■クライマックスフェイズ
シーン21:【カゲ】
場所:スラムの廃棄ビル群
RL:
《死の舞踏》!
鋼鉄の扉が豆腐のように断ち切られた!
入口から『河渡連合』が突入してくる
その先頭に立つのは長岡だ
ハヤト:
「──長岡…さん」
血を吐くように呟く
RL(長岡):
「なんでぇ、“銀の腕”ってのはどんな男かと思っていたらあんたかい?
荒木さんよぅ」
お互い解っていた
多分、再会はこのような形でしかありえないと
RL(長岡):
「縁ってもんは奇だなぁ、えぇ?」
ハヤト:
「貴方はこんな事をするためにN◎VAに来たのですか?」
6th-UNICAを仕舞い、澪標の柄に手を沿える
RL(長岡):
「上からの命令ってやつだ。お互いに恨みっこ無しでいこうぜ
長岡弥栄門、人呼んで“今国定”だ」
ハヤト:
「──“銀の腕”荒木ハヤトです」
RL:
そこへ
《とどめの一撃!》
壁がぶち抜かれ逆光の中、瓦礫に片足をかけテンガロンハットを小意気にたくしあげるシルエットが!
「HEY、探したぜ子猫ちゃん!
そして“固ゆで野郎”! 手前ぇが“銀の腕”とは予想もしなかったぜ」
周囲は、のべで200人に及ぶレッガーが円陣を組み火花を散しあっている
四面楚歌とはこのような状態なのだろうか?
ハヤト:
「くっ──」
RL(長岡):
「こりゃ面白くねぇな。
おいそこのカウボーイ、荒木の旦那。サシで殺らねぇか?」
その言葉に、キッドはニヤリと笑う
「──この“ビリー”様に決闘とは
ターキーが油塗って火に飛び込むような幸運だ」
ハヤト:
「──タイマンですか。」
RL(キッド):
「子猫ちゃんを手に入れれる色男はどいつか、実に西部劇だな
俺は、キッド! “ビリー”ザ・キッドだ!
俺の“コルトサンダラー”の星となりな“固ゆで野郎”に“サムライ”」
ハヤト:
「──“銀の腕”荒木ハヤト
我こそがこの街唯一の“信頼”の証しなり」
RL(長岡):
「長岡弥栄門、人呼んで“今国定”だ」
シーン21:【マヤカシ】 カット進行
場所:スラムの廃棄ビル群
=セットアップフェイズ=
RL:
長岡はAR2 〈※ハヤブサ〉を宣言
キッドはAR3 神鋼を使用(AR4に変更)
全員:
はぁぁぁぁぁぁ!?
RL:
他にはトループが一つにまとまって AR20(200人)
ハヤト:
これ、どうしろっていうんだ?
路地裏の華:
トループは神業で瞬殺確定ですよね?
AR2
メアリー:
まあ、トループ動いてからで良いでしょう。先ずはハヤブサを相手しないと
AR2
ハヤト:
確かに
〈自我〉+〈知覚〉+〈自動防御〉=9【生命】+2(装備)+HQ(10)=21
AR0/6
=ハヤブサの解決=
RL:
〈白兵〉+〈運動〉+〈居合〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈無明剣〉=9【生命】+4(居合)+H10=23
ハヤト:
んん!?
マイナー:3アクション/スライドアウェイ・JJF・コンバットリンク
メアリー:
金川さんダメ! 絶対!!!
路地裏の華:
下手に〈ク・フレ〉かけると、〈突き返し〉くらうよ!
あのRLとキャラ的に〈突き返し〉+〈合気〉をやるかもしれない
ハヤト:
そうだった。
んん???? でもカタナの特技だけだぞ?
※実は長岡はトゥルーカタナ、キッドはトゥルーカブトワリなのですがPLはこの時点ではスタイル3枚重ねとは知らず、疑心暗鬼に陥ってます
後から見ると、神業で1発だったのですがね
※なお、〈※ク・フレ〉のタイミングは特殊なのでリアクションは出来ません。PL全員忘れていました
RL:
判定しろよ
ハヤト:
「──くっ!」
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈知覚〉+〈鉄壁〉=9【生命】+6(装備)+H6=21
差分2
RL:
ブランチ:剣客4Lv
ダメージは、8+5(レジェンダリー)+2(差分)+12(ブランチ)+D4=26/斬
ハヤト:
んん!?
26-{(2(受)+15(鉄壁)-2(トレードマーク))−4(装甲)=3/顔面損傷
天空を飛翔する隼の如き長岡の瞬閃!
