●クライマックスシーン
シーン:18 彼方よりの誘い
場所:遠山宅
プルルルルル……
深夜、遠山家の電話が鳴る。
大地:
「もしもし………」
GM(さやか):
電話の主はさやかのようだ
「……もしもし……先輩?」
大地(P):
さやかちゃんが、“侵魔(エミュレーター)”に[プラーナ]吸われて、なおかつ朝から行方不明という事は知っていていいのですか?
GM:
いいよ
大地:
「さやかちゃん、どうして病院から抜け出したんだ!?」
さやか:
「私も…『学園祭』にでたくって……」
大地:
「いま、どこにいるの!?」
GM(さやか):
「……学園です……。 でも、動けなくなって」
真名(P):
スゲー罠くさいのですがw
大地:
ここで逃げたら、『勇者』じゃない! 勇者は自ら罠に飛び込んでいかないと!!
「わかった! すぐ迎えに行くから! 」
二人に、携帯でメールを送って、飛び出す
傍らに置いてあった、常緑を手に…大地は舞台に上がった!
シーン:19 月下の清花
場所:輝明学園T山分校
カツーン
カツーン
深夜の学園は、恐怖感をかき立てる。
ゴクリと唾を呑み先に進む。
GM:
では、屋上に至る階段が…開け放たれている!
大地:
迷うこと無く駆け上がる
GM:
では、屋上には…さやかちゃんが…クリーチャーに襲われている。
比奈(P):
うわー、怪しすぎー
GM:
相手はゴブリンなので、演出でイイヨー
大地:
じゃあー“常緑”を抜かず、通常の日本刀ですれ違いざまに切り捨てます!
キィィィィン!
闇夜に趨る一瞬の光芒…その光の消えた後、ゴブリンは光となって霧散する。
大地:
ふりかえりつつ、安否を確認する
「さやかちゃん、大丈夫!?」
GM:
では、振り返った大地の胸にさやかが飛び込んでくる
比奈・真名(P):
強制地雷!?
GM:
だが、抱き寄せた先にあったのは女性特有の柔らかい感触ではなく…堅い金属の感触だった
バチッ!
大地の目の前に火花が趨る!!
飛び込んできたさやかの手に握られていたのは、スタンガンであった。
薄れゆく意識の中…大地は、かすかにさやかの言葉を聞いた。
「――――先輩が、いけないんですよ……」
シーン:20 I will think... "Like" or "Love"
場所:輝明学園T山分校校門前
紅い月が天空に昇る深夜…。真名は、“箒(エンジェルシード)”を手に校門の前に立っていた。
数歩歩み気づいた。 学園が再度『月筺』となっていることに…
真名:
「…………」
結界に気付いて立ち止まる
比奈:
ここで、登場します。
「ハァハァ……高円寺さん! 大地君は!?」
真名:
「…多分、『月筺』の中」
比奈:
「それって、中に入れないって事?」
真名:
「――――大丈夫。」
“結界撤甲弾”を装填する。っていうか……わざわざ使わせるか!?
GM:
せっかくだから、使う機会をあたえてあげたんじゃないか
真名は、“箒”を構え…『月筺』に向けて射撃した!
キィィィィィィィン
音叉のような金属音が響き……結界の一部に孔が空いた
真名:
「――――いこう。」
比奈:
「うん」
シーン:21 汚された清花
場所:『月筺』内
ぼやける意識の中、霞がかった視界の先にさやかが立っていた、その瞳に光はなく…まるで夢遊病者のようにもみえる
GM(さやか):
「先輩がいけないのですよ……」
譫言のように呟きながら、衣類を脱ぎ出す。
シュルリ……
衣擦れの音がやけに艶く聞こえた。
GM(さやか):
「逢坂先輩は…先輩のこと、幼なじみだって云ってたのに……。嘘をついた」
下着姿のさやかが近づいてくる。
大地:
「どういうことだ……」
GM(さやか):
「――――先輩に告白する前に…逢坂先輩に断っておいたんです。
でも、その後…先輩達が恋人みたいに仲良く歩いているのをみてしまいました。」
大地に近づき…シャツのボタンに手をかける。
大地:
「さやかちゃ…ん、だめだ……そんなこと」
GM(さやか):
「そんなとき…声が聞こえたんです。『どうしても手に入れたいなら、奪えばいい』……って」
諸肌になった大地に寄り添い、頬摺りをする
大地:
「さやかちゃん……うっ!」
全員爆笑
真名(P):
自らピンチになってる…流石勇者
比奈(P):
大人の階段のーぼるー 君はまだ、シンデレラっさー♪
作詞 阿木 燿子『想い出がいっぱい』 JASRAC:015-0616-1
大地(P):
いいかげんに来てクレー
GM:
さやかは、愛おしそうに大地の胸板に辿々しく舌をはわせ出す。
ぞくっとするほどの快感が脊髄に趨る……
……そして、その愛撫は徐々に下腹部へと向かい……
比奈(P):
R指定て、どこまでOKでしたっけ?
