■クライマックス2

 
GM:
では、一行は1Fエントランスまでもどりました。何事もなく
 
グノバ:
そういえば阿部さんの銅像が“明らかに怪しく”ないか?
 
アル:
確かに。GMの解説も力はいっていたし
 
エル:
クソミソになったら成人向け指定になるだよもん。
 
GM:
だが、君たちの予想は見当違いであった。
エントランスには、ポルックス・プルースニク・こんごうが君たちの帰りを待ちわびていた。
 
アル:
「お、生きていたか?」
 
GM(“ザルツの流星(笑)”ボルックス):
「当然だな。俺たちは悪運だけは強いんだ。で、お宝はみつかったのか?」
 
グノバ:
「おう、みてくれ! 魔法のガンだぜ!!」
勝ち誇ったようにブレイザー(笑)を見せびらかすぜ
 
GM(“真・雀殺し(予定)の”こんごう):
「ほしい…」
 
アル:
「遺跡の中で見つけた宝物は見つけた奴のモノ! お嬢さんの頼みでも駄目だぜ」
 
 
GM(“ザルツの流星(笑)”ボルックス):
「まあ、そういうことだ。冒険者のルールは守らないとな、こんごう。
 ──ルールはな」
ポルクックスはニヤリとわらいます
「“遺跡の中で見つけた宝物は見つけた奴のモノ!” おっ、こんなとこで魔法の武器を発見したぜ!」
ポルックスが抜刀した
 
エル:
「え!?」
 
GM“深淵の賢者っぽい”プルースニク:
「わかりやすくいうと『ざんねん! きみたちのぼうけん は ここまでた!』 だぴょん☆」
プルースニクの詠唱を始めた
 
GM(“真・雀殺し(予定)の”こんごう):
「──これが、一番労少なくして稼ぐ…最適解。 
 この状態でのポルックス様の勝率は98%と予測できます」
こんごうの涼しい目で照準あわせ出した
 
全員爆笑
 
アル:
この期に及んでシグ◎イネタか!?(転がってる)
 
 
同時に
 
ポルックスのソードは喉元に
プルースニクの杖は鼻先に
こんごうが取り出したるはガン
 
 
GM:
では、気を取り直してバトルです。
敵の[先制値]は14です
 
エル:
「正義は勝つ!」
おっしゃああああ!!! 15っ!!!!
 
GM:
ジョニー先輩の気迫に負けました。
敵は…“ザルツの流星(笑)”ボルックス、“深淵の賢者っぽい”プルースニク、“真・雀殺し(予定)の”こんごうの三体です。
相対距離は4m。 プルースニク、こんごうは6m後方にいます
 
エル:
うわ、きつい距離だよ……。
「アル。最速で前衛をボコリ倒さないと支援火砲の差でうち負けるわよ!」
 
アル:
「前衛戦なら数でかつ!」
 
−1ターン−
エル:
「援護はするから、男見せなさいよね!!」
3m制限移動して…【パラライズ】をポルックスへ!! 達成値:16
 
GM:
それくらいダイスで凌げ……アッーーーー!?
どちらでしょうか?
 
エル:
当然、[回避値]−2
 
グノバ:
投げるか?、蹴るか?
 
エル:
投げて! アルの《全力攻撃》を確実に当てましょう
 
GM:
やべ、ジョニー先輩が本気なった。語尾が普通になっている
 
グノバ:
[投げ]る! 命中値:13
 
GM:
その程度、期待値で……アッーーー!!!!
いや、これは危険だ──[運命変転]っ!!!
 
グノバ:
くそっ!! 
 
アル:
「ここで引くわけにはいかないぜ!」
《全力攻撃》っ! 命中値:16
 
GM:
そう何度も……くそっ!金川さんが憑いたか!?
ダメージくれ!
 
※その時金川は、炎天下の○沢市で必死にイベントスタッフやってました!
 
アル:
19!
 
GM:
さすがポルックスだ何ともないぜ!
こちらの番だな! 補助動作で[乱戦フィールド]を形成!
「俺も、《全力攻撃》いくぜーー!」
16! 目標はアル!
 
アル:
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
回避…できません!!
 
GM:
ダメージは19!
 
アル:
12点喰らった!
 
全力でのバスタードソードの応酬、お互いに防御を捨ての殴り合い!
お互いに凡人ならば即座に昏倒する攻撃を打ち合っている
 
GM:
「長期戦にはこれだぴょん!」
プルースニクは[魔法拡大/数][魔法誘導]で【ライトニング】を使用!
成功値:14、対象は全員ね
 
アル:
無理だ
 
グノバ:
耐えた
 
エル:
抵抗成功
 
GM:
じゃ、アルは10点。二人は5点ダメージ
 
「──One Shot One Kill」
補助動作で【ターゲットサイト】【クリティカルバレット】【シャドウボディ】を使用
命中値:12 目標:アル
 
アル:
躱せるかって!
 