しかし、切っ先がハヤトの頬を掠めるに止まった
RL(長岡):
「さあ、祭りの始まりだ」
長岡はニヤリと笑った
マイナー:ガルーダ使用
〈白兵〉+〈運動〉+〈※二天一流〉+〈居合〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈無明剣〉=12【生命】+4(居合)+H8=24
ハヤト:
マイナー:3アクション/カテナチオ、ガルーダ、エリミネイター起動
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈知覚〉+〈鉄壁〉=12【生命】+6(装備)+H7=25
まるでつむじ風のように襲いかかる長岡の“虎徹”
ハヤトは腰間から“澪標”を抜き放ち受け流す
二人の間には火花が飛び散る
RL(長岡):
「俺に三合目を打たせたのはあんたが初めてだ。少し本気になるぜ
色即是空 空即是色」
マイナー:“色即是空”
〈羅刹〉=12【生命】+HJ(10)=22
AR+2
※マイナーアクションを使用することでメジャーアクションを1回行える業物
〈※二天一流〉は白兵攻撃しか行えないため、別の手段でメジャーアクションを確保する必要がある。
〈白兵〉+〈運動〉+〈※二天一流〉+〈居合〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈無明剣〉=3【感情】+4(居合)+CQ(10)=17
全員:
!!!!!!!!!!
ハヤト:
これは!? 〈※二天一流〉が何Lvあるんだ!?
※実は長岡は〈※二天一流〉を4Lvで所持しており
AR1につき5回攻撃できるのに対し、ハヤトはAR0/6であるため、6回しか防御ができない
尚、他にキッドが4回行動、トループが存在している
メアリー:
今の段階で2Lv
ハヤト:
今思ったがこれを受けきるにはARが足りない
メアリー:
ダメだこりゃ、ハヤトじゃ打ち負ける
《神業》にかける?
路地裏の華:
仮定として、チャクラ・カブキが残ってそう?
メアリー:
案外、トゥルーじゃない?
ウエットトゥルーカタナなんて効率悪すぎるけど
路地裏の華:
《プリーズ!》と《天罰》で押し切れる?
ハヤト:
トゥルーか。考えてもいなかったが、可能性はあるな
二人とも戦闘系やレッガーだとしたら特技が乗るはずだ
路地裏の華:
神業戦に持ち込むとしたら今すぐやる?
ハヤトが力尽きてからにする?
ハヤト:
お願いします。運命にあがなわせてください(土下座)
その後は好きにデウスエクスマキナしてください
メアリー:
本当ですね?
路地裏の華:
カブトに二言はありませんよ?
ハヤト:
ホントウデスマチガイゴザイマセン
ユウサンノオカゲデス ユウサンヤサシイモン
RL:
リリ○ル☆なのはネタはNGだ
ハヤト:
「うおおおおおおおおおっ!!!!」
マイナー:3アクション/ワーカホリック、TYPE-D起動
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈知覚〉+〈鉄壁〉=8【感情】+6(装備)+C5=19
飛び散る火花
永劫に続くかと思う剣戟は、徐々にハヤトを追い詰めていく
RL:
「大したもんだ、荒木さんよぅ!
あんたなんでこんな場末に燻ってる」
〈白兵〉+〈運動〉+〈※二天一流〉+〈居合〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈無明剣〉=6【外界】+4(居合)+D6=16
ハヤト:
「それしか、生き方を知らないからだっ!!」
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈知覚〉+〈※ク・フレ〉=12【理性】+6(装備)+S8=26
装甲−10の“隙狙い”
ハヤト:
「──それじゃ貴方は、こんな生き方で満足なのか!?」
ダメージ:4(武器)+2(装備)+H5=11/斬
RL:
「後の先をとるとは──恐ろしい剣だなっ!」
〈見切り〉2Lv D6捨て
ダメージは、9/朦朧 BF
『土屋流』応の剣奥義“落鳳”
隼はおろか、天の王者:鳳凰すら落とす反撃の太刀
それすら長岡は間一髪で躱した
路地裏の華:
──3Lv
RL(長岡):
「だが一撃で仕留めれなかったのは失策っ!」
〈白兵〉+〈運動〉+〈※二天一流〉+〈居合〉+〈修羅〉+〈鬼の爪〉+〈無明剣〉=12【生命】+4(居合)+HA(11)=27
ハヤト:
「貴方はそれで満足かと聞いているっ!!」
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈知覚〉+〈鉄壁〉=8【感情】+6(装備)+C6=20
差分7
RL(長岡):
それには応えず太刀を曳く
ブランチ:剣客4Lv
ダメージは、7+5(レジェンダリー)+7(差分)+12(ブランチ)+D5=31/斬
ハヤト:
「がああああああっ!!」
31-{(2(受)+15(鉄壁)―2(トレードマーク))−4(装甲)=12/脚部損傷 [転倒]
刃先を滑り落ちた切っ先は紙でも断つようにハヤトの脚を裂く
路地裏の華:
4Lvっ(顔面蒼白)
RL(長岡):
「──荒木さん、ここいらが潮時だ。
あんたの腕は確かだ。 “伝説”の名に恥じない。
だが、これ以上は死ぬだけだぜ?
