トーキョーN◎VA 〜The Revolution〜

リプレイ 「 ブルジョア達の午後 」

 

Act1. 原題:「出会い」だけは、唐突に・・・


・・・・かくて、『運命の扉』は開かれた・・・

シーン1 【マネキン】

エリカ.

   Erika

− オープニング・フェイズ −

 私、シェーナ=I(イスラル)=エールと申します。 物心ついたときからこのN◎VAで”降魔刀”を相棒に、とりあえず暮らしています。
 なにせ、私・・・幼い頃の記憶がないものでして・・・
何はともあれ、仕事がなければ生きていけないのが渡世というものでして、ボディ・ガードの真似事なんかをして、当座の日銭を稼いでいます。
巷では、”殺刃(キリング・ブレード)”なんていう物騒な二つ名で呼ばれてるそうですが、皆さんそんなに怖がらなくても良いですよ☆
 ・・・とりあえず、私とクライアントにさえちょっかいをかけなければ、”刃”は抜きませんから・・・。(ニヤリ☆)
 ああ、ついでにもう一つ忠告を・・・。 私の『過去』なんですが、調べようとしない方が身のためですよ。
 私の過去を調べようとした方々は、何故かみなさん原因不明の『事故死』をされてるようなので・・・。 
シェーナのイラスト
Name:Syena=I=El  Jender:♂
Aj:25 Heit:190p Weit:70s
Stylez:HILANDER◎/KATANA●/KABUTO

 

RL 午前6時くらい、貴方はベットからのそりと起き上がります。
シェーナ 窓を開けて 「まだ寝たり無いな・・・」
RL では、窓を開けると一面、朝霧に包まれています。肌寒い風が、開かれた窓より入り込んできますよ
シェーナ 「ううっ、寒い寒い寒い・・・・。」窓を閉めます
RL では、窓を閉めてふと階下を見ると・・・。一人の女性が、道路を全速力で駆けていく姿が見えます
シェーナ 他に、人影は見えますか?
RL 女の周囲には誰もいませんが、100m位後方に、彼女を尾行しているようなトレンチコートを着込んだ5人組がいますよ
シェーナ ”降魔刀”を片手に、外に出ます
RL 貴方が、外に出ると彼女がちょうど貴方の目の前を駆けてきます。 ずいぶん長い間、走ったのでしょう。彼女には疲労の色がみえます
シェーナ (女性に話しかける)「お嬢さん、無理は体に毒ですよ?」
RL では、貴方の台詞を聞いて、彼女は立ち止まり荒い息をします。今にも倒れそうですね
シェーナ 「・・・・何か、あったのですか?」
RL 貴方が話しかけた頃合いを見計らったのでしょうか、追いかけていた謎の集団があなた達に近づいてきて、リーダー格の男が貴方にこう言います。
「彼女を、渡していただこう。 それは、我々の所有物だ」
シェーナ(P) 質問! この世界は、人身売買は違法ですよね?
RL (ニヤリ☆) ・・・・一応、法律上ではね♪
シェーナ (彼女を後ろに庇う)「人身売買は、違法ですよ☆」
RL では、奴らは周囲に人が居ないのを確認して、アタッシュケースを構えます!!
シェーナ(P) なにそれ?
RL カパッ☆ (アタッシュケースの中からサブマシンガンが現れる!)
シェーナ げっ!?
RL さあ、初っぱなから戦闘だ!
シェーナ 「ううっ、疲れるから朝から使いたくないよ・・・・」(「オーヴァードライブ」を発動)
RL はいはい、此方のアクションランクが「1」ですのでご自由に行動下さい
シェーナ 《アスレティック》《メレー》《修羅》を使用して”降魔刀”で、斬りかかる! ハート(生命)で16
RL くらった! 『修羅』なので差分値分を受けます
シェーナ 「斬」で6点
RL ・・・・、うん。 奴らは、君の斬舞で切り伏せられました!! ちなみに、彼女は、君の後ろでがたがたと震えています。
シェーナ(P) ふん、と血糊を振り払います。 「お嬢さん、大丈夫ですか?」
RL(少女) (震える声で)「は・・・・、はいぃ・・・・!!」
シェーナ (抜き身の降魔刀を持ったまま)「何があったか知らないけど、知らないおぢさん達に連れて行かれると何をされるか解らないよ?」
 ・・・そういえば、彼女の歳の頃は?
RL 大体、十代後半から二十代前半くらい
シェーナ 「気を付けないとだめですよ〜☆」(家に入っていく)
RL (あれ!? 保護しないの? ・・・・まあ、そう言う生き方なのか?)

