シーン:27 |
【ハイランダー】 |
ヒトに与えられた“希望” |
She will be Human-being , soon... |
RL | で
は、エンディングフェイズ。水島の流した情報は、一大センセーショナルを呼び起こしました! 日本のN◎VAに対する扱いのひどさに対して、多くの団体や企業が抗議運動を起こしました。 そして、一部の有閑階級が望む“不老不死”とは幻影であること、、それを越えようとした“代償”の重さ……。そして、人は命あるからこそ価値があるのだ と言うこと。数え上げればきりがありません。 |
− 水島聡のエンディ ング − | |
RL(三田) | 「すばらしい! 水島君。君 は私の期待以上のスクープをとってきたようだな」 |
水島 | 「結構…命がけでしたから」 |
RL(三田) | 「『虎穴に入いずんば、虎児 を得れず』。何事も危険はつき物だ。 真実を得ようとすればな」 |
水島 | 「そうですね」 |
RL(三田) | 「この1プラチナムは、会社
からの特別賞余だ。拒まずに受け取ってくれ。 今後も、君の活躍に期待するぞ」 |
水島 | 「はい、ありがとうございま す!」 |
− アルテミス・シュ ラインのエンディング − | |
アル | 「じゃあ、報酬を頂くよ☆」 |
クレア | 「では…些少ですが、護衛の 費用として1プラチナムをお支払いいたします」 |
アル | 「ありがとう。 確かにも
らったよ」 で、さらに手を出す |
クレア | 「???」 |
アル | 「こんどは、悪の手先を排除 した報酬を頂きます☆ 護衛と排除は別料金だよ!」 |
クレア | 「わたしは、排除を頼んだつ もりはないのですが…。」 |
アル | 「う●゛ぅ。 だって、【ナ
イトワーデン研修室(笑)】で『カブトの仕事は、対象を守ることである』と習った モン! 排除は【カブトワリ】としての仕事だよ!!」 |
クレア(P) | 皇帝。 どういう事です? |
ハヤト(P) | 世の中には、自分の都合のい
いように解釈する輩がいるという良い例だな。 まあ、その【研修室(笑)】の理屈に従うなら、お前はやらんでもいい仕事を勝手にやって、 クライアントに金をせびっているということになるな! |
アル | 「『金は貰えるときに貰 え』って習ったモン! そうしないと、生きていけないよ」 |
ハヤト(P) | お前、スタイルチェンジし て、【ハイランダー】捨てろ! お前は、俗世に染まりすぎている!! |
− “メタル・エッ ジ”のエンディング − | |
メタル | 「報酬は、確かに受け取っ た。 今回のような慈善事業を請けるのは、これで最後だと思ってくれ」 |
クレア | 「……貴方には、赤い血が流 れていないんですね」 |
メタル | 「…血液よりも、効率の良い “循環液”なら流れている。 それが、人でない証だ」 |
クレア | 「貴方ほどの腕が在れば、多 くの人を救えるでしょうに」 |
メタル | 「お門違いだな。 救うの は、あんたやカブトの仕事だ。 俺は、ヒトを壊す事しかできない機械だ」 |
− クレア・ミット ヴィルのエンディング − | |
クレア | では、芳華玲さんに、“Θ” がN◎VAで生きていく方法はないか聞いてみましょう |
RL(芳) | 「そうだね。 一つはAIと して、Webに生きる方法。もう一つは、ドロイドに繋がってヒトとして現実世界に生きる方法。もう一つは…、“Θ”は恐らく望まないだろうね。」 |
クレア | 「本人の、意志は?」 |
RL(Θ) | 「私は、この世界に生きたい です」 |
クレア | 「高性能ドロイドや諜報型の
全身義体を流用すれば、人間と見分けがつかないような状態には なれるはずです。市民IDの獲得がしたいなら私が保証人になりましょう」 |
RL(Θ) | 「重ね重ね、ありがとうござ います」 |
− 荒木ハヤトのエン ディング − | |
RL (ブロッカー) |
では、ハヤトのエンディング
です。舞台はナイトワーデン執務室。 あなたは、依頼の報告に来ております |
ハヤト | 「……申し訳ございません。
彼女を守りきることが出来ませんでした。 それだけでなく、社の名誉に傷をつけることになりました」 |
RL (ブロッカー) |
ブロッカーは、暫く黙ってい
ましたが…おもむろに、DAKをつけます。そこには水島がスクープした 映像が流れています。 「…まあ、こういう事態なら仕方在るまい。 君だって、殺人犯の護衛はしたくないだろ?」 |
ハヤト | 「ご厚意、痛み入ります」 |
RL (ブロッカー) |
「まあ、残りの報酬はお互い
に貰えずじまいになってしまったがな。お互いに、“マネー”の為だけに 仕事をしているわけでは、ないだろ?」 |
ハヤト | 「そうですね」 |
RL | では、ナイトワーデンから退
出したハヤトは、自宅(Red)に帰るために、ストリートを歩いています。 そこで、あるカフェでお茶を飲んでいる紅葉そっくりの女性をみかけます。 |
ハヤト | どういうことだ? とにか
く、店の中に入って声を掛ける 「失礼ですが、小野寺紅葉さんですか?」 |
RL | では、その声に…笑みを浮か
べながら… 「先日までは、表だってはそうよばれていました」 といって、クスリと笑います |
ハヤト | 「?? …もしかして、 “Θ”ですか?」 |
RL(Θ) | 「みなさんのお陰で、一個の
人格として生きていくことが出来るようになりました。 私は他の姉妹と違って、N◎VA軍の機密情報は知りませんし、命を狙われる可能性も薄いでしょう」 |
ハヤト | 「…それは、よかった」 |
RL(Θ) | 「ところで、ハヤトさん。何 か忘れていませんか? 私にストリートを案内してくれる約束が途切れたままです!」 |
ハヤト | では、微笑みながら。金より
も大事なものを守ることが出来た、そう納得します 「すっかり忘れていました。 では、行きましょう」 |
RL | では、二人が店から出たとこ ろで幕が下ります |