●メイクアップ

 
欽:
じゃ、ナイト・ウイザードキャンペーン『沢山のアイを君に…』を始めましょう。
 
全員:
なんちゅうタイトル!?
 
欽:
いや、ラブコメしたいなぁと。 モトネタが『夜が(以下自粛)』だし
 
金川仁:
………いや、そういうことじゃなくて。
 
欽:
だれか、主人公な“職業”選んでくれれば。あと自由でイイから(爽)
 
倉田水脈:
じゃ、俺。“なま暖かい目で主人公を見守る”同性の先輩でヨロシク
 
欽:
ダメ(以後、GM)
 
朝倉悠:
じゃあ、私が“勇者”をやりましょう!
 
全員 感嘆の声
 
金川仁:
ギャルゲーって、ナニヲしろと
 
GM:
全員。“心のゲーム”を思い浮かべよ。 させれば、道は拓けん!
 
金川仁:
パチモンをつくれというのか!? ……じゃ、狼女で吸血鬼な後輩でヨロシク
 
GM:
なにを安易な妥協をしようというのだ(醒めた目)。 
0Lvから始めるんだから、そんなのできるわけないでしょ(吸血鬼・人狼?)
※金川仁は、どうやら『とらい●んぐるハート』と呼ばれる、美少女ゲームの最強ヒロイン(その1)の模倣品を造ろうとしたが、正義のGMの手で未然に阻止されたようだ。
 
金川仁:
いいじゃん。じゃあ、“理工系”の……(以下自粛)
 
GM:
それもダメ。俺が“巨乳”好きじゃないから(マテ)。 
  というか、リプレイ書くのだから。ちゃんとせい!
 
金川仁:
誰がかくの?
 
全員、金川仁の方を見る。
 
金川仁:
ナンダヨ、その“チワワ”のような瞳は!? 
だいたい、このシステム。リプレイ書いても、経験点もらえないじゃないか!!!
 
GM:
君の、ホームグラウンド(トーキョーN◎VA)で還元してやろう。
3回予定だから、なーんと“3経験点”も貰えるぞ!!
 
金川仁:
フッ。経験点は余る程あるのだ。 大体、“3点”じゃ何も出来ない(ウソデス)
費用(報酬)対効果(労力)が釣り合わんな。
 
GM:
特別サービスで、外伝SSを2話書いたら更に2点やろう。
…………これで、技能を1Lv上昇できるぞ。
 
金川仁:
……グッ!? (意志がよろめいているらしい)
 
朝倉悠:
金川さん! あなたのTRPGへの愛は……経験点で増減するのですか!
 
金川仁:
ガハッ!! (ハートにクリティカルヒット)
 
倉田水脈:
金川さん! このを書き上げたら、“先輩”って呼んであげますよ
 
金川仁:
……いや、男に云われても嬉しくない。
※一部で、金川仁は“先輩”属性フェチという噂が流れている。
恐らく、長い黒髪を好む為に、(そういうキャラであることが多い)先輩が好みなのだろうと誤解されるのだと推察される
 
GM:
おい、金川さんのテンションが落ちたぞ!? なんとかしろ
 
GM:
うーん。 あ、そうだ。 リプレイ書いてくれたら、イラスト描いてあげますよ。
金川さんのN◎VAキャラの☆
 
金川仁:
 ……(致死ダメージ)
 
GM:
よーし。商談成立! みんな、“萌える”キャラをつくるぞー☆
 
金川以外:
おー!!!
 
金川仁:
(返事がない。ただの屍のようだ)
 
GM:
あ、あと。このセッションは、“一線”こえていいからね☆
 
金川仁:
なんの、“一線”だよ!?(復活)
 
GM:
そりゃ……もちろん(ニヤ)。 モトネタだって成人向けゲームですから
それにな。これは……君への愛だよ。
 
金川仁:
は〜っ!?
 
GM:
同志:金川仁。君の醒めたていながら、心の奥底では熱いものが滾っている文章は
評価に値する。 実に、ストイックだよ。
 ……だが。お前には、足りないものがある! 
物書きとして超えなければならない壁があるのだよ!!
 