 


シーン2 【エグゼク】 

極秘任務 

 Secret−Mission 

(ニコニコ)お初にお目にかかります。私、[千早重工]営業部庶務第三課にて係長をしております、柊 勇哉(ひいらぎ いさや)と申します。 あ、名刺をお渡しするのを忘れていました。
これは、失礼・・・・。 (名刺を差し出す)
 え、貴方のような方が、よく[千早]で係長になれましたねって?
いや〜。よく言われるんですよ〜 (ヘラヘラ)
 商談にはいるのは構わないのですが・・・、私この”騒がしい”オフィスが苦手でして・・・。

 どうです? この辺に本物の紅茶を出してくれる店を知っているのですが、そこで話をしませんか? ・・・もちろん経費は会社持ちで・・・
 え!? 話題を反らすな? ・・・バレましたか・・・(ヘラヘラ)
じゃあ・・・此処だけの話なんですが、ちょいと上の方にコネがありましてねぇ・・・。 何時の時代も<コネ>が多い方が特をするモンですよ。

(獲物を狙うの目つき)…そう言うことに、して頂けませんか?

柊のイラスト
Name:Isaya=Hiragi  Jender:♂
Aj:27 Heit:170p Weit:58s
Stylez:MANIKIN◎/EXEK●/CHAKRA

 

RL(女性社員) 柊係長、課長がお呼びですよ
では、ファイルを片手にバタバタと課長室に急ぎます!! コンコンコン!
 「・・・失礼します!!」
RL(課長) (ニヤリ)「・・・やあ、柊君。 例の事業の方は捗っているかね?」
(ひきった笑い)「ええ、まあ・・・ほどほどに」
RL(課長) 「あの事業は、社長も、いたく力を入れて居られる。早急に手配してくれ・・・」
「はあ、まあ・・・」
RL(課長) 「ところで、君にもう一仕事して貰いたい」
「・・・・・。またですか!?」
RL(課長) 「何を言う! 君のような者に、今の地位を下さったのは社長のご厚意だぞ!?」
「まあ、その件につきましては、感謝はしてますよ・・・」
RL(課長) 「小にしては『社長』の為、大にしては『会社』の為に働くのが我々の務めだろうが!」
「とりあえず、話は早くして下さいよ」
RL では、貴方はひとまとめにされたデーターを渡されます。 ざっと目を通しますと、一組の親子(父と娘)の画像データーが入っていることに気付きます
「・・・誰です、この親子は?」
RL(課長) 「詳しい事情は、明かせないのだがな・・・・。この男(父の方)は、タカハシ博士といって、とある軍需会社に勤めるドロイト・ドローンの権威といえるタタラだ。隣にいる娘は、一人娘のエリカという。
 私が、仕入れた情報によると、この親子は会社を脚抜けするつもりらしい。 ・・・で、君にこの二人の脚抜けの手助けをして貰いたい」
「・・・手助けだけでよろしいのですか?」
RL(課長) 「・・・・今のところはな。 尚、この任務は秘密裏に行って欲しい。 従って『会社』としては、一切バックアップは行わない。 人手が必要な場合は、フリーランサーを雇用してくれ。 必要経費は此方に廻してくれても構わない」
「わかりました。 それなら安心です」
RL(課長) 他に聞きたいことがあれば、私のポケットロンにアクセスしてくれ
では、課長室から出た直後、ふゃ〜んとした顔に戻って職場に戻ります

 


シーン3 【マヤカシ】 

盛られし「毒」 

 Served Venomous 

(スマイル)「いらっしゃいませ〜☆ ご注文は何になされますか?」

『沈黙の夜(サイレント・ナイト)』 

メニューに載っていないカクテルの名前が注文される。
 メニューにない? それは、当然だ。 それは、”私”を注文しているのだから。
 闇に隠れて獲物に『永劫の静寂』を贈る・・・。”沈黙の魔弾”それが、私の【真実(キー)】・・・。
 私は、微笑を浮かべて注文した客に歩み寄る・・・。
【淑女(ミストレス)】のヴェールを脱ぎ、【暗殺者(カゲ)】という名の鬼の面を被って・・・・

ディスのイラスト
Name:Dixley=Blanc  Jender:♀
Aj:24 Heit:168p Weit:49s
Stylez:MISTRESS◎/KAGE●/KABUTO-WARI

 

RL では、他の人達よりも数日前、貴方の店『パラダイス・カフェ』にて・・・。 時間は深夜を回っており、お客も帰り始めているか、マグロと化し始めています。
ディス 「ま〜た潰れ始めているし・・・。この人達は・・・・追い出しちゃおうかしら」
RL と、貴方が思っていると・・・。入口の戸がカランカランカランと音を立てて開きます
ディス (営業スマイル)「いらっしゃいませぇー☆」
RL よくみると、相手は真っ黒いジェントリーを着込んで、サングラスをかけた不審な男だ
ディス 「お飲物は何になさりますか?」
RL(不審な男) 「・・・・ロック(オン・ザ・ロック)を・・・」
ディス 「バーテンさん、ロックひとつー!」
シェーナ(バーテン) (ドスの効いた低い声で)「ん!? なんよ?  ・・・ロックか?」
RL では、ロックを一口含んで、「・・・仕事を依頼したい。 ”沈黙の魔弾(サイレント・アサシン)”・・・といってきます」
ディス (ペルソナが【カゲ】に代わる)「・・・・どんな仕事?」
RL 男は、胸ポケットから写真を出して、貴方に見せます。 「理由は聞かないで頂きたい。」
ちなみに、柊が見た画像と全く同じ親子だ
ディス 「・・・随分と後ろ黒い理由があるようね。 で、私に何をさせたいの?」
RL(不審な男) 「・・・・・報酬は1プラチナム(報酬点:10)。」
ディス 「随分と破格ね・・・・。この親子が何をしたの」
RL(不審な男) 「理由は聞かないで頂きたいと先ほど言ったはずですが・・・。この二人を【保護】していただきたい。 ・・・それが、不可能ならばその事実を【抹殺】して頂きたい」
ディス 「言葉の文(あや)ねぇ・・・。 要するに、この二人を【拉致】してこい、出来なかったら【消せ】ということでしょ?」
RL(不審な男) 「(無言) ・・・。 期限は特に設けませんが、1週間以内であればボーナスとして
1プラチナムを、【保護】して頂いた場合は報酬を三倍にさせていただきます」
ディス 「・・・請けたわ」
RL では、男はロックを飲み干し、「手付けは二割だ」とシルバーを二枚置いていきます
ディス バーテンさん。 野暮用が出来たからしばらく店を頼むわよ

