■クライマックスフェイズ GM: じゃ、ツンデレ幼馴染みことエルはさらわれたよ オルフェ: まてまて! 余りにもGM強権過ぎだぞ GM: GMはネ申ですが? なにか? オルフェ: おい、この辺にチェーンソーはないか? グノバ: 酔っぱらいなら売るほどあるけどな アル: これ、お約束的に言わないといけないの? 「オル姉! 俺たちでエルを助けよう!」 グノバ: 「そうだな!待ってるだけじゃ飽きてしまうぜ」 オルフェ: はい!質問です! どういう風に、盗賊の所に攻め込むつもりですか? アル: そりゃ三○無双っぽく! オルフェ: 「──アル。盗賊は二、三人じゃないのよ」 なんかさ、0080ポケットの中の戦争やってる気分になってきたぞ アル: あ、アレックスだからガチガチに着込んで居るんスよ オルフェ: RX78-NT1 ALEXかよ……。次から盾に凄く殴り書きっぽくALEXって書いておけよ アル: 「ここでやめたら…俺は騎士の子じゃなくなってしまう!」 グノバ: バー○ィィィ!! オルフェ: 「アル。戦うっていうのは人の命を奪うって事なのよ。」 アル: 「そんなこと解ってるよ! じゃ、オル姉はどうするんだよ!」 オルフェ: 「奪った命…を背負っていくしかないのよ」 GM: 金川さん、ほんと美味しいとこばっか狙いますね。 グノバ: ほんとほんと GM: で、どうやって奴らの居場所探すの? オルフェ: あの世紀末強盗団、馬に乗っていると宣言したよね? GM: そですが何か? オルフェ: 当然、蹄の後は残っているよね? 田舎に石畳で整備された街道があるはずないし GM: 当然ありますね。出来たばかりの蹄ですから、調べるなら[シーフ]又は[レンジャー]技能+知力ボーナスで、目標値:9 無い人は、平目(ダイスのみの数値)で判定できるよ。 アル: お、9だ オルフェ: よし今度こそ成功だ!!! ちくしょーー富士桜高原麦酒最高だぜ! 今度はレアなメルヒェンでも飲むかな。 「この蹄の跡を追いかければ、盗賊のアジトまで行けるわ」 GM: では追いかけること1時間、君たちは街道から離れた森の前に居ます。 少なくとも君たちより多い数の馬の蹄が森の中に入っていって居ます。奥には火を使っているのだろうか赤い点が見えますね。 これ以上不用意に近づくと気付かれる可能性もうあります。 オルフェ: 「何人いるかも解らないのに攻め込むのは危険ね。私が様子を見てくるから二人は待っていて」 アル: 「それは危険だよ」 グノバ: 「いやいや、最適解じゃない? お前は歩く楽器。俺、鈍足」 オルフェ: 「アル。30分経っても私が戻らなかったら、村に帰って戦う準備をしなさい。」 アル: 「オルねえ」 オルフェ: 「グノバ、アルを頼むわよ」 グノバ: 「いいけど、さ。」 かっこつけるのはいいけど。オル姉、それ死にフラグだぜ? オルフェ: あ゛ グノバ: とびっきりのサラダつくって待ってるからなw オル姉w オルフェ: ひでぇ だが、オル姉(こと筆者)はここで刻の涙をみることになった。 GM: では、森は徐々に深くなっていき遠目で状況がわかるようになります。 森の奥にある泉周辺で焚き火をして野営をしているようです。 大きな6人用テントが1つ。外では先遣隊より雑魚っぽいのが3人酒盛りをしています。 では、気付かれないか隠密判定 オルフェ: レンジャー!(※陸上自衛隊のレンジャー部隊では、レンジャーと叫ぶそうです) えーっと、9デス。 グノバ: うわ、微妙ー GM: (こっそりダイスを振ってる) では、オルフェが木の陰から様子を見ていると…雑魚っぽいのが 「ん? なんだ?」 とメタルギアっぽく不審がります。 グノバ: 段ボール!段ボール!! GM: じゃあオルフェ、難易度:10で危険感知して オルフェ: そんなもん…(ダイス振る)…届かぬわっ! GM: では、突然木の上から気配が オルフェ: 反射的に上を見ます GM: では、木の大きな幹にNINJAっぽく逆さづりになりながらオルフェを見ている不審者が居ます。 どう見ても執事服を来た男がサングラスかけて、腰に奇妙に反りが入った剣を指してます。 オルフェ: ちょ、ここはいつからトーキョーN◎VAになった!? GM: で、男の姿が景色に溶け込むように消えて行く では、[先制判定]目標値11 オルフェ: とどくかっ!! 9 GM: では、背後からシャコッという刃物を抜いた音がする (ダイスを振って)11かな オルフェ: こいつBOSSか!? あ、だめだファンブった。 