金川仁:
それ、褒めているのか? 貶しているのか? ついでに俺、本業は物書きじゃないのですが……で、ナンダヨ?
 
GM:
――敢えて云おう。 “エロ”であると!!
 
金川仁:
(テンションダウン)
 
GM:
聞け!同志!! いいか、これも自然(ナチュラル)なのだ!
ペテロ(聖人・十二使徒)が、いっている。「愛の営みに快楽がなければ、ヒトは滅ぶであろう」と。 
……君は、愛あれば行われるであろう、“当然の行為”を不潔と歪めるのか?
 
金川仁:
 ……ようは、一線超えないようにプレイすればいいだけだな。
 
金川以外の全員:
 “エゴ”だよそれは!!!
 
金川仁:
 なんだ? この75%が男という環境下で、“濡れ場”をやるのか?
――――私に“道化”を演じろと云うのか?
 
GM:
(一心不乱に何かを描いている)
 
金川仁:
ちくしょー、サングラスかけて。性格を変更してやる!!
 
GM:
……金川さん、これ(何かを渡す)
 
金川仁:
うおおおおおおお! 俺、やるよ! (テンションUP)
※イラスト一枚(報酬の一部を前渡し)を渡されて、悪魔達に金川仁は魂をうった。
君の魂は、スペアでもあるのか? ……それとも、そんなに安価なのか?
 
 
 
 
●キャラ作成
 
GM:
はぁ〜い、みなさぁ〜ん!静粛にぃ(手を叩く)
 
金川仁:
『バ●ル・ロワイアル』!?
 
GM:
今日は、皆さんに、ちょっと変わったキャラの作り方をしてもらいまぁ〜す♪ 
(『バトル○ワイアル』のキタノ先生のように)
 
朝倉悠:
どういう作り方ですか?
 
GM:
(素に戻る)本日は、時間があるので。勇者を作成して、それを参考にキャラを作ってもらいます。
 いわば、標的を決めてから、相応しい得物(ヒロイン)を用意して貰おうという趣向です。
 
朝倉悠:
それって、ピンポイント射撃されるということですか!!
 
GM:
 ……君、解っていて“勇者”をえらんだんだぞ
 
金川仁:
あの〜このリプレイを『天地○用っ!』とか『魔法戦士リ○イ』にでもするつもりですか……
 
(1時間経過)
 
朝倉悠:
じゃ。俺から。名前は、遠山大地。 クラスは“勇者”!
17歳の高校生だ。 ちょっと背が小さいのが悩みの種だが。
属性は、地/天
。 ライフパスは、「天涯孤独」と「友情」
 
倉田水脈:
 おおっ! “おさななじみ”ですか!!
 
GM:
“おさななじみ”の性格は、全員と比較させる為に、最後にするとして。「天涯孤独」はどうしましょう。
 
金川仁:
――実は、両親共に「ウイザード」で。世界から託された“最後の希望”である君を護る為に戦い……戦死したのだ
 
朝倉悠:
おおっ、格好いいです! それ!! じゃあ、その設定いただきます。
で、サンプルだと。“ウイッチブレード”持ってますよねぇ。
 
GM:
そうだねぇ(茶)
 
朝倉悠:
なんか、あの“箒”ってあまりにも、メカ過ぎて。萌えません
 
全員:
え゛っ!?
 
朝倉悠:
で。攻撃力自体はあんまりかわらないし、“日本刀フェチ”の金川さんに敬意を評して、武器は……カタナ。で特殊能力:霞刃をもちます
 
GM:
それ! ただの暗殺者だよ!!
 
朝倉悠:
街の道場に剣道習いに行ったら、(偶然)そこが忍術の流れをくむ剣術道場だったのですよ。金川さんが昔習っていた古武術のように……
 
金川仁:
……それは、私に忍者をしろという“ひき”か!?
 