GM:
7点魔法ダメージ、装甲は無視よ
 
アル:
マジカ!? HPが1点しか残ってない
 
※筆者が再計算してみたところ、GMはここで2D6で2を振っていることになります。
 ──つまり、普通ならばアルはここで沈んでいた計算になります。
 
 
−2ターン−
エル:
これ、確実に打ち負けるわ。なにか方法…(ルールブック繰ってる)
 
(10分ほどもめ出す)
 
エル:
あ、この手にかけるしか
「アル、私とグノバで道を造るから…後ろの二人を蹴散らして! グノバ、悪いけどアルを回復して!」
制限移動で接敵! こちらが3人なので、1人を封殺できます!
「あんたたち! 冒険者なら真面目にやりなさいよね!!」
[魔法拡大/数]で後方に向けて【リープスラッシュ】! 達成値は13!!
 
GM:
二人とも抵抗したよ
 
エル:
アルの殺傷域に近づければ勝ちよ!! クリティカルして…21!
 
GM:
(それでも11点もっていかれたか!?)
 
グノバ:
【キュアウーンズ】 すまん、12点しか回復できない
 
アル:
それでも1発は耐えられる!
通常移動で、戦線を突破! 
《全力攻撃》で17!
 
GM:
ばかな!! 
こんごう、うごけ!
こんごう、 なぜ うごかん!
 
アル:
(爆笑)だったら、この台詞かw
「ここから いなくなれーーーっ!」
ダメージは、20点
 
アル渾身の一撃が、こんごうの腹部に突きたった!!!
 
GM:
「勝率……ケイソクフノウ、ケイソクフノウ……」
こんごうは[気絶]した!!
 
全員:
よっしゃ!!!
 
GM:
「こんごうを沈めた報いは受けてもらうぜ? 
 …嬢ちゃん。女だからって手加減無しだ!」
《全力攻撃》で17
 
エル:
うぐう、手加減してお
当たった
 
GM:
17点
 
エル:
ギリギリ耐えた!
 
GM:
「くるなっ、くるなっぴょん!」
アルに【ライトニング】で18
 
アル:
抵抗すら出来ねえw
 
GM:
あ。ダメージが少ない…12点
 
アル:
「まだ…死にはしないぜっ!!」
 
 
−3ターン−
アル:
「死ねええええ!!!」
《全力攻撃》で14
 
GM:
無理だ
 
アル:
17点
 
GM:
……うお…[死亡]したっ!!。
 
エル:
ちょwwww 
 
グノバ:
エルは火力的にはアルに近いし、俺が浮かすから《魔力撃》うちこんで
 
エル:
だ・よ・も・ん!!
 
グノバ:
「頼むぜ旦那! かかってくれよ?」
《投げ》で15
 
GM:
回避した!
 
エル:
「あんた! いい加減にしなさいよね!!!」
《魔力撃》で14
 
GM:
バ・カ・ナ!?
 
エル:
ダメージは、クリティカルして23!
 
GM:
「うおおおおおおおおおおっ!!!」
獣のような咆哮と共に、《全力攻撃》17 目標はグノバ!
 
グノバ:
ムリポ
 
GM:
20!!!!
 
グノバ:
あ、駄目だ…[気絶]。 [生死判定]は成功した…
 
 
剣戟と稲妻が遺跡内に響き渡る。飛びかう血溜まりに一人二人と倒れ伏していく
同じ、英雄を目指す冒険者達。何故相争わなければならないのか?
──その原因は、誇りでも、意志の相違でもなく……たった一丁の銃であった。
 
 
−4ターン−
エル:
「こんちくしょおーー!!」
【リープスラッシュ】! 16!!
 
GM:
くそっ!ダイス目が… ダメージくれ!
 
エル:
15点!! MPが0だよ!がおーーー!!
 
GM:
気絶はしませんよ
 
アル:
「くううぅぅぅ…ぅぁあああぁぁ…っ!!!」
(《全力攻撃》を使用して)16っ!
 
GM:
「ぬおおおおおおおおおおおおおっ!!」
 
(ダイスの転がる音! そして…数秒の間)
 
──打つ手、ございません(土下座)
 
グノバ:
まてまてまて! ここで全力できるとKILL確定では!?
 
アル:
手を抜くこそ武士道に反する!!
16点!
 
 
 
魔動文明期の遺跡で、また一つ…命の花がはじけた
 
この戦闘における
参加冒険者    二組六名
敗北による死者    三名
駆逐された魔道機械 二六体以上
 
生還三名 中一名重症
──『勇者アレックスの英雄譚』より