ACT.Tittle　[君の為に出来ること］ ※プレーンテキストによる仮公開版

　君の大切なことが
他の誰かのせいでなくなってしまったら
君はそこにある何かで
誰かを傷つけてしまいたいと想うだろうか
僕等にはわかるすべもないけれど
欲しいものや伝えたいことのためだけじゃなくて
何ができるのか教えてほしい

君がとても遠くにいて
僕の想いなど伝わらなくても
不安な夜が君を悲しませないように

──　角松敏生『君のためにできること』

この狂ったニューロエイジでも人は一人では生きていけない。
舞台には、相手が必要なのだ

それは殺し合う関係かも知れない。それは自分にとって大切な人かもしれない……
その奇なる縁をいかに用いるか、その人への思いこそが物語を紡ぐ旋律なのだ

偶然に出会う四人の想い　その四人に関わる誰か
みなそれぞれに異なった想いを秘めて……