朝倉悠:
いや、そういうわけでは……
 
金川仁:
天涯孤独の暗殺剣を操る勇者か……。いいねぇ
※日本刀とSIGとH&K(両方ともドイツ圏の鉄砲メーカー)をこよなく愛する金川仁にとって、かなり萌える要素だったようだ
 
朝倉悠:
でも、「なさけない」
 
 
倉田水脈:
じゃ、私ですが。ちと、ネタをまとめきれないので、ライフパスをふって。設定をきめてから属性・クラスをきめたいのですが、許可願えますか?
 
GM:
 それも、一案だ。許可しよう。
 
倉田水脈:
(ダイスを振る)……性格:“人がいいと同時につくしんぼうも有している”。
ライフパス:裕福&かわいそう
 
GM:
……もろ、幼なじみだ(ぼそ)
 
金川仁:
幼なじみだ。しかも“幼なじみ”に必要な各種ウエポンを実装している
 
倉田水脈:
じゃあ、大地の隣家ということで。超お金持ちですが、家族が全然家に帰ってこず天涯孤独なので、よくご飯に招待して家族ぐるみのつき合いと云うことで、宜しくお願いします。
 
GM:
許可しよう
 
金川仁:
ま、まて! NPCの幼なじみはどうするの!? 4竦みのドロドロ?
 
GM:
俺が(演技するの)面倒くさいから、この幼なじみでいい。(非道い)
 
倉田水脈:
で、クラスをなににしよう。
 
GM:
これだけ凶悪な萌えウエポンを実装しているとなると……
 
朝倉悠:
最強生命体ということで“大いなる者”では? 触れ込みは、“おおいなる”もの(ルビ:幼なじみ)で。
 
GM:
なるほど! [小さな奇跡]で、告白でも。お約束イベントでもなんでもできるぞ!
 
金川仁:
……そ、そんなのでいいのか……
 
倉田水脈:
名前は、逢坂比奈。 クラスは“大いなるもの”です
16歳の高校2年生。 さらに背が小さい、幼なじみです。
属性は、天/冥。 
 
金川仁:
 ――幼なじみだ。 しかも、小鳥系の……
 
倉田水脈:
金川さん! ヤヴァいですよ! このままでは、金川さんの“カワイソウ”な役柄が奪われてしまいますよ!!
 
金川仁:
あ、そ……(無視)。 では、次は私かな?
 
 
 
GM:
じゃ、金川さんは『強化ちゃん(強化人間)』でお願いします。
 
金川仁:
なんだとぉ!?
他の人は自由なのに、何で私だけクラス指定なのですか!?
 
全員:
 ……金川さんだし。
 
金川仁:
何ぃ!?
 
GM:
だって、金川さん“悲劇のヒロイン”好きでしょ?
 
金川仁:
ま、まて! 『強化人間』は、女限定なのか!?
 
全員:
もちろん(断言)
 
金川仁:
…………
 
倉田水脈:
“強化”済みですよ、“強化”済み!!
金川さん、そういうの好きでしょ?
 
朝倉悠:
(ルールブックを見せる)ほら、護ってあげたくなるでしょ☆
 
GM:
ほら。ロンゲですよ! ロンゲ!!
 
金川仁:
…………お前ら、私をなんだと思って居るんだ?
 
朝倉悠:
“萌えヒロイン”属性標準装備。
 
GM:
素で、“電波系”が出来るヒト。
 
倉田水脈:
“先輩”“後輩”“幼なじみ”“義理の妹”好きのケダモノ
 
金川仁:
……あのなぁ。私は……業界では、“カブトマスター”で通って居るんだぞ
 
GM:
“護る側”を極める為には、相方である“護られる側”も極めなければ片輪ダヨ
 
金川仁:
グッ!!
 
朝倉悠:
……“大いなる”幼なじみ(者)と張り合えるのは、“アンティーク・ヒロイン(『強化人間』?)”の運命の出会いしかないでしょ!!
 
GM:
……私は、貴方が『トーキョーN◎VA』で、どうみても『強化人間』にしか見えない、【バサラ】キャストで持っている事を知っている。
 つまり、潜在的に『強化人間』を使いたいのですよ。金川さんは!!
 
※……名前は、藤宮桃子。 藤宮家は、STLに採用されました。
 
 
金川仁:
……私に何をせよと……。
 
GM:
『強化人間』で、運命の出会いをしてください。
 
金川仁:
……食パンくわえながら。「遅刻、遅刻(棒読み)」とイイながら、曲がり角で激突すればいいのか?
 
