シーン2 【ニューロ】

  完全に至る布石

 Set−up to ”The World”

RL では、ディスレーのオープニング……。貴方の店から始まります。
今はいつ頃に致しましょうか
ディス 「どうもマスタ〜、おはようございますぅ〜」
RL(マスター) 「ん。 ママ、おはよう」
ディス 「どうも、この間はご迷惑をおかけしましたぁ〜」
RL(マスター) 「ん。死ね」
  爆笑
シェーナ(P) そこまでは、言わないと思うけど……
柊(P) 実は、強かったりしてマスター
RL ルール上だと、一瞬で死ぬけどね
シェーナ(P) この際、思いっきり経験点注ぎ込んで、ゲスト昇格させましょうよ
   この瞬間、マスターのゲスト昇格がきまった
   
RL では、店が始まりして、店内のDAKが放送され出すわけですね。 で、現在は歌番組が流れています
ディス(P) その時間帯かい!? (PM8〜9時)
RL では、お客さんは、何人来ているかな〜 (山から一枚引く)
全員 ………………
  この時、出た目は「2」でした
ディス なんで、ディナータイムなのに、客はいないのっ!?
RL 客入りは少ないです。 常連しかいません。 ……で、DAKではヒット・チャートが流れて、エンディングテーマが流れ出します。
「来週のこの時間は、『千早アイドルカップ』の生中継をお伝えします☆」
ディス 「ほ〜ぅ。 どんな歌手がでるのかしらねぇ」
RL(マスター) 「ん。沢山……」
  爆笑
ディス (苦笑)「そりゃあ、そうでしょうけど……」
RL(客) 「ああ、今売り出し中の若手【カブキ】が沢山出るよ!」
ディス 「どれくらい?」
RL(客) 「20人くらいかな? 今、人気急上昇の”ストリートアイドル”セラフィとか、”背徳の天使”リリスとか、そうそうたる若手アイドルが出場するから、俺楽しみだね」
ディス 「ふ〜ん。 それは、私もたのしみだわ」
RL と、いったところに、カランカランカラン☆と、音を立てて扉が開きます
ディス (営業スマイル)「いらっしゃいませぇ〜☆」
RL で、客は、”ビシッ”で”グイッ”な人と……
ディス (びびっている)”ビシッ”で”グイッ”は何人くらい?
RL 一人。 で、もう一人、帽子を目深に被った十代半ば(明らかに未成年)の少女が入って来ます。 で、ボックス席に一緒に座ります。
ディス なんだ、敵じゃないのね……
「何に、されますか?」
RL ”ビシっ”で”グイッ”が、適当なお酒を頼んで、少女がオレンジジュースを頼みます。 少女は非常に、”BAR初体験”って感じです。 全然似合わないグラサンをかけてます
ディス なるほど。 では、その少女がなにものか〈知覚〉で判断します。 15
RL では、どこかで観たことがあるような気がします。 しかも、つい最近に……
ディス(P) あれ?
RL では、もう一人居た客が、ふらふら〜と、ボックス席に行って、
「よう、兄ちゃん。 そんな、幼い娘連れてデートかい? ……で、姉ちゃんは”いくら”なんだい?」
 と、謎の言葉を発します 
ディス(P) うーん
RL で。 会社員風の人が、抗議しますが一撃で殴られて退場します。 で、酒臭い息を少女に吹きかけています。
「”代金”は払うって言ってるだろぅ〜?」 
という、奇怪な言葉を放ちながら、嫌がる少女になれなれしく触っています。
ディス 「何やってるの?」
RL(酔っぱらい) 「あぁ? だってママ、”そういう”娘だろぉ?」
RL(少女) 「違います! わたし、そんなんじゃありません!!」
ディス 「お客さんに、迷惑をかけちゃダメよ」
RL どうやら、店のルールを忘れているようです
「あ〜、なんならママが相手してくれるのか〜」
柊(P) あ!?
シェーナ(P) (溜め息)はぁ〜
RL ……で、”2秒後”。 画面が、フラッシュアウトして視点がグラスを磨くマスターに移ります。
「ん。 ママ、腕落ちたな……」
ディス 「いや〜、だってお客さんでしょ〜」
シェーナ(P) で、斬殺死体? それとも、脳天にトンネルが開通した死体?
ディス(P) だから、殺してないって!!
RL(少女) (震えながら)「あ、ありがとうございます……」
で、気絶した人を揺り起こしてます
ディス 気絶しているだけ? 「大丈夫ですか〜」
RL(会社員) (目が覚める)「あれ、さっきの失敬な奴は?」
ディス 「あそこに、”のびて”いるわ」
シェーナ(P) パラダイス・カフェのママを怒らせると怖いんですよ
柊(P) だから、治安がいいんだ
薫子(P) だから、客入りが少ないんだ
  爆笑
ディス(P) 変だなぁ〜。 RL公認の美人の筈なのに……
RL 全ては、”運命の輪”が悪いのだよ
薫子(P) だって、 カウンターに、”サンダーボルト”隠しているし……
柊(P) なにぃー!?
RL いや、実話
シェーナ(P) 前回、カウンターの下から出てきたんだよ
柊(P) そ……そうなんだ……(乾いた笑い)
RL(少女) 「すみません。 お代、払います!」
ディス 「代金はいらないわ。 ごめんなさいね〜、この人、いつもはこんなんじゃないのよ。
ところで、こんな時間に貴方のような未成年がうろうろしてて、いいの?」
RL(少女) 「この人が、『一度、夜の繁華街を見せてあげると』言うので、連れてきてもらったのです」
ディス 「此処も、結構あぶないわよ〜、 タクシーで帰った方がいいわよ〜。 今、呼んであげるから」
RL では、少女はお礼を言って帰っていきます