シーン4 【レッガー】 |
かけられし冤罪 |
− She was falsely accused
RL | では、薫子さんのオープニングを……、【レッガー】 |
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柊(P) | ……ご冥福を…… |
薫子(P) | ちがーーーう!! |
RL | 場所は何処がいいですか? |
薫子(P) | 溜まり場(Redエリアの廃ビル) |
RL | では、Redエリアの片隅にある廃ビルの一室……、貴方が優雅に椅子に座って、別の場所から搬入してきたコーヒーを飲んでいると……。 廊下からドタドタドタという激しい足音と共に、子分達が駆け込んできます! |
柊(子分) | 「あ、姐さ〜ん!!!」 |
薫子 | 「お前ら……、私のことは、”薫子さん”と呼べと何度言ったらわかるんだ?」 |
RL(子分) | 「ういっス、薫子さん。 ……すげえもん、みつけましたぜ!!!」 |
薫子 | 「……なんだい? 言ってみな」 |
RL(子分) | 「南アサクサの商店街で、アイドルがロケやってるんスよ! 見に行きましょうよ〜!」 |
全員、爆笑 | |
薫子 | (額に手を当てつつ)「なんで、お前達はそんなにミーハーなんだ!?」 |
柊(P) | すげぇ…… |
薫子 | 「この、ストリートでロケをやっているなんて随分奇妙だね……。 よし、いってみよう」 |
RL(子分) | 「ういっス、じゃあ車を用意します」 |
RL | そして、ズカジェ……おっと、薫子と、体育会系のあんちゃん達を載せたリムジンは、アサクサに向かいます。 到着すると、アイドルとおぼしき少女を始点に、幅10m位の円が出来ています。 話を聞くと、”ストリート・アイドル”セラフィがビデオのロケをやっているようです……。 とりあえず、貴方の子分達は”かなり”もえてます |
薫子(P) | ……そんなに人気有るの? |
RL | (言い含めるように)……一部の方に…… |
薫子(P) | 彼女の所属とか、知名度とかわからない? |
RL | じゃあ、〈社会:メディア〉か〈社会:N◎VA〉で判定。 目標値:10 |
薫子 | 〈社会:N◎VA〉で10 |
RL | では、所属は『千早プロダクション』、ストリート出身ということもあり”ストリート・アイドル”というハンドルがついています。 年齢は、公式データによると14歳、 |
薫子(P) | 昔、Redエリアにいたと言うことは、ウチの連中にも知り合いがいる? |
RL | 可能性としてはゼロではないでしょう。 ……では、ロケが一段落したようです。 薫子さん。〈知覚〉の判定をして貰えませんでしょうか? |
薫子(P) | ……13 |
RL | (おもむろにカードを一枚出す) えーっと、詳細は明かせませんが、28人ほどのファンがSSS警備員を突き飛ばして、セラフィの方に殺到します! |
柊(ファン) | 「セラフィちゃ〜ん!!!!」 |
シェーナ(P) | ファンが強いのか、警備員が弱いのか…… |
RL | ルール的 に言いますと、ファンが【カブキ】トループで、警備員はエキストラですので、ファンが行動すれば、警備員は判定するまでもなく一撃で退場します。 |
薫子 | 「そうか……。 お前ら、あの子を守ってやれ!」 〈動員:部下〉で15人 |
RL | では、貴方は15人の部下を連れてきていました。 「ウイッス!!」 |
とりあえず、薫子の部下の勇猛果敢かつ献身的な行動により、多数の負傷者は出たものの、セラフィの安全は確保された | |
シェーナ(P) | ……この子分達、警備員として役に立つのかなぁ…… |
薫子(P) | …………やつらは、奴らの『良識』で判断するからなあ…… |
柊(P) | ……ま、まあ……。セラフィちゃんの身は守れたのだし |
RL | では、どこからともなくサイレンの音が…… |
薫子 | やばい、一番疑われるのはウチらだ! 「お前ら、かえるよ!!」 |
柊(P) | (苦笑)た、確かに…… |
RL | では、次の日。 貴方は新聞を見ながら手が震えています。 『 ”ストリートアイドル”、ロケ地で暴動か!? 』 |
全員、爆笑 | |
ディス(P) | オッケー!! |
薫子(P) | ス○ーツ新聞! |
柊(P) | いいねぇ〜♪ |
RL | では、昨日の事件が何者かによって誇張・脚色されて報道されています |
薫子 | (コメカミをピクピクさせながら)「……まあ、こう言うことは”よくある”ことだよねぇ……」 |
RL | 不審人物の顔がトピックスで、載っています。 |
薫子(P) | もちろん、その中に私の顔も? |
RL | 無論。 |
薫子 | 「なんてことだ!?」 |
RL | SSSは、この者達を重要参考人として現在捜査中の模様です |
薫子(P) | ……〈身代わり〉。 |
RL(部下) | 「ういっス! じゃあ、自分行って来ます!」 |
柊(部下) | 「姐さんのためなら、この命厭いません!!」 |
RL | ……というわけで、一人去っていきました…… |