GM:
また。古いネタだなぁ……
 
金川仁:
ふむう。 普通の『強化人間』つくっても仕方がないよなぁ……。
(サプリメント:スターダスト・メモリーズ)を読む。
うおおおっ!! こ、これだ!!
 
GM:
おっ、なにか悟ったようだ。
 
金川仁:
“箒”に追加データーが入ったのか! 
よし! ガンナーズ・ブルームは、お約束なので特殊装備が搭載できる、“新型”を持とう。
うむうむ。さすが“スターダスト・メモリーズ”だけあって、スバラシイ装備が揃っている……。
※金川が考えていることは、本編で明かされる――。 
金川の思考をよく知っているヒトならば、大体予想できるであろうが……
 
倉田水脈:
お、金川さんがなんか“脳内妄想”を始めたぞ
 
朝倉悠:
しめしめ。
 
金川仁:
では、相当カスタマイズを施しました。
名前は、高円寺真名(こうえんじ・まな)。 クラスは『強化人間』
属性:水/風
 
GM:
お前、戦闘系か!? 妙に、魔法系(魔導:10/抗魔:7)じゃないか!!
 
金川仁:
いや、命中と攻撃力は、サンプルと同等かそれ以上ある。その代わり、
撃たれ弱いが(爽)。
 
倉田水脈:
HP:13、防御力:10!? 正気ですか!!!
 
金川仁:
前線に出ずに、スナイパーに徹していれば問題ない。
昔の“赤い人”もいっている「あたらなければ、どおってことはない」
 
倉田水脈:
では、“箒(ガンナーズブルーム)”ですか
 
金川仁:
それも考えたが。拡張性を考えて、“エンジェルシード”にしました。
最近、流行だし☆
※このころ、ちょうど「種」の名がつくガンダムが放映されてました。
 
金川仁:
で、ライフパスと性格だ。
(ダイスを振る) ………こいつは、もしかして。実の親に“強化”されたのか? 
……で、方向音痴か。旨くロールプレイすれば、いい味になる。
 
GM:
うおおおお! それ、採用!! 君の両親は“エミュレーター”の存在を知っていて、世界のために我が子を“強化”したんだよ!!
 
金川仁:
ほんとうかよっ!?
 
GM:
……だって、『強化人間』を“スパルタ式”に育てるって、実の親が“強化”するってこと以外に考えられないじゃないか!
 
金川仁: 
なんてことだ……。 俺は、一体……なにをやっているんだろう……。
 
朝倉悠:
ああっ、金川さんがっ!? (Zガンダム時代の)ア○ロ=レイにっ!
 
GM:
ひねくれてないで。立ち直って下さい。
 
金川仁:
仕方がないなぁ。じゃあ、コネクションに『トリニティ』を入れて。親はそこに勤めている研究者ということで。
 
GM:
『トリニティ』製の『強化人間』か……。すごいことになりそうだなぁ。
……(DATEをみて)というか、アンタ……火力のバケモノか!?
 
金川仁:
なんだよ? こちらは、殴られたら即死確定だ。
歩く魔法装甲@幼なじみと一緒にしないでくれ。
 ……というか、幼なじみの〈リブレイド〉の方が、バケモノだと思いますが(基本ダメージ:23/絶対命中)?
 こちらは、同数の物理ダメージですから。
 
GM:
そりゃま、そうだがな。
 
金川仁:
(実は、あと+10の魔法ダメージ(Eブースター)が有るので、単純火力なら最強なのだが、触れないでおこう)
性格は(ダイスを振る)「昔はよく笑っていたが、今は陰気」かよっ!?
 
倉田水脈:
そ、それっぽい!
 
金川仁:
で、方向音痴……どうしよう。「表情一つ変えず」でおろおろしようか。
 
 
GM:
まかす
 
 
 
 
 果たして……この破綻しきったキャラクター共に、世界の危機が救えるのだろうか…
 
――――それでも尚、『世界は狙われている!』