●リサーチフェイズ

 
シーン:03  電車に揺られ
場所:(痴呆っていうなw)T山地方鉄道線内〜電鉄魚津駅
 
ガタンゴトン
 ガタンゴトン
 
名○屋の地方鉄道で廃車になった中古車両を更に数十年は使っていると思われる古ぼけた3両編成の在来線に揺られ、大地と真名は、“侵魔”が確認された地、魚津(うおづ)へとやってきた。
※ちなみに、JRでも来れます。
呉羽からの場合、JRでそのままいけるのになぁ
 
GM:
時期は、初夏だが…格好は?
 
大地:
半袖のTシャツにスラックスだな
 
真名:
考えてない。制服というのもアレなので…絵師に一任。
とりあえず、スカートね。スラックスは不可
 
GM:
絵師ってだれだよ…。
 
真名(P):
――――君しか居ないだろ
 
大地(P):
金川さん、白いキャミソール(或いはノースリープのワンピース)スカートに、麦藁帽子は却下ですからね
 
真名(P):
ソウダネ。そう言う格好は、翠なす黒髪じゃないとね……。
 
 
(閑話休題)
 
 
GM:
では、諸処の事情で…ことしは冷夏と云うことでオネガイシマス。
初夏ではありますが、海水浴に来る人は疎らです。
 
真名:
「――――“奴”がいない」
汗だくできょろきょろする。
 
大地:
「何、奴って」
 
真名:
「――――“侵魔(エミュレーター)”。」
 
大地:
「ここにいるの!?」
 
真名:
「――――多分」
 
大地:
「………とりあえず、この格好は浮きまくりだよね。」
 
真名:
「??」
 
大地:
「海に行くなら行くって、言ってくれたら…水着用意してたのになぁ」
 
真名:
「――――泳ぐ必要ないから」
 
大地:
「探しても、居なさそうだし。 俺たち、浮いてるよ」
 
真名:
「………周囲に、紛れ込む必要がある」
 
大地:
(……“侵魔(エミュレーター)”って、自分のテリトリーに入ったら気付くんじゃなかったっけ)
 
真名:
「――――――海の家でレンタルしよう」
 
 
 
 
シーン:03  海
場所:魚津海水浴場
 
真名(P):
関係ないが、このキャンペーンってなにげに“T山県”の観光案内してないか?
 
GM:
立山と砺波と五箇山と八尾編でもやるか?
あ、あと魚津だから蜃気楼ださないといけないかw
 とりあえず、海の家行くの?
 
真名:
「(おもむろに)………水着のレンタル、あと浮き輪」
 
GM(海の家のおばさん):
「水着が3,000万円、家の使用量1,000万円ね。浮き輪はサービスするよ」
 
真名:
「高い。」
 
GM(海の家のおばさん):
「じゃ、1万分の一でイイよ」
 
真名:
「毎度」
てきとーな水着を“2秒”で選び、更衣室へ消えていく。
 
大地:
「あのー。俺も水着を」
 
GM(海の家のおばさん):
「ねぇねぇ、今の子…あんたの“これ(小指)”かい?」
 
大地:
「いや、その……」
 
GM(海の家のおばさん):
「可愛い子だねぇ〜。おばさん、応援したくなっちゃうよ」
 
大地:
「いやだから、彼女というわけじゃ…」
 
GM(海の家のおばさん):
「まあまあまあ、ほら…これ“おまじない”。」
ごそりと、“謎の薬”をわたされます
 
大地:
「いや、その……」
 
GM(海の家のおばさん):
「ジュースに混ぜときゃ気付かれないからサ、ちなみにジュースは1本200円ね(海の家価格)」
 
 
 
 
シーン:03  海.II
場所:魚津海水浴場
 
大地は、迷っていた。
 
GM:
ゲーム風に言うとこんな感じだな
 
“謎の薬”を……
→ つかう
  つかわない
  自分に使う
 
大地:
…………
 
真名:
「何してるの?」
お約束ノように背後から声をかけよう
 
大地:
では、思わず振り返る。
ところでどんな水着?
 
真名(P):
私に聞くなよ。まあなんだ、ワンピースだろ。派手な水着着るとは思えないし
 
大地:
「いやその……」
ドキドキしてしどろもどろになる
 
真名:
「???」
 
大地:
「その……せっかく海に来たんだし、泳がないの?」
 
真名:
まかせろ!
――――――泳げないから……(消えるような声で)」
 
大地:
きましたね! 金川マジック!!
「え?」
 
真名:
「泳げない…から」
ふふふ……
 
 
 
シーン:04  水泳教室(デートイベント?)
場所:魚津海水浴場
 
泳げないという、真名に対し…結局泳ぎを教えることになった
 
大地:
(まあ、これはこれで…)
と、心の中で思いながら手をとってバタ足の練習から
 
大地:
「…………」
一心不乱に、バタ足をしてみよう
 
大地:
こう手を取りながら、話す。
「高円寺は、海やプールにいったことないの?」
 
真名:
「今日が初めて。 ……父さんは、研究で忙しいから。」
 
大地:
「――――母さんは?」
 
真名:
「私を産んで…すぐに死んだ……らしい」
 
大地:
「ごめん。 ……辛いこと聞いたね」
 
真名:
「? なんで?」
 
大地:
「いや……だから……」
では、そういいながら……こっそり…腕を放してみる
 
真名:
きたな!?
「!!!!!!!!!!(ごぼごぼ)」
その瞬間、溺れ出そう☆
 
大地:
やはり、狙ってきましたね!!
寝技(人工呼吸)に持ち込まれたら、勝ち目がありませんから…
抱き留める!!
 
ごぼごぼごぼ……
水をかき分け、溺れる真名のほうへと向かう。真名は無我夢中で大地に抱きつく
 ――――女性特有の柔らかい体の感触がした。
 
大地:
足のつくところまで、移動して……抱きしめていることに気付いて、離れる
「も、もう……大丈夫だから」
 
真名:
「――――うん」
心臓の鼓動が荒い。溺れたせいなのか…
 
※遊ぶのは、いい加減にしろ金川
 
 
 
 
シーン:05  水泳教室(デートイベント?)
場所:魚津海水浴場
 
GM:
では、羅武羅武シーンはおわって……夕方になりました
 
大地(P):
男塾!?
 
真名(P):
どちらかというと、「北斗の拳」の方かと……
 
GM:
人影もちらほらと、減ってきているようです
 
真名:
「――――“侵魔”が出てこない」
いい加減、服に着替えておこう
 
大地:
「どういう“侵魔”なんだ?」
 
真名:
「こんな感じ……」
ニュースで観た感じを伝えます。
 
大地:
「う〜ん……」
そろそろ気付いていいですか?
 
GM:
じゃあ、クライマックスの方向で
 
大地:
「それはきっと、“侵魔”じゃないと思うよ」
 
真名:
「――――???」
 
大地:
「出てくるとしたら…明け方かなぁ……」
 
真名:
「………大地は、わかるの?」
 
大地:
「多分ね」
 
真名:
「すごい」
素直に、尊敬する。
「――――――さっきは…ありがとう」
 
GM:
お、好感度…激UPですね!