シーン3 【ハイランダー】

  依頼という名の希望

− The luxurious−client

RL では、シェーナのオープニングです
シェーナ 何時ぐらいです?
RL じゃあ、昼過ぎかな
シェーナ では、眠い目をこすりつつ起きます
柊(P) やっぱり、寝てたんだ(笑)
RL では、起き抜けに、貴方の”ポケットロン”にコールが……
シェーナ 起きているので、即座にとります!
「もしもし!」
RL(ブロッカー) 「ああ、君か?」
シェーナ 「あ、ブロッカーさん。 お久しぶりです」
RL(ブロッカー) 「いや、君も元気でなによりだ。 なんでも最近、外国に飛んでいたそうじゃないか」
シェーナ 「ええ、海外に行く方の警護を請け負ったもので……。 いや〜彼方でも、良い経験をさせてもらいましたよ〜」
RL(ブロッカー) 「そうか。 ところで、これから暫く時間がとれるかね?」
シェーナ 「ええ、しばらくは此方に居るつもりですので」
RL(ブロッカー) 「君を見込んで、護衛の依頼を頼みたいのだが」
シェーナ 「ほうほう。 で、どんな方でしょうか?」
RL(ブロッカー) 「君も知っているどろうが、最近売り出し中の ”ストリートアイドル”セラフィという子なんだが……」
シェーナ 「すいません。 其方の方は疎いもんで……」
RL(ブロッカー) 「むぅ、君も職業柄、その辺の情報も仕入れて於いた方がいいぞ。 あの業界と、うちら(カブト)は、切っても切れない間柄だからな」
シェーナ 「はぁ……そうですねぇ、勉強いたします」
RL(ブロッカー) 「先方さんが、『余りにも、目立ちすぎるカブトは、勘弁してくれ』という条件なので、君辺りが適任かと思ったのだが」
シェーナ 「私は、目立たないのでしょうか?」
柊(P) ほら、〈隠し武器〉持っているし……
ディス(P) そうそう、下手したらシェーナもアイドルと勘違いされますって!
RL いや、だからね……筋骨粒々の、見るからに【カブト】って方はやめてくれということだよ
ディス(P) ほら、美形だし、背も高いし!
柊(P) 女装が似合って、美形じゃなかったら、かなり怖いよ
  ※シェーナの女装は、第一話のクライマックスに行われています
   
シェーナ 「ところで、報酬はおいくらほど頂けるのでしょうか?」
RL(ブロッカー) 「うむ。 成功報酬として、1プラチナムが約束されている。」
シェーナ 「随分破格ですね!? ……よろしいでしょう、他ならぬ貴方からの頼みです。 お引き受けいたします。
 ところで、依頼人とは、どのようにコンタクトをとる手筈でしょうか?」
RL(ブロッカー) 「私の方で話はつけておくから、イエローエリアにある彼女の事務所まで直接足を運んでくれ」 
 というわけで、事務所のアドレスを入手しました。
シェーナ 「わかりました」
RL(ブロッカー) 「では、彼女のパーソナルデータもついでに送っておこう。 依頼人を知らずに依頼を受けるのは、カブトとして怠慢だからな」
   
  ”ストリートアイドル”セラフィ

AJ:14 女性

 最近、ストリートの少年達を中心に熱狂的なファンをもつ新人【カブキ】。 出身が、ストリートなので、親近感の持つファンが多い。
 無論、若者だけではなく壮年層、老人層にも幅広いファンがいると言われている、若手期待の星。

   
シェーナ 「解りました。 では、これから事務所に向かいますので……」
RL(ブロッカー) 「ああ、期待しているよ」