真名(P):
えーっとね、時期によって微妙に違うけど…、『映画倫理規定』によれば実は局部の直接描写しなければ“本番”もOKなんだよ。
比奈(P):
へー(1へぇ)
真名(P):
さて、これ以上続くと…ズボンを剥かれそうなので。大地の社会ダメージも含めて、そろそろ出ますか
バァァァン!
その時、扉を押し開き…
比奈と真名が屋上に躍り出た!
――――そして、下着姿のさやかが大地に戯れる光景が映った
比奈:
「きゃあああああああああああああ!!」
真名:
「――――“侵魔”、潜んでいるなら出てきて。
その子の中に隠れていることは解ってる」
無表情で、さやかに狙いをつける
比奈:
「高円寺さんっ!!」
真名:
「――“侵魔”はこの子の中に潜んでいる。そうでなきゃ…イノセントであるこの子が、『月筺』ないで活動できるはずがない。
――――出なければ、依代毎破砕するわ」
すごく、デンパな発言だよ…おい
GM(さやか):
「ククククク……、このままイノセントの振りを続けるのも楽しいと想ったが…。
冷静な『魔法使い』がいるとは予想外だ。 嬲り殺されるのも性にあわぬしな」
さやかが立ち上がり…別人の声を出す。
「だが、『強化人間』よ…お前が欠陥品であることは、この前証明しただろぅ?」
真名(P):
「――――――あの時の、“侵魔”!?」
GM(侵魔):
「ご名答だ。 そしてもう一つ、今までの行動は…この依代の願望通りに動いていただけのこと。 まあ、[プラーナ]を分けて貰ったせめてものお礼だ」
比奈:
「ひどい…ひどすぎるよぅ!」
GM(侵魔):
「彼女は、心底君のことを信じていたようだが……人とはなんと救われない生き物であろうか……。また会えて光栄だよ、姫君」
大地:
も、もう起きあがっていいですか?
「さやかちゃんから…出て行け!」
GM(侵魔):
「それは、できないね。 なにせ、君たちに対する人質としてこれ以上の価値はない。
――――そして、私が離れれば…この依代の命は尽きるぞ?」
真名:
「そう。 ………それは、悲しい事ね」
躊躇無く、撃つ!
GM(侵魔):
銃弾は、頬を掠めた
「はっ!! …君の腕では無理だよ。 私と戦える力を持つその二人は、依代を壊してでも私を消すだけの覇気がないようだからな」
真名:
「大地……力を貸して」
大地:
「さやかちゃんを殺す事なんて出来るか!」
真名:
「[プラーナ]を奪われた人間は、醒めない夢の果てに衰弱して死に至る。…悲しいけどこれが現実……
彼女を救う方法は…ないの」
比奈:
「そんなぁ!! ……いやだよそんなの……」
GM(侵魔):
「茶番を見続けるのも一興だが…。 ここまで続くと、見飽きたな」
侵魔は…漆黒の闇で構成された槍を創り、胸に突き立てた!!
「――――さあ、これで悩む必要はないだろ?」
大地:
「………貴方は、俺を本気で……怒らせた!!」
ゆらりと立ち上がり……“常緑”を抜き放つ
シーン:22 狂った箱庭
場所:『月筺』内
GM:
では、行動力をきめよう。 こちらは、32ね
真名:
今回は、『行動力』をあげるしかない、プラーナを投入して……クリティカル!
【行動力】:9+5+10+12=34
大地:
1回クリティカルして
8+10+6=24
比奈:
7+5=12
−1ターン目−
真名/34 侵魔/32 大地/24 比奈/12
・カウント:34
真名:
「――――救いようのない貴方の為に祈ってあげるわ」
《シュアショット》使用!
【命中】12+8=20
GM:
かわせるか!
真名:
当たったときが、勝負!!
お、クリティカル! そして……《幻想舞踏》×2
【攻撃値】23+10+10+10+8=61
GM:
装甲無視か…。意外と伏兵だった
真名:
「……運動神経の制限解除、痛覚遮断……目標を殲滅させる」
《イレイズ1Lv》《シュアショット》
【命中】12+9=21
GM:
なんとかかわした!
・カウント:32
GM(侵魔):
《現の夢》《符術》《自動追尾》使用
「趨れ、冥き闇よ…… 《闇の弾丸(ヴォーテックス)》!」
命中値:30 目標、大地
大地:
かわせるかっ!
真名:
「――――満ちたるマナよ、今一度(ひとたび)の眠りにつけ…《ディスアペア》」
かって、真名を一撃で昏倒させた闇の魔法…だが、その魔法は発動前に、魔力が四散した!
GM(侵魔):
「水の消去魔法だと!?」
真名(P):
おいおい、それじゃ…『永遠の○セリア』のブルースピリット……
比奈(P):
性格(ア○リアと)おなじじゃん
真名:
「――――学習はしてる」
ジャコンと音を立てて、次弾を装填。
※本来メインアタッカーを張れる『強化人間』がサポートに廻るというのもスゴイ世界だ……(まあ、2人は『勇者+転生者』、『大いなる者』という反則ユニットだからなぁ)
・カウント:24
大地:
「これが……俺の怒りだっ!!」
《霞刃》使用!
