シーン:14 Symphony No.9"From the New World"-交響曲第9「新世界から」-
場所:『トリニティ』研究所地下
 
GM:
パパは、行動値:35
 
全員:
はやっ!!!
 
大地(P):
というか、回復魔法プリーズ! 鬼GMのせいで“先輩”戦の負傷、そのままなのです!
 
真名(P):
今回、回復は此方で行きます。
………、《幻想舞踏》で[行動値]を引き上げる! 行動値29
 
−1ターン目−
真名パパ/35 真名/29  大地/22 比奈/14
 
・カウント:35〜30
GM(真名パパ):
だれも行動できないようなので、タブレット型PCを取り出す。
「“Deus-Enlil”…セーフモードで起動。 この空間を結界で覆え」
《ディストーションフィールド》使用
 
大地(P):
げ! 今までの、攻撃万歳のルーチンと違う
※《ディストーションフィールド》:スクエアに存在する全員の[回避][防御][抗魔]を+5(固定)する魔法。派手さはないが集団戦で使用すると非常に強い
 
・カウント:29〜24
真名:
「命の根元たる水よ、我が願いを聞き入れ…この人の傷を癒して」
《幻想舞踏》を使用して、《キュア・ウォーター》を使用。
【HP】を、7+10+6=23回復
 
 
GM(真名パパ):
「――真名よ。お前の扱える魔法は全て、私が授けたもの…。
 ならば、返すも造作ない。
 『満ちたるマナよ、水面に抱かれ今ひとたびの安息を得よ』!」
《ディスアペア》で魔法をキャンセル
 
真名:
「!!!」
両手の中に集った、魔法がその瞬間…霧散する
不味いなぁ、Lv3以下の魔法はインタラプトされるのか……
 
・カウント:22
大地:
仕方ない、[プラーナ]5点使って自力で【HP】を回復させよう……
追加で4点使用して…、11+4=15点
 ……き、厳しい
 
GM:
最終戦だからね。
あと、真名から君たちのデーターを撮っていたということで、君たち“高火力短期決戦型”の穴を突くようにはしている。
 
・カウント:14
比奈:
なら、高レベル魔法で…
《ジャッジメントレイ》詠唱開始
 
GM:
カウント1まで待機
 
大地:
……バリア用か。ということは攻撃は物理攻撃メインか
 
・カウント:14
真名:
インタラプト用に、待機……
 
 
比奈:
「この天の怒りは、私の思いだよっ!」
《魂狩り》《超絶魔力》で《ジャッジメントレイ》使用
【命中】20+12=32
 
GM(真名パパ):
「一つ講義をしよう。
“Deus-Enlil”とは、『世界結界』を強化し…そして『科学の常識』を抜けようとした者に対する“攻勢防壁”でもある。
 ――――故に、君の神の業とて…《理の範疇外(ノー・リーズン)》だ」
《ノー・リーズン》で、魔法をキャンセル!
 
比奈(P):
そこまでくるか ! 
ああ、虎の子(《大いなる怒り》)が消費される前でよかった
 
真名(P):
でも、《ノー・リーズン》の消費はバカでかい。そう何発も打てないはず
 
・カウント:1
 
真名:
全員が、固まって居る内に《啓示》を使用
「――私の力…うけとって」
 
比奈(P):
もう、完全に…ブルースピリット状態だな。
 
真名(P):
エターナル化したら、なぜか火力が弱体化したがねw
そのかわり、持久戦向けにはなったが
 
GM(真名パパ):
「仕方在るまい。 口で言っても解らぬなら、力で示すしかないな」
《ウエポンフォーム》《アラリティフォーム》を使用
【命中】:30 、機械からものすごい不協和音が響き出す。
目標は、比奈
 
比奈:
「いやあああああっ!!」
物理攻撃ですね?
受けを試み(何故できる?) 【回避】5+1+5=11
クリティカル1回で、
〈マジックシェル〉=11+10+3=24
 
GM:
「――――神は、賽子を振らないという格言は、デマかね?
 ……“魔法使い”の異能は、《霧散(ディスアペア)》すると先ほど言った筈だ」
《ディスアペア》で、《マジックシェル》をキャンセル。
【攻撃力】18+7=25
 
比奈:
「ああああああああああ!!」
【防御】8+9+1=17 7点受けます
両手で頭を押さえて、悶える。
 
 
『常識』を超える故に“魔法使い”とよばれる。
真名の父が建造したシステムは…世界の『常識』を強固にするもの……
即ち、そのシステムの内では、“魔法使い”の力を振るうことが出来ないのだ!
 残された手段は、己の身体能力のみ
 
 
 
 
 
−2ターン目−
真名パパ/29 真名/21 比奈/21 大地/18 
 
GM:
なお、ラスボス効果により、パパは毎ターンの頭に、【MP】が2D6(ジャッジ)で回復します。これだけ、オープンダイスで……7点回復
 
全員:
ひいいいいいいいいいい!!
 