GM: ダメージは12ね。 秋でも無い森で、木々が紅に色づいた。 それは散り行く命の色。 オルフェ: 「な、何者?」 GM: では、執事服らしきものを来た男は、オルフェを抱え上げて去って逝く   オルフェ: 私も人質ー? GM: なにをいってるんですか? ここ飢えた盗賊団ですよ オルフェ: ア゙ッーーーー!!! GM: 冗談ですよ。盗賊が野菜を食べるわけないでしょ。 では、酒とつまみの補充を兼ねて一旦休憩にしましょう。 GM: では、再開します。 どこの営業マンよって格好の男は、軽々とオルフェを抱えて野営地に帰って行きます。 そこに盗賊たちが群がって 「ウホッ!美味そうなエルフ!」 「さすがゴールドリバー様!! こいつはどのように料理するつもりで?」 等々、下品な言葉をかけます。 オルフェ: なあGM。ラクシアはいつから「ワースブレード」の世界になったんだ? ※ワースブレードというシステムでは、エルフは植物の一種という設定になります。 GM: 気のせいですよ。 では、オルフェは手足を縛られたままテントに連れて行かれます。で、敷物を敷いた床に転がされます。 ゴールドリバーは、奇妙に曲がった券を机の上に置くと、 いすに腰掛け、懐から奇怪な形の鉄を取り出し、分解して油で磨き出します。 グノバ: ちょwこれなに? GM: そして、バラバラにした何かを一瞬で組み立て一言つぶやきます。 「今日のSIGはやけに冴えてるな」 全員爆笑 アル: なにこれ(爆笑) GM: え? 金川さんの好きそうなネタをやってみただけですが? ちゃんとSIGでしょ?  で、ゴールドリバーはマガジンを挿入してオルフェに狙いをつける。 オルフェ: ちょw GM: [ヒーリングバレット]で回復させる。HP4点回復。 「お目覚めのようだな」 オルフェ: PLは分かっているがPCは知らないからなぁ 「貴方は?」 GM(ゴールドリバー): 「私は帆櫓粉尾鬆徒を束ねるゴールドリバーという者だ」 そういいながら、ロ○ネコンティをガラスのグラスに注ぎ口を湿らす。 「のむかね?」 オルフェ: 私はブル○ーニュは苦手なんだなぁ 「私を捕らえてどうするの? 人質?」 GM(ゴールドリバー): 「そのつもりは無い。」 そしてサメのように残虐な笑みを浮かべる 「あの村は明日火の海にする。男と老人は皆殺し。女は捕らえて人買いに売る。」 オルフェ: 「貴方は盗賊じゃないの?」 GM(ゴールドリバー): 「もちろんそうだ。 だが、我が子分の命一つは村一つに匹敵する。」 オルフェ: 「狂っている」 GM(ゴールドリバー): 「そう思ってくれてもいい。おかしな真似さえしなければ、命だけは保証しよう。私はツンデレに次いで君のような薄幸のオーラを纏った少女が好きだからな。」 オルフェ: もう、よくわからんわ。 「エルはどこ?」 GM(ゴールドリバー): 「ほう?気丈だな。彼女は少々ツンが強すぎるようなのでお仕置きしているところだ」 といって奥を指さすと、いすに縛られて猿轡かまされてジタバタしているエルがいます。 オルフェ: ふむぅ。100m以内ならウインドボイス使えるのにな。 GM: [魔法拡大/距離]持っていないので無理ですね。ざっと4 00mってとこでしょう。 で、舞台転換。30分を過ぎてもオル姉は帰ってきません。 グノバ: 「オル姉、しくじったようだな。あれで、うっかりさんだからな。 で、行くか?引くか?」 アル: 「当然、行くさ!!」 突撃します! オルフェ: あ、それなら魔法で装甲だけでも上げて… GM: 居ない人、発言禁止!!! グノバ: 装甲装甲………(ルールブックをめくってる)。あ、そういうことか!? 敵の前でザイアの神聖魔法[カバーリング]を使えばいいんだな GM: 幽霊発言をヒントにした行動は本来不許可なんですけど。 二人とも初心者だから特例として許可します。  で、戦闘開始ですね? はい、金川さん解説して? オルフェ: は? 何言えと!? GM: すっごく恩情で、PL知識を公開していいっていっているんですが? オルフェ: あー、では。この間だけ、CV:カンザキカナリで脳内変換してください。 「アル、グノバ。戦況を説明します。  現時点から、敵の野営地まではおおよそ400mということが分かって居ます。  敵は酒盛りをしているようですが、前回での戦闘でわかっているように、個々の戦闘力は決して低くはありません。 