プラーナ4点使用、遺産効果で2倍として扱う
【命中】7+8+8(プラーナ)=24
GM:
かわせない!
大地:
プラーナ、15点使用
【攻撃】25+10+15=50点
GM:
おのれ…プラーナタンクめっ!
(まあ、装甲とHPはそれ相応にしてるがな)
※『勇者』の強さの一つは、反則的にプラーナが成長するということです。
3シナリヲ目になると、15点解放とかいうバカみたいな事が可能になります
・カウント:14
真名:
「…………敵個体の装甲は強固、加えて敏捷性も優秀………」
レーザーサイトを使用します
チカ……
深紅の光が、“箒”から放たれる
・カウント:12
GM(侵魔):
「ならば……我も、この者の[プラーナ]にて身につけた力を披露せねばならぬな。
永久(とこしえ)の闇よ…来たりて我に従え……《ヴォーテックス・スフィア》」
《符術》《自動追尾》使用
【攻撃力】50 対象は、比奈と真名
大地:
《マジックシェル》を真名に…9点
比奈:
自分に《マジックシェル》、 16点
【抗魔力】20+16+8=44 6点ダメージ受けました
真名:
死ねそう……
10+9+9=27 23点受けて……残HPが6………(泪)
ここは、再度…無様に吹き飛ぼう……
ドォォォォォォン!!
漆黒の爆発が大地の背後に起きる……
比奈は何とか、バリアで直撃を避けるが…
真名は、爆発をまともに受けて吹き飛んだ!!
大地:
「高円寺っ!!」
真名:
よろよろと立ち上がる。重傷値(ギリギリです)じゃないから…何とか動ける
「――――大丈夫。」
比奈:
えーと、このまま魔法打ち込むと、大地が死ぬので(笑) 遅らせます
真名:
「まだ………、終わりじゃない……」
レーザーサイトの補正を受けて、エンジェルシードを撃つ!
《シュアショット》使用
【命中】12+5(レーザーサイト)+6=23
GM:
【回避】24
真名:
「…………指は、まだ動く!!」
《シュアショット》《イレイズ1Lv》使用
【命中】12+9=21
GM(侵魔):
かわしたよー
「クククク……、何度も云わせないでくれ。君の腕では…私の相手は務まらない」
真名:
「それでも、私はっ!!」
叫ぶ、涙がこぼれ出す……自分の力のなさが……哀しい!
GM:
「君のことも哀れんであげよう。 ――“きみは、がんばったよ”」
大地:
「解ったような口を利くな!!
お前に…さやかちゃんの……高円寺の気持ちがわかるのか!!!」
プラーナ5点解放
【命中】7+10+9=26
GM(侵魔):
「わかるさ……。だから、哀れんであげているじゃないか?
実に慈悲深いことだよ」
【回避】29
大地:
「お前のどこが慈悲深い!!」
GM(侵魔):
「では、聞こう……。君は、牛や豚を食べるときに。殺され喰われる家畜たちの気持ちを考えたことがあるか? 彼らの望みを、叶えてやろうとしたことはあるのか?」
大地:
「な、なんだと!?」
GM(侵魔):
“侵魔”は実に哲学的な表情をしながら云った
「――――君たちが肉や草を食うのと、私が[プラーナ]を食らうこと、どこに違いがある?」
大地:
「お前達は……俺たちを襲って、[プラーナ]を奪うじゃないか!?」
GM(侵魔):
「では、君たちは…家畜や植物の“同意を得た上”で、殺しているのか?」
大地:
「そ、それは……」
真名:
「それは、あなた達のルール。 ……私たちのルールとの合意はない。
だから『魔法使い』は…“侵入者”と呼ぶあなた達が、正義か悪か…関係ない。
――――あなた達が…私たちの生活を脅かすから、排除するだけ……」
GM(侵魔):
「――――エゴだな。そして、偽善だよ」
真名:
「何と呼ばれてもいい。 大切なものが…守れるなら……
守りたいものが…あるから……」
大地:
「そうだ……俺は、『勇者』だ……。この星を守らなきゃいけないんだ」
消えた焔が、再度瞳に宿る
……でも、1Sq後退w
比奈:
「でも……、さやかちゃんは苦しんでいる。 そういうふうにねじ曲げたのは、貴方。
――――これは、さやかちゃんの悲しみだよ!!!」
《魂狩り》使用、プラーナ9点解放。
【命中】20+11=31
GM:
かわせないよ!!
比奈:
「許さない、許さない、ゆるさないよっ!!」
ダイスは…クリティカルが2回……《大いなる怒り》×3使用
【攻撃力】21+25+9+10+10+10+10+10+5=110
GM:
「うおおおおおおおおおおおおっ!!」
夜の闇を穿ち、天より下る……巨大な光!
ここだけが真昼となったかのような錯覚さえ覚える
存在概念も含め……二度“想い”をねじ曲げ弄んだ“侵魔”は…存在概念すら焼き尽くされた!!