真名(P):
作戦を立て直そう。大地は、直接攻撃。比奈はMPを温存しながら、必要なら回復…
 
比奈(P):
魔法は全てインタラプトされるぞ?
 
真名(P):
こちらが、《ディスアペア》で更にキャンセルをかける。あと、全員同じエンゲージなら二人がかりでバリアを張るという荒技もある(キャンセルできるのは1つだけなので)
《ノーリーズン》は止めれないが、MPを大量に削れるから…相対的にラッキーだ。【MP】を削りきれば勝機が見える!
 
比奈(P):
了解
 
・カウント:29
GM(真名パパ):
「作戦会議は終わったかな? では、本気で往くぞ」
《ウエポンフォーム》《アラリティフォーム》《死点撃ち》を使用
【命中】:27 、パイプオルガンの不協和音が脳裏に響く。
目標は、大地
 
大地:
かわしきれないので、[受け]る
【回避】6+2+8=16
〈アースシールド〉使用! 【防御】+9
 
比奈:
「大地君!」
〈マジックシェル〉=11+10+5=26
 
GM:
「――無理矢理『常識』の壁を越えると、『世界結界』の崩壊に繋がるぞ!
疾く静まれ、活性せしマナよ!」
《ディスアペア》を使用!
 
真名:
「同義たる我が名において祈願する。…私の大切な人に力を与えて」
《ディスアペア》を《ディスアペア》する!
 
比奈(P):
あ、そうか。 真名(マナ)だもんなぁ
 
GM:
ダメージは、最低値……30点
 
大地:
それは、余裕で受け止める!
「――――機械で、俺の心を壊せるものか!!」
 
飛び交う光、魔法力の構成と消去のせめぎ合い……
より速く、相手の隙をついたものが勝利する、魔法対決
それは、相手の裏をかき合うカードゲームにも酷似していた
 
 
・カウント:21
真名:
「――――お父さん。 …お母さんもこんな戦い望んでいない」
 
GM(真名パパ):
「この期に及んで…お前は何をしたいのだ、真名?」
 
真名:
「――――私は…」
 
GM(真名パパ):
「何も決められないのなら、この場に居る必要はない」
 
真名:
「――――私は、大地を信じる!」
 
GM(真名パパ):
「ならば、迷うことはない。 自分の敵を排除して意を貫いてみろ!」
 
真名:
「……お母さん。力を貸して!」
魔力水晶弾を装填、《シュアショット》を使用
【命中】10+9=19
 
GM:
《アーマーフォーム》を使用
それくらい、かわせ……ぐわっ、ファンブった!
「何っ!?」
 
真名:
ダメージは、1回クリティカルして…
12+10+5+10=37
 
GM:
真名の水晶弾は、『結界』を貫いた!
「ぐはっ!」
吹き飛ぶ、パパ……だが、ゆらりと立ち上がる。
ダメージはたいしたこと無いが…装甲無視が、死ぬほど痛いよ
 
真名:
「……迷わない!」
再度、魔力水晶弾を装填、《シュアショット》《イレイズ1Lv》を使用
本来、『強化人間』で参加なら…《ニゲレイター》辺りをとって、火力が上がってたのになぁ〜
プラーナを5点解放。
【命中】10+5+8=23
 
GM:
変だ、これ位…かわせる数値の筈なのだが……命中!
装甲は用を成さないから、ダメージくれ
 
真名:
さらにプラーナを5点解放。
【攻撃】10+5+8+10=33
 
GM:
まあ、ジャブが2発決まったってとこか
「そうだ。最低でも、これ位は出来ないと…見栄にもならない」
 
比奈:
待機します
 
 
・カウント:18
大地:
待機します
 
 
・カウント:8
GM(真名パパ):
オノレ、姑息な手段を! それでも『勇者』かっ!?
「――機を待つ勘はあるか…だが、時に大胆に動くことも必要だよ『勇者』様」
実は、カウンターの要である真名を切り崩すのが最手なのだが……ねぇ
《ウエポンフォーム》《アラリティフォーム》《死点撃ち》を使用
【命中】:クリティカルで[絶対命中]! 、目標は大地
 
大地:
「くそっ! 隙が見えない!」
[受け]を宣言、
《アースシールド》で、11点軽減する
 
比奈:
《マジックシェル》で、21点(マジデスカ)
 
GM(真名パパ):
「――君の神業が『世界結界』を揺らがしていることに気付かないのか?」
《ノーリーズン》で比奈の《マジックシェル》をキャンセル。
いたたた。 ……【攻撃力】40点
 
大地:
40-11-16-3=10点ダメージ
「ま、負けてたまるかっ!!」
 
・カウント:7
大地:
2回行動が出来ないかったのは辛いが…、これで確実に攻撃できる筈だ
[プラーナ]を4点解放して…《霞刃》使用で【命中】7+10+8=25
 
GM:
おのれ……。かわせないよ
 
大地:
「見切った!」
[プラーナ]15点解放、【攻撃】28+11+15=54
 
GM:
大地の一刃は、パパの胸元をザックリと切り裂いた
 
 
・カウント:6
比奈:
「私は……貴方を許せないよ……」
《魂狩り》《超絶魔力》を使用して、《ジャッジメントレイ》
[プラーナ]9点解放、【命中】20+12+9=41
 
GM:
かわせるか!!
 