あんたは満身創痍、おれは息を切らす前に今のが数回はいけるぜ」
ハヤト:
声が出ず無言で顔を上げる
RL(長岡):
「まだ隠し球があるのか? それとも生き様か?」
ハヤト:
「──諦めなければ、終わりじゃない……」
澪標を杖に立ち上がる。
〈※獅子心〉=12【理性】+S4
[転倒]を即時回復
全員:
おおっ!
=AR4=
RL:
ようやく通常のカット進行だ。
「HEY! なに二人で遊んでいるだ? 俺も交ぜろ」
オートーアクション:高速機動オプション使用
マイナーアクション:フルアクションで〈エイミング〉!〈エイミング〉!〈エイミング〉!〈エイミング〉!
〈射撃〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉+〈貫きの矢〉+4〈背面撃ち〉+〈ファイニング〉=9【理性】+5(エイミング)+4(CD)+12(装備)+S4=34
対象はハヤトと長岡
ハヤト:
あーこれって(長岡も)防御しなきゃいけないの?
メアリー:
さあ?
ハヤト:
もー、どうにでもなれ!!
“不破の盾”をキッドに突き出す
マイナー:
〈白兵〉+〈運動〉+〈自我〉+〈知覚〉+〈鉄壁〉+〈ディフレクション〉+〈八面六臂〉=12【生命】+8(装備)+HK(10)=30
RL:
5(R28)+3(1of1000th)+5(レジェンダリー)+12(ガンスリンガー4LV)+4(差分)+3C=32/叩
[受け]−4
ハヤト:
32-{(10(受)+15(鉄壁))−4(貫きの矢)}=11/殴
11−6(装甲)−2(トレードマーク)=3/顔面損傷
〈カバーリング〉+〈最後の砦〉=12【理性】+S6=18
“コルトサンダラー”の乱れ撃ち
しかし“不破の盾”の前には割れた破片が額を切り裂くに止まった
ハヤト:
スミマセン AR切れです
RL:
「Fuck! チャンバラしてるんじゃねぇよ!」
ブランチ:スナイパー宣言
マイナーアクション:フルアクションで〈エイミング〉!〈エイミング〉!〈エイミング〉!〈エイミング〉!
〈射撃〉+〈クイックドロウ〉+〈必殺の矢〉+〈貫きの矢〉+4〈黒羽の矢〉=9【理性】+4(エイミング)+4(CD)+12(装備)+S4=31
目標:ハヤトの澪標
ハヤト:
無理です
「!!!!」
カツーーーン
一瞬の静寂、“ビリー”の銃弾はハヤトの澪標を撃抜いた
鍛え抜かれた銘刀は、銃弾に耐えたが柄と刃をつなぐ目釘はその衝撃に耐え切れなかった
刀身が音を立てて地面に落ちた
メアリー:
遊び足りましたか?
ハヤト:
ハイ!(わざとらしいかん高い声)
路地裏の華:
今度は私達が遊んでいいですか?
ハヤト:
ハイ!(ものすごくわざとらしいかん高い声)
メアリー:
どれくらいエッジに遊んでいいですか?
ハヤト:
ハヤトのスタイルを全否定するくらいエッジで構いません!!!
路地裏の華:
OK!
「──誇りとか維持とか馬鹿みたいじゃないの?」
三人の戦いを一歩ひいた位置で見ながらつぶやく
メアリー:
「世の中には、大局を見ることもできない愚者もいるのです
しかし、世界はそういった愚者が働くから動くのだと思いますよ」
路地裏の華:
「それなら貴方ならどうするの?」
《プリーズ!》×2で《天罰》を要求
メアリー:
「僕はただの傍観者ですから……」
そういって、頬を指で拭う、頬にはほんの一滴飛んだ血がついていた
「ただ、礼を弁えない者には《天罰》がおちると思いますよ」
どんな感じ?