確実に数を減らすように努めてください。  [防具習熟]は装甲が+1されます。多数の攻撃にさらされる突入戦では回復魔法が追いつかないことが多いです。使用後16ターンがリミットだと思ってください。  また、首領のゴールドリバーは姿を消す能力と、マギテック能力があるようです。特にガンは非常に強力な遠距離武装です。 気をつけてください。  なお、野営地から100m以内に近寄れば私と交信することができます。  私は何もできないけど二人の無事を祈ってます。」 全員: おおおっ!!! オルフェ: なあ、なんで私はNPCポジションなんだ? GM: 自業自得でしょ? では、[先制判定]目標値:10 グノバ: あ、10出た。 GM: ではPC側先行 アル: 全力移動54m移動! グノバ: はやっ! とてもプレート来てる速度じゃねえ。悪いが足並み 俺に合わせてくれ! 21m移動 アル: わかった。 GM: (気付くか判定)あ、盗賊は酒盛りして気付かない 次のターン オルフェ: 私は無視かい。 GM: 何かすることありますか? オルフェ: [知名度判定]! GM: 目標値:12ね オルフェ: でるか!そんなもん!! 6! GM: じゃ、10分判定不可 で、次のターン 以後、20ターン双方の移動だけなので省略。 17、18、19ターンで、[カバーリング]を使用後 アルに[防具習熟] グノバに[防具習熟][かばう]が一時的にかかった。 その間、オルフェは縄脱け試みようとして、ことごとく失敗。 GM: では、そろそろ接敵ですね。盗賊3人が向かって来ます。 見た限り、後ろに2人がテント付近に待機してます。 敵は酩酊状態ということで、行動に−2のペナルティがかかってます。  3人のうち1人はマイケル(徒歩)です。 「ひゃっはー! あのときのガキか!?   きれいなオベベに身を包んで騎士様気取りか?」 アル: 「うるさい! オル姉とエルをどこにやった!?」 命中値は10 GM: あたったよ。 アル: あ、クリティカルして20点 GM: あ、それは[気絶]した。 「へ、首領がかわいがってるだろうぜ」 グノバ: 取り巻きを蹴る。命中は11 GM: 当たった。 グノバ: 「酒で酔っ払う素人が道をふさぐな」 12点 もう一発 命中は12 GM: もう降るまでも無く固定値で…死亡した で、こちらの番。 「よ、よくもマイケル様とジャッキーをっ!!!!」 グノバに攻撃、命中:7 グノバ: さすがに、回避した! アル: 《全力攻撃》! 命中13 ダメージは16 GM: とりまきは弱いので[気絶]。 アル: 「グノバ、先に行け」 グノバ: 全力移動 GM: では、次のターン。 オルフェ: あ、まった! 二人の距離が100mきったよね? [ウインドボイス]で知ってる情報を伝える。 GM: あ、それは許せざる行為だ。 「貴様っ!? 妖精使いか!?」 怒った、ゴールドリバーはオルフェの胸倉をつかみ。首にかかった宝石を剥ぎ取り、眉間に銃口をつける オルフェ: 「殺したら売り物が減るわよ。 貴方も魔法使いならエルフが魔法に長けてる事にで気付くべきだったわ」 GM: じゃあ、怒りに任せて銃で殴る。6点。 オルフェ: アーッ!!!また[気絶]。 じゃあ、ぴゃっとゴールドリバーに血が撥ねる。 GM(ゴールドリバー): (アッーーー!! ヤリやがったな、先輩!?) 「気が変わった。  お前は襲撃者を始末したら直々に私好みに調教してやる。」  そういいながら、テントから出て行く。 オルフェ: もうなにがなんだか GM: ところで先輩。ひとつ質問です。 SW伝説の問答、[Gスラ問題]てご存じですか? オルフェ: あぁ〜ん?? しらんなぁぁぁ!!! アル: なんか専門用語でよくわからん GM: ひとことでいえば、[知名度判定]で敵の情報を調べていないPCは敵の弱点をつけるかということです。  例えば、バンパイアと戦う際に何も知らない冒険者が光魔法で戦う事ができるか。  老害の金川さんは情報もないのにボスの邪魔をしやがったのです。 グノバ: どういうこと? オルフェ: あー、熱光学迷彩ってしってる? グノバ: 当然 オルフェ: 塗料のついた迷彩は役に立つ? アル: アッーーーーー!!!! そういうことか 怒りに任せてオルフェを殴り倒したゴールドリバー。 その一時の怒りが後に致命傷となることを彼はまだ知らない。