 


 

シーン4 【カブキ】

ピンク・ボム! 

 Pink Bomm 

 

 は〜い、お茶の間のみ・ん・な、元気ぃ〜? あ・た・しは、凪。
N◎VAで一番大きい[マリオネット]って会社の美人キャスター、みたいな〜?
 でも〜、あたしって超イケてるしぃ〜、いろんな方から”プライベート”なお誘いも多いんだけどぉ、なかなかあたしの眼鏡にかなういい感じの男も、特ダネもなくて、最近退屈気味なの。

 みんなも、なんかいい感じのネタがあったらおしえてね!
じゃ、明日のこの時間まで〜 チャオ☆

凪 のイラスト
Name:Nagi  Jender:♀
Aj:18 Heit:165p Weit:??s
Stylez:TALKIE◎●=TALKIE/KABUKI

 

RL では、凪。 どんな風に出社したいですか?
では、時間ぎりぎりに「遅刻遅刻ぅ〜」と言いながら、始業数秒前にタイムカードを押し込む!!
RL では、オフィスに入ると”デスク”(三田茂)が満身の笑みで迎えてくれます
「およ? ”デスク”、おはよーさん♪」
RL(三田 茂) (笑み)「・・・・何分遅刻だ?」
「聞いて下さい、ゼロ分です!」
RL(三田 茂) 「この、大馬鹿たれがーーーー!!」
「デスクぅ、なんちゅうかー、大声は体に毒ですよー?」
RL(三田 茂) 「グハッ、い・・・胃がーーーー!!」
「ほら、言ったでしょ?」
RL では、凪がそう言った瞬間、バン!と扉が開いて、「あ〜、遅刻した〜☆」と言う声と共に、”ぴよぷ〜”が入ってきます。
RL(三田 茂) ラッキー、お前もか!? ・・・・ううっ、いたたたた・・・・・」
「やっほー、ラッキー♪」
RL(ラッキー) (手招きしながら)「ところで、凪ちゃん。面白い情報を仕入れてきたわよ☆」
「え!? なになに、教えて!」
RL(ラッキー) 「なんでも、N◎VAのど真ん中で、どでかい企業同士がドンパチ始めそうな感じなの」
「ふーん。 何処の企業?」
RL(ラッキー) 「[イワサキ]の子会社と、[千早]よ☆」
(目が輝く)「何々、全面戦争? 燃えるわ〜♪」
RL(ラッキー) 「そこまでは、いかないけどねぇ・・・。 なんでもイワサキの子会社で【ドローン・ドロイド】を造っている[ウミカイ重工]というところがあるんだけど、そこの開発部の責任者のタカハシ博士が逃げ出したらしいの。 ・・・なんでも、新発明のデーターを持ち出したらしいんだけど・・・・。 で、千早が博士を保護しようと躍起になってるらしいわ」
「でもぉー。ここまで流れて来るんじゃ、けっこう出回ってるんじゃない?」
RL(ラッキー) 「甘いわね。 あたしの情報網をなめて貰っちゃ困るわよ。このことを知ってるのは、企業関係者でも上層部のお偉いさんと、工作員くらいよ。
 ・・・・どぅ、スクープにならない?」
「ラッキーもやるの?」
RL(ラッキー) (妖艶な笑み)「そ・れ・も、面白そうだけど・・・・。 私は、もっと面白そうなネタを仕入れたから、この情報は凪ちゃんにあげるわ☆」
「サンキュー♪」
RL(ラッキー) 「だ・け・ど! また、”デスク”の胃袋に穴が開きそうらしいから、あんまり無茶しちゃダメよ」
「まあまあまあ、いつものことだしぃ〜」 じゃあ、千早を洗いに出かけます
RL では、後ろから 「馬鹿野郎! 会社を潰す気か!? 誰か、彼奴らを止めろ!!」 という声が聞こえます
「(無視)楽しくなってきたわ〜☆」
RL というところで、OPフェイズを終わります