路地裏の華:
メギドの岡っぽく
RL:
塩になるんだっけ?
ぶっちゃけるが、ビリーも長岡もトゥルーだ。
殺されると《とどめの一撃》《死の舞踏》を路地裏の華に放つ
で、先がいいか? 後がいいか?
ハヤト:
??
路地裏の華:
つまり演出的な攻撃を先にした方がいいかってこと?
RL:
そうだ
メアリー:
ハヤト的には?
ハヤト:
神業受け止めた後に、傍若無人に殺された方が悲劇的だ
それも見栄切り中にインタラプトで降ると
RL:
お前、ホント負けプレイ好きだな?
《死の舞踏》《とどめの一撃》
ハヤト:
《難攻不落》×2
銃弾を“不破の盾”で受け止め、“虎徹”を銀の腕で押し止める!
ガン!
“不破の盾”に衝撃が走る!
その一瞬の隙をついて渡辺が肉薄する!
大上段の一刀をハヤトは右腕で受け止める!
メキメキッ!!
金属が押し割れる鈍い音……
“虎徹”はハヤトのベーシックフレームを半分まで断ち切ったところで止まった
ハヤト:
「と……止めた…ぞっ!!!!」
RL(渡辺):
「見事だぜ、荒木さんよぅ!」
メアリー:
と、そこで《天罰》発動!
天から一条の光が降り注ぐ!!!
そして、その光を浴びた咎人は塩の柱となる!!!
天から喇叭のような音が聞こえたような…気がする
一条の光が降り注ぐ
その光をみた、キッドと長岡の身体が水がしみこむように白く輝く結晶へと変じていった
これは奇蹟なのであろうか天罰なのであろうか?
ハヤト:
既に非日常の世界を目に、塩になっていく長岡にただ一言
「──長岡さん。貴方はこれで満足なのか!?」
RL(長岡):
「荒木さんよう…剣理は一度定めたら違えちゃいけねぇ。
軸がぶれた刀は鞘にもおさまらねぇ」
そして、隣ではキッドが「アンビリバボー!!」と叫びながら塩になった
メアリー:
「人には決して超えてはいけない一線があります。」
路地裏の華:
「それはなに?」
メアリー:
「さあそれが解れば人ではなくなるでしょう」
RL:
リーダー二人が塩の柱になる余りの異常事態に、トループはクモの子を散らすように逃げ始める
メアリー:
「──無駄ですよ。」
《天罰》
逃げ惑うトループはその恐怖におののいた姿のまま塩の彫像になる
わたしは天の大群衆が大声で唱えるような声を聞いた、
「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われわれの神のものであり、
そのさばきは、真実で正しい。神は、姦淫で地を汚した大淫婦をさばき、神の僕たちの血の報復を彼女になさったのである」。
再び声があって、
「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」
と言った。すると、二十四人の長老と四つの生き物とがひれ伏し、御座にいます神を拝して言った、
「アァメン、ハレルヤ」。
その時、御座から声が出て言った、
「すべての神の僕たちよ、神をおそれる者たちよ。小さき者も大いなる者も、ともに、われらの神をさんびせよ」。
わたしはまた、大群衆の声、多くの水の音、また激しい雷鳴のようなものを聞いた。それはこう言った、
「ハレルヤ、全能者にして主なるわれらの神は、王なる支配者であられる。
わたしたちは喜び楽しみ、神をあがめまつろう。小羊の婚姻の時がきて、花嫁はその用意をしたからである。
彼女は、光り輝く、汚れのない麻布の衣を着ることを許された。この麻布の衣は、聖徒たちの正しい行いである」。
それから、御使はわたしに言った、
「書きしるせ。小羊の婚宴に招かれたものは、さいわいである」。
またわたしに言った、
「これらは、神の真実の言葉である」。
──新約聖書『黙示』第十九章より抜粋
RL:
──そして、立つのは3人のみ
一面にはピカソのゲルニカの絵を再現したような200の塩の森が出来上がった
カット終了!
※えー。
この演出は一同メギドの丘(ハル・メギド=ハルマゲドン)と行っておりますが、後日調べたところ、塩の柱になるのは「ソドムとゴモラの章」で悪人ではなく、天使の計らいで命を助けて貰った善人家族がおり、避難中に「街を振り返るな」という言葉を忘れて振り返った一人が受けた天罰のようです。
考証をしてくださった《難攻不落》っ!!!の有志の方々ありがとうございます