比奈:
「…親を奪われた気持ちは……!」
クリティカル1回…《大いなる怒り》×3使用
【攻撃力】21+25+9+10+10+10+10+9=104
 
GM:
「うおおおおおおおっ!」
天井を穿ち、天から降り注ぐ神鳴りを全身に受けながらも…パパは立っている。
 
大地:
「あなた…本当に、人間かっ!?」
 
GM:
比奈の怒り……天の神鳴り……その余波のせいだろうか……瓦礫が落ち始める。ここの崩壊が近いのかもしれない。
「私は、只の人間だよ……。人間で十分だ!」
一応、【重傷】になってますが…《特技》で動けます
 
真名が、“箒”の電磁砲を打ち込む! 
だが……父は最後の執念で銃弾を2度避ける!
 
・カウント:Less 0 
大地:
「――――それでも俺は…人間だ!!!」
《命の煌めき》《霞刃》使用!
 
全員:
おおっ!
 
大地:
1回クリティカル!
【命中】7+10+10=27
 
GM:
回避できない!
ダメージこいっ!!!
 
大地:
[プラーナ]は尽きた。残るは己の腕のみ……
【攻撃】28+12=40
 
その瞬間、大地の『常緑』が…胸板を貫いた。
 
GM:
(ダイスを振って、ニヤリと笑い)
パパは、声もなくそのまま倒れた。
 
大地:
「………死んだら、終わりじゃないか………」
 
 
 
 
シーン:15 夢の終わり
場所:『トリニティ』研究所地下
 
その瞬間、地下が大きく揺れた。壁からは避難用のランプが点り、サイレンが響き出す。
 
大地:
「マズイ、速く脱出しないと……」
 
比奈:
「うん」
 
真名(P):
GM、一つ質問。貴方は…“菊池先生”なEDをしたいのでしょうか?
 
GM:
結構(笑)
 
真名:
じゃあ、先生と同じじゃ詰まらないので…その役は頂く(何)
“箒”を両手に、エレベーターに向かう二人とは逆の方向に歩み出す。
 
大地:
「高円寺っ!?」
 
真名:
「このシステムを誰かが掘り返して使わないように…ここで壊さなきゃいけない……」
ヴィィィィンと音を立てて、レーザーブレードが起動する
「――二人は先に脱出して」
 
比奈:
「でも……」
 
真名:
「大丈夫。私には翼があるから」
 
大地:
「わかった……無理しないでくれ!」
 
真名:
「うん。 ……往こう、“お母さん”」
 
 
 
 
 
シーン:16 やさしさの魔法
場所:『トリニティ』研究所地下
 
二人が、エレベーターを起動させた数十秒後、巨大な瓦礫が……扉を潰した。
エレベーターは使えなくなった。
「翼があるから大丈夫」といったのは嘘であった。
――――翼が在るから飛べるというのは、幻想だ。
全ての鳥が空を飛べるわけではない。
 本来、『天使』に翼はなかった。 後世の宗教家が、視覚的な効果を狙って
画家に書かせたものなのだという。
 
真名:
脱出が不可能とわかれば、意外と余裕があるものだ。
ゆっくりと歩む。
そして、足下の父に一言
「……もうすぐそちらに行きます。いけたらの話ですが」
そして、眼前の“Deus-Enlil”を見上げる。
 
 
GM(真名パパ):
一歩歩んだ、その時…足下から声がする
「――お前は、その先に無限の戦いが在るとしても…自らの意志で歩むことを選ぶ…か……?」
 
真名:
「はい」
 
GM(真名パパ):
「――――ならば、あれを壊すのは…父の役目だ。
お前は生きて…『世界』を守れ」
震える手で、足下に転がるPCを手にとる。
 
真名:
「――――でも、出口が…」
 
GM(真名パパ):
震える手で、比奈の魔法で穿たれた天井を指さす
「お前には、翼がある。 ……信じれば、飛べる筈だ」
 
真名:
「うん」
泣きながら……“箒”を抱き瞳を閉じる
「“お母さん”、私に勇気を下さい……」
 
その瞬間、真名の背にある翼が……光を放ち…大きく羽ばたいた
真名はゆっくりと宙に浮き出した
 
GM(真名パパ):
宙に浮いた真名を愛おしそうに見つめ。
「――――母さんを頼む」
 
真名:
「うん!」
そのまま、昇る朝日に向かって羽ばたいていく
 
そして……世界は白に染まる……