛けられた爆弾……。それらを直前で見つけだす技能こそが<知覚>である。
まず、危険を認知することこそ、護衛の勤めではないか?
アレンジ ○○○
「映像とは、情報の倉庫である。」私の恩師(NHK出身)の言であるが、言い得て妙であると常に思う。確かに、警備カメラに不審者のカゲが写る可能性もある。
仲間に、トーキーがいるならば必要ないのであろうが……
製作 ○○●
制作といっても子分類が多岐にわたるため、一括りにとはいえないが、タタラがいない場合は非常時に備えて応急修理が出来るように、ウェポン・ファッション・ヴィーグルのいづれかを1L有していても、面白いかもしれない
心理 ○○●
世の中には、口舌にて人の心を殺す輩が存在する。犯罪として立証しづらい行為であるため、もしかしたらカゲよりも怖いのではないだろうか? ミストレス・マヤカシ等の心理療法の専門家が仲間にいない場合は、あると重宝するかもしれない。
意気消沈するクライアントを励ますカブトというのも絵にならないかい?
芸術 ○○○
いわゆる、趣味一般を示す技能である。かの千早雅之社長も現役時代から、ピアノを嗜み、子犬を愛するプライベートを有していたようである。
戦闘機械と呼ばれるがイヤな方は、色つけに持ってもいいのではないか?
霊感 ○○○
【バサラ】や【マヤカシ】という霊能系のスタイルを有しているならば、第六感が働くボディガードというのも面白いが、アストラル系シナリヲ以外では、<知覚>のレベルを上げた方が宜しいと思う。
アイデンティティ ●●●
自我……いわゆる、自己防衛本能である。私的に、アイデンティティは重要であると思う。
肉体戦に比べて、精神戦は防御手段が少なく、専門家でなくてもある程度の効果が期待できるという、見えざる危機であると思われる。
……それに、論破/籠絡されるカブトって、情けないですよね〜
また、アイデンティティで精神戦(目線や気迫で威圧)がおこなえます。<交渉>より、オーラを放つ方が【カブト】らしいと思います。
アスレチック ○○●
排除専門の仲間がいて、自分は防御専門という場合は別として、戦闘中に急な移動が必要な場合は間々あり得る。余裕があるなら1L程度は有しても損はないであろう。
飛び込みながらクライアントをかばうボディガードって映えませんか?
ヴィークル ○●●
映画「The Body_Guard」において、車両は一種の密室である危険性を示唆している。確かにその通りだ。時速4〜50kmで走る車から飛び降りることはできない。
そういった意味で、有事に備えて乗り物の運転くらいは出来てもいいのではないか?
メレー ●●●
カブトを物理防御力と割り切るならば、最重要技能ともいえる。
メレーは、攻撃と同時に防御の要である盾を使用する際にも必要となる。作成時でも、最低2L(理性と生命か?)はほしいところだ
回避 ●●●
上記のメレー(+盾)があるならば、本来は必要ないが、盾などの大型の遮蔽物を利用した回避(メレー+回避)を
行えば、リアクションが有利となる。 また、盾を持たないカブトは回避が必須であろう。
隠密 ○○○
一度、『周囲に狙われていることを知らせないように(警護されていると気づかれないように)警護してくれ』という
ミッションを与えられ、隠密の必要性を痛感したことがある。カゲ=カブトという通な組み方(以外と使える)をされる方、
そういう警備法を好む方は、取得すると味になると思う。
交渉 ○○●
実は、<コネ>との絡みもあり、●2つとしたいところなのだが……、交渉単体使用となると難しい。
口舌を武器とするならば、必要だろう。 リサーチに積極的に加わるならば交渉を有している方がいいだろう。
(例:依頼主に直接リサーチ)
売買 ○○●
サイバーパンク世界においての「金の力の偉大さ」に気づいたのは実はトーキョーN◎VAというのが、金川の愚かさであるが……
売買は装備を揃えるだけでなく、情報も買える。 最低でも1Lは有していた方がいいと思う。
(わざと、失敗してカードを廻しすぎるとRLがキレるので注意。)
追跡 ○○○
実は、カブトに一番不必要(使いどころがない)な技能ではないかと私的に思っている。
追跡をかけると云うことは、依頼主から離れると云うことである。
……まあ、追跡看破という使い方もできるのだが…………
コネ:
(フィクサー系) ●●●
悲しいですけど、カブトは依頼主がいて、初めてカブトという不安定なスタイルです。
とにかく、依頼を持ってきてくれそうな人の1人はコネにしましょう。
とりあえず、ナイトワーデン系でいいならならブロッカー氏でしょう。
(情報屋系) ○●●
他キャストに、情報収集系がいないときに非常に役に立ちます。情報屋も細分化すると、ストリート系・企業系・警察系・ウェブ系・アストラル系に分かれるが、他のキャストの苦手な分野を取得しておくと役に立つであろう。
(医療系) ○●●
生傷の絶えないカブトにとって負傷を癒してくれるコネは必須でしょう。また、依頼主の負傷にも対応できます
社会:N◎VA(外国社会) ○●●
その土地のどこでも登場できる。すごい技能である。情報収集の際は「−5」のペナルティがかかるが、それを差し引いても
重要である。
社会:ストリート/企業 ○●●
外国社会に次いで重要であろう社会。リサーチの際はこの社会がベースとなることが多いであろう。
ストリートと企業のレベル数は、カブトの仕事の範疇(どちらからの依頼)を示すバロメーターではないかと思う。
社会:警察 ○○●
依頼主が襲われるということは、犯罪者が関わる可能性が多い。敵の情報(経歴・癖等)を得れば、解決の
糸口が見いだせるかもしれない。チーム内で最低1Lは欲しい
社会:ウェブ ○●●
以外と思うかもしれないが、金川はウェブをお勧めする。ニューロの有無を問わずにだ。
理由は、依頼主の傍にいることが出来るからである。RLにもよるが、現代以上の電脳時代、情報は
予想外に転がっているであろう。
社会:アストラル ○○○
アストラル中心のアクトでなければ、役に立たないであろう。 これこそ、コネや他キャストにまかすべきではないか?
社会:メディア ○○○
確かに、あると便利だがここに廻す経験点があるならば、もっと有効に活用すべきかと……
まあ、色